あなたは「国内産の食品だから安全」と思っていませんか?
東日本大震災以降、放射能汚染に対する正しい情報がつかめていない中、食の安全について様々な議論がなされていますが、汚染水の処理にこれだけ手間取っていることから推測すると、もう既に、有名メーカーだから、国内産だから、◯○産地だから安心、という安全神話は崩れてしまっているように感じます。
そこに追い討ちをかける様な「遺伝子組み換え食品」に関する記事を見つけ、日本の農業政策に対する苛立ちと、健康に対する不安が頭をよぎります。
これは、4月28日の中日新聞に紹介されていた著書とその書評です。
日本で市販されているサラダ油、菜種油、コーン油などは、米国やカナダなどから輸入されて遺伝子組み換えの大豆や菜種、トウモロコシで作られている。
また、食品に広く使われている水あめや麦芽糖やパン粉などの原材料であるトウモロコシは遺伝子組み換えの可能性がある。
ここにある書評が全て事実かどうかは私にはわかりませんが、遺伝子組み換え食品は私たちの日常生活の中に知らぬ間に解き放たれ、ひっそりと確実に種まきが行なわれているようです。
私たち人間の髪や肌をはじめとする体のパーツは、口から食したものを消化吸収して身体のあらゆる細胞を作るエネルギーとなっています。
もしこの中に、遺伝子が無理矢理組み換えられた食品が入っていたとしたら、今スグとは言いませんが、近い将来何らかの反応が身体から起こる可能性は否定できません。
仮に反応が出た場合、私たち人間の遺伝子までもが全く別次元のものに組み換えられてしまうかもしれず、地球の未来をも変えてしまう恐れもあると言うことです。
この事を踏まえると、化粧品やヘアケア製品による外側からのケアよりも、美しさの土台となる内側からの健康を最優先に考えることが必要で、
私たちが食べ物を買ったり、食べるとき、今までのようにメーカー名や産地で選ぶのではなく、「誰が作り育てたのか」という信頼できる生産者で選ぶ選択肢を持つことが、この先の美しさと健康維持に最も大切なのではないかと、切に感じた次第です。
あなたは信頼できる生産者ブランドで食品を選んでいますか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
【国家的政策の裏側や、バイオテクノロジー企業のマスコミ向けの対策・研究者に対する弾圧などが生々しく記述】
【合わせて読むことで知識がより広がるであろう著書です。】
【書評】
日本では、トウモロコシはほぼ100%、大豆も95%以上がアメリカを中心とした国々からの輸入に頼っている。そのアメリカでは、1996年から遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まり、すでにトウモロコシの85%以上、大豆の90%以上が遺伝子組み換えに切り替わっている。
日本に輸入された遺伝子組み換え作物は、食用油、でんぷん、アルコール、シロップ、家畜の飼料など様々な用途に使われ、私たちは直接間接に毎日摂取している。ところが日本の食品表示制度では、表示が義務化されている食品はごくわずか(味噌、ポテトチップス等)であるため、ほとんどの日本人は、遺伝子組み換え食品を食べていないような錯覚に陥っているが、「ほとんどの人が、毎日、知らずに食べている」のが実態だ。