KB011 コーヒーが“肌の老化予防”に役に立つ?

私が東洋医学や医療系の毛髪理論を学び始めた17年前には
「コーヒーは身体を冷やす」理由で、髪には悪いとされていました。

しかし、ここ2年くらいの間に健康誌には「ストレス軽減」「体脂肪を燃やすサポート」「糖尿病予防」「シミの予防」の記事が紹介される等、コーヒーの健康効果に注目が集まっています。

130630-KB011-IMG_2244
photo credit: おとなキレイ.com
 

コーヒーの効果効能は新鮮度で決まります

偏にコーヒーと言っても、缶コーヒー・インスタント・コーヒー豆・粉末タイプなど、産地やブレンド法によって様々な種類があります。

もしあなたが、「コーヒーならどれでも同じような効果があるのでは?」と安易に考えているならば、効果効能を感じ始める前に身体の健康を害する恐れが高いと言えます。

 

苦みや酸味の強さを感じるコーヒーが嫌われるワケ

コーヒー本来の味は、砂糖やミルクを入れずにブラックで飲むと違いがわかりやすいと云われています。

ただ、コーヒー嫌いになる理由のトップに挙げられている、苦みや酸味の強さばかりを強く感じてしまうタイプは、裏を返せば酸化が進んで新鮮味が失われている証

余り飲み過ぎると、胃酸過多となって胃腸の消化吸収力が低下してしまいます。

 

インスタントや缶コーヒーよりも“豆を厳選”する

大量に生産されるインスタントや缶コーヒーは手間が掛からず飲みやすいのですが、豆から製品化される行程で時間が掛かるために酸化を引き起こしやすく体内で活性酸素に変わりやすかったり、ブラック・コーヒーと言えど砂糖や乳脂肪分を使っているものもあり腎臓や膵臓への負担が増してしまうため、余りお勧めは出来ません。

「メラニン色素が造られるのを抑える働きによるシミの予防効果」「肌老化を招く活性酸素の働きを抑える効果」を発揮する、抗酸化力に優れたポリフェノールの恩恵を受けたければ、

1.インスタントや缶コーヒーは出来るだけ控える
2.新鮮なコーヒー豆を選び、飲みたい時に挽く
3.粉末タイプは、使用後は直ぐに冷凍保存
4.リラックスした状態で、挽き立て淹れ立てを嗜む
5.1日当たり2〜3杯を寝る前を避けて飲む

飲む度に豆を挽くのは面倒くさい!と感じるかもしれませんが、身体の健康を維持するためには毎日コツコツ“習慣化”するまで繰り返していくしかありません。

サロンでは、8年程前からインターネットの豆売りショップ「さかもとこーひーさん」より月/1で厳選した豆を買い挽き立てを顧客様に提供したり、私自身も毎日5杯以上挽きたてのコーヒーを飲んでおりますが、お陰様で肌のシミやシワが少なく胃腸も快調です。

この5つを習慣化できるよう心掛けていきましょう。

1杯のコーヒーで心からリラックスできる時間を大切にしませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

私が愛用中の厳選した豆の潜在能力をフルに引き出すカフェプレス

ミルで細か目に挽いたコーヒー豆をコレで淹れると、コーヒー本来の甘さやフルーティな味わいが口の中から鼻腔にかけてフワ〜ッと薫ります♪

 

KB010 健康食品の「機能性表示」解禁に対する疑問点

あなたは健康食品やサプリメントに頼り過ぎていませんか?

6月5日に安倍首相が発表した成長戦略の中に、サプリメントなどの健康食品や農産物などで健康への効能・効果を表示することを認める方針が盛り込まれました。

健康食品の「機能性表示」解禁へ――トクホ並みに?
食品は医薬品とは異なることから、これまで効果を示してもいいのは特定保健用食品(通称・トクホ)や栄養機能食品に限られていましたが、来年度中には現行の規制が大きく緩和される見通しです。

この記事を目にして、ナゼ今の時期に規制緩和なのか?、身体の健康を本当に願っているのか?、疑問に感じてしまうのは私だけでしょうか。

130629-KB010-medium_212801685
photo credit: Sarah Korf via photopin cc
 

規制緩和で健康被害が更に拡大する恐れを感じてしまいます

「規制が行われてきたのは、食品の安全性を確保し、医薬品との区別を明確にして、消費者を保護するためです。
規制緩和の主な目的は、企業等の責任で科学的根拠を示し機能性を表示できるようにすることで、個別許可型の手続きにかかる時間やコストを省き、制度の活用を促す」とあります。

確かに、規制が緩和されれば、企業は食品の付加価値を訴求しやすくなり、今後の超高齢社会を背景に市場はさらに拡大するでしょう。

しかし、これでは「食品の安全性を確保し、医薬品との区別を明確にして、消費者を保護する」という本来の目的からは遠のき、大手企業の利便性ばかりが優遇されることに繋がり、私たち消費者の健康や食品の安全性に対する配慮が低下して、消費者の混乱や健康被害が更に拡大する恐れを感じてしまいます。

私たちの身体の健康は、普段の食生活のバランスによって築き上げられている訳ですから、健康食品はあくまで補佐的なものとして位置づけ、効果効能を過信し過ぎないことが未来の健康維持には大切です。

食事の時間・量・栄養のバランスが乱れていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

MO011 【ゴワゴワバサバサ髪を解消】見た目年齢ー5歳を叶えるために辿り着いた、ヘアケアの常識を捨て去った非常識な美髪習慣

どんなに素敵な髪型であっても、ゴワゴワバサバサの傷んだ髪では老けて見られます!

サロン勤務時代の私は、ご来店される顧客様にはとにかく素敵な髪型を提供したいと、休日を利用して著名な美容師の講習に出掛けて流行のヘアスタイルを学び、営業終了後は先輩美容師の「飲みに行こうよ!」の声にも耳を貸さずに、ひたすらトレーニングを繰り返し技術習得に励む日々をおくっていました。(いわゆるストイックというタイプです)

130628-MO011-medium_img_4470
photo credit: おとなキレイ.com
 

ヘアケアの常識を捨てることで手に入れた“非常識”な美髪習慣

サロンでは、講習で学んだ最新のパーマ・ヘアカラー・カット技術を駆使し、整髪料を使って顧客様を素敵に仕上げるのですが、ご来店を繰り返すごとに段々ヘアスタイルがまとまりにくくなっていき、トリートメントの量を増やしてもゴワゴワバサバサな髪のコンディションは回復せず、見た目の印象もパッとしない仕上がりに「何故なんだ?」と不満を抱くように…。

 

美容の常識では一時的な改善ばかりでゴワゴワバサバサ髪の解消までは至らない

しかしながら、有名メーカーが発する「新開発の美容成分が傷んだ髪を補修し、滑らかな手触りを実現!」CMに胸を躍らせ、新しい整髪料が発売される度に取り入れてみるのですが、使い続けた髪の行く末に待ち構えていたのは、枝毛や切れ毛をはじめとするダメージのオンパレード。

結局メーカーの説く美容の常識は、売りたい商品に合わせてコロコロ変わるカメレオンみたいなものとしか思えず、ひと時の幸福感に満たされては儚い夢と散り、The End を迎える結末を繰り返すばかり。

 

一時的な手触りの良さよりも生えてくる髪の天使の輪

しかし「捨てる神あれば拾う神あり」とは良く言ったもので、5年もの間心の中でずっと信じ探し続けた甲斐があって1996年春、天使の輪が輝く髪が育つ理想のプロダクツとの運命的な出逢いを果たして以来17年間、浮気をすることなく頑に守り続けて現在に至っています。

ただ、一時的な手触りの良さを謳う既存の美容の常識とは180度異なり、リンス・トリートメント・髪型をキープする整髪料は一切使わず

1.頭皮・毛穴・毛髪のクレンジング・エッセンス
2.泡立ちが悪く髪はキシむ究極の軽さを追求したシャンプー
3.オイルバランス調整
4.ミネラル補給

皮膚化学と本来のヘアサイクルに基づいた非常識とも云えるこの4ステップから成る美髪習慣で、シルクの様なしなやかで天使の輪がある美しい髪を育み、ゴワゴワバサバサ髪の悩みを解消して、見た目年齢ー5歳を叶えています

素敵な髪型だけど傷んでボロボロな老け髪、
時間は掛かるけど徐々に本来のキレイが蘇る美髪、
あなたならどちらを選びますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

NT004 【髪・肌・身体の健康美】遺伝子組み換え小麦発見で、私たちの未来の健康はどうなる?

いよいよ最悪の事態の扉が開かれてしまったかもしれません!

もし、除草剤に体制のある遺伝子組み換え小麦が意図的に開発されていたとしたら、私たちの健康の未来は一気に暗闇に包まれてしまうかもしれません。

【モンサント:未認可の遺伝子組み換え小麦は妨害行為の可能性も】
6月5日(ブルームバーグ):種子開発最大手の米モンサント は、除草剤「ラウンドアップ」に耐性のある試験用の遺伝子組み換え小麦がオレゴン州で見つかった問題で、この小麦が「偶発的あるいは意図的」な行為によって同州に持ち込まれた可能性があると指摘した。
モンサントと米農務省は商業目的の植え付けが認可されていないこの未認可小麦が全国的なフィールド試験終了から8年後になぜオレゴン州の農場で生育されていたかを調査している。
モンサントのロバート・フレーリー最高技術責任者(CTO)は5日、記者団との電話会見で、この小麦にはオレゴン州の農場で作付けが行われた種子のほか、同州およびワシントン州で通常生育している小麦の種子の遺伝子が混入していないことが同社の分析で分かったと説明した。未認可小麦が生育している場所は、この小麦を発見した農家が保有する125エーカー(0.5平方キロメートル)の農地の1%未満だったという。
フレーリー氏は電話で「個人の農地で作付けや収穫、休閑中に少量の種子が偶発的あるいは意図的に混入した可能性の高い単発の事例の公算が大きいようだ」と指摘した。
同社は今回の事例が妨害工作である可能性を示唆しているのかと問われると、フレーリー氏は「それはわれわれが調べている可能性の1つであるのは間違いない」と答えた。ただ、この小麦を発見した農家が関係していることを示唆しているわけではないと述べた。
ビルサック米農務長官は4日、日本や韓国、欧州連合(EU)が輸入した米国産小麦の試験では、この遺伝子組み換え小麦は検出されていないと説明していた。
原題:Monsanto Says Sabotage May Be Cause of Rogue Oregon Wheat(1)(抜粋)

この記事を読んで「これはアメリカでの出来事だから私たちには関係ない!」とお考えのあなたは、もう少し危機感を持った方が良いかもしれません。

130627-NT004-medium_2248288474
photo credit: tm-tm via photopin cc

何故なら、日本は米国産小麦の輸入大国だからです。

 

髪・肌・身体の健康美の未来は食品に対する意識改革から

これらの遺伝子組み換え食品に関しては、今年の4月29日の記事でも取り上げています。

危険な種はまかれた! 髪・肌・身体の健康美に必要不可欠な食の安全の選択肢
私たち人間の髪や肌をはじめとする体のパーツは、口から食したものを消化吸収して身体のあらゆる細胞を作るエネルギーとなっています。

もしこの中に、遺伝子が無理矢理組み換えられた食品が入っていたとしたら、今スグとは言いませんが、近い将来何らかの反応が身体から起こる可能性は否定できません。

確かに今すぐ健康が脅かされる事はないかもしれませんが、TPPに於ける政府の農業政策に関する見解を聞いている限りでは現状より悪化する事が目に見えています。

今後、食品パッケージの原材料欄に「遺伝子組み換え食品の表示が無くなる」可能性が高いからです。

髪・肌・身体の健康美の未来を明るい物にするためには、政府が守ってくれるだろうという意識はキレイさっぱり捨て去り、あなた自身が遺伝子組み換え食品の裏側について学びながら自らの手で安全の拾捨選択を行なう以外に、選択の余地はないと思います。

あなたは政府が安全を保障してくれるとお考えですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

知識のインプットにお勧めな、遺伝子組み換え食品の関連書籍

BR002 【おとなキレイ体験談】ハリがすごくあって、ツヤもあるし、もう言うこと無いです♪

1日2回シャンプーしているのに、抜け毛が増えているように感じ、
広がって全然まとまらない髪を何とかして欲しいのですが?

今回サロンのホームページをご覧になって初めてお越しいただき、この様なお悩みをご相談いただいた「湖西市在住のM・Aさん」。

ご家庭のお手入れでは、2種類のトリートメントを交互に使用していて、育毛剤も欠かさずつけている!との事でした。

ヘッドスパと髪のダイエットを初体験!

頭皮と髪の診断をさせて頂いた結果

「シャンプー過多による皮脂の取り過ぎで頭皮ベタつき気味」

「冷えによる血行不良で細毛に変化している髪がチラホラ」

「ノンシリコン整髪料の油脂分によりメタボ気味の髪」

この3つの症状が気になりましたので、髪のダイエットで過剰気味な油脂分の排出とキューティクルのささくれ改善、ヘッドスパでベタつき気味の頭皮の皮脂・ミネラルバランスの調節と血行促進をご体験いただきました。

130626-BR002-hair-diet
photo credit: おとなキレイ.com

全ての施術が終了後、今回初体験のヘッドスパと髪のダイエットの感想をインタビュー

自分ではそんなに「頭のコリ」とかは感じてはいなかったんですけども、

実際にやってもらってホントに気持ちが良くて、途中で眠ってしまう程。
途中で頭皮や頭が暖かくなる感じ

血流が良くなっているのかな?という感じがして。

毛穴もお掃除されている感じがして。

髪もまとまっているし、ハリがすごくあってツヤもあるし、髪がまとまるようになって、もう言うこと無いです♪

遠くから来た甲斐がありました。

本日は本当にありがとうございました!

■体験談インタビューは、下記の三角ボタンを押して頂くと試聴できます。

M・A様の髪のダイエット・ヘッドスパ体験談インタビュー(02:00)

あなたは抜け毛が気になるからと、ゴシゴシ力を入れてシャンプーしていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

CO013 紫外線と骨粗鬆症 – 紫外線を悪者にし過ぎるとビタミン不足を招く?

美容メーカー等はこぞって紫外線を悪者扱いしている!?

私が小学生時代の頃は、日焼けして如何に健康的な小麦色の肌になれるか?を競う「黒んぼ大会」なる夏休みの課題があったり、子育てに携わっていた時には「日光浴」を推奨していたりと、日常生活の中で上手に紫外線と関わってきました。

しかし今現在はどうでしょう?

紫外線といえば、シミ・シワ・皮膚ガンを生む元凶として美容メーカー等がこぞって悪者扱いをされている事に、私としては疑問を抱かずにはいられません。

130625-CO013-00-medium_3275348706
photo credit: @Doug88888 via photopin cc
 

人間の身体は紫外線によって支えられている

昨今では、外で遊ぶ子供の姿をめっきり見掛けなくなりました。

安全に遊べる場所が無かったりゲーム遊びが流行っている事も多少は関係あるかとは思いますが、病気に対する抵抗力の低下や骨折しやすい体質など、身体の強さが失われているように感じるのは、外遊びが減ったことによる運動不足や紫外線不足も影響していると、私は考えます。

 

紫外線と人間の骨格形成に必要なビタミン

人間が必要とするビタミンの殆どは食物からしか摂ることが出来ませんが、「ビタミンD」は身体の皮膚内で合成されており、その手助けをしているのが紫外線なのです

130625-CO013-01
photo credit: 日本化粧品工業連合会

紫外線の力を借りて皮膚内で合成されたビタミンは「プロビタミンD」と呼ばれ、血管を通って肝臓や腎臓へと移動して、主に骨や筋肉を維持する際のカルシウム代謝の調整役として体内で働きかけています

 

不足しがちなビタミンと骨粗鬆症

2000年代に入ってからというもの、子供や高齢者の骨折が増加傾向にあり、カルシウムの摂取やビタミンDの不足からくるカルシウム蓄積の減少が、主な原因と言われています。

更に、中高年女性の半数近くがカルシウム代謝の減少を抱えており、骨粗鬆症の予備軍とされています。

130625-CO013-02
photo credit: 日本化粧品工業連合会

ビタミンDの摂取は食事からが基本とされ、上記の図にあるように魚やキノコ類に多くのビタミンDが含まれていますが、食事の欧米化が進んでこれらの摂取量が減っている現在では不足気味といえ、消化吸収が食物よりも早い日光による合成も上手に取り入れていく必要があるのです。

中でも、ビタミンDの供給量が不足しやすい高齢者や妊婦さんは、屋外に出て両手の甲くらいの面積を15分くらい日に当てたり、直接日に当たらない屋内や日陰で30分程過ごしたりといった「日光浴の時間」を意識して設けることをお勧めします。

あなたは紫外線を悪者にして骨粗鬆症予備軍になっていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

CO012 紫外線ケアによる肌荒れリスクを減らす最も大切な事

日焼け止め製品が高機能になるほど肌荒れが増加する?

これは、最近私が特に感じている正直な気持ちです。

地球上の大自然は古来より、自然界に存在する様々な生態系によってその美しさをキープしてきたように、私たち人間の髪やお肌等の身体も、自然界から様々な恩恵を受けることで美しさや健康を維持する自然治癒力が本来の働きを損なわずに機能していたのです。

しかしながら、経済発展やより便利な暮らしを求め続けた見返りに自然破壊を続けた事で自然治癒力に狂いが生じてが本来の働きを損なわれ、アトピーやアレルギーなどの原因不明の疾患の増加に繋がっていると私は考えています。

 

肌本来の機能を阻害すると肌荒れリスクが高くなる

僅か0.18ミリというティッシュペーパー1枚分ほどの厚みしかない私たちのお肌。

そこには、体内に細菌などのウィルスや水が入り込まないように保護したり、傷を修復したりする自然治癒力という素晴らしい機能が備わっています。

 

肌には紫外線を分散させる力が備わっている

その他にも、表皮の1部である「有棘(ゆうきょく)層」では、紫外線を分散させて深部の真皮に影響を与えないよう守ったり、「プロビタミンD」というエネルギーに変えて骨や臓器を維持していることを、あなたはご存知でしょうか

130624-CO012-UVblock-hifu01
photo credit: おとなキレイ.com

もし、紫外線が処理できる許容量を超えてしまった時は、メラニンの膜(シミ)で覆って侵入しないよう保護する働きも、併せ持っているのです。

 

肌は空気の力で代謝機能をキープしている

私たちの身体は、たった5分ほど酸素の供給を絶たれただけで脳がダメージを受けたり臓器の機能が失われて死に至ってしまうなど、空気は生命を維持するために最も大切な栄養源なのです。

お肌も同様に、毛穴から空気を取り込む事によって代謝機能を活発にして老廃物を出したり、酸素や窒素の力で傷ついた細胞を修復したりしています。

130624-CO012-UVblock-hifu02
photo credit: おとなキレイ.com

上記の図のように、肌表面が日焼け止めクリームによって長時間覆われていたらどうでしょうか?

新規格の日焼け止め製品は肌の密閉性が高くなっており、約2〜3時間は空気の供給が絶たれてしまい肌の代謝機能も低下してしまいます。

ですから、日焼け止め製品に頼れば頼るほど肌本来の防御力だけでなく紫外線を分散する力も衰え、結果的に肌荒れリスクを高める事に繋がってしまいます。

紫外線を防ぐこと以上に、日焼け止め製品の刺激から如何に守るか?
肌荒れリスクを軽減するためには最も大切な事なのです。

次回は、紫外線を悪者にし過ぎるとビタミン不足を招く?についてお届けします。

あなたは日焼け止め製品に頼り過ぎて肌荒れを起こしていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

CO011 紫外線防止力がアップした日焼け止め製品とリスクマネージメント

PA++++なら、シミしわの原因となる紫外線を長時間しっかり防いでくれるから安心!

もしあなたが、このように安易な考えで新規格の日焼け止め製品を選択しているのなら、危険な行為と言わざるを得ません。

何故なら、紫外線をどれだけ防いでくれるか?といった効果ばかりに着目し、長時間使用によって受ける肌刺激に対するリスクマネージメントが不足しているからです。

 

新規格の日焼け止め製品、PA++++のメリットとデメリット

これは日焼け止め製品に限らず全ての商品に云える事ですが、メーカーが新製品をセールスする時には製品を使用した際に得られるメリットや特徴的な部分のみを切り取り、繰り返し強調することで如何に優れているかをあなたの脳裏に擦り込んでいく訳です。

しかしながら、メリットだけで存在している商品は私の知る限りではひとつもなく、必ずデメリットの部分もセットになって存在しているものです。

 

なぜ紫外線の防止力を高めるに至ったのか?

2013年1月より新しく認可された日焼け止め製品が生まれた背景には、オゾン層の破壊により「地球上に降り注ぐ紫外線の量の増加という環境悪化」が関与しています。

130623-CO011-UV-Protect01
photo credit: おとなキレイ.com

従来の日焼け止め製品では増加した紫外線量を防ぎ切れず、皮膚ガンに対するリスクが今まで以上に高まってしまうという観点から、紫外線A波・B波に対するお肌への防止力を高めた日焼け止め製品が必要になり、上記の図にある「PA++++」「SPF50+」と表記された紫外線吸収剤・反射剤を増量した新規格の日焼け止め製品が製造される運びと相成りました。

 

密閉性がアップした日焼け止め製品に頼るほど肌荒れリスクも高くなる

もし過去に1度でも化粧品にカブレたり、外部からの刺激に弱い肌質を抱えているならば、新規格の日焼け止め製品を使用する際は注意が必要です。

130623-CO011-UV-Protect02
photo credit: おとなキレイ.com

上記の図が表すように、従来の日焼け止め製品に比べお肌への密着性と密閉性が高まっているようなのです。

この様にお肌への密着性と密閉性が高いということは、老廃物を排出する新陳代謝が阻害されるだけでなく、増量された紫外線吸収剤・反射剤による刺激がお肌にダイレクトに届いて長時間晒され続けると言うことを示し、当然の事ながら肌荒れリスクも高くなってしまうからです。

もしあなたが、日焼け止め製品を使ってさえいれば大丈夫!と安心してしまい、紫外線吸収剤・反射剤へのリスクマネージメントを怠っているようだと、肌荒れを起こす危険性が高いと言えるでしょう。

次回は、紫外線ケアによる肌荒れリスクを減らす最も大切な事についてお届けします。

紫外線吸収剤・反射剤に頼らない予防策はお考えですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

KB009 毛髪は乙女心のように傷つきやすいから、髪の自然美に正直でいたいのです!

私が美容界に入って早30年という月日が流れ、およそ3万人もの髪に携わらせていただきました。

サロン勤務を始めたばかりの当時の顧客様からは、少しでも至らない接客や技術が目に付いた時には容赦なく厳しい言葉を投げかけられましたが、まるで母親のような広い心で接していただき、「私がこの新人を一人前に育てる」気概を感じました。

修業時代に顧客様におっしゃって頂いた「あなたのブローでなければ駄目なの!」というひと言が、今でも私の心の支えとなっています。

130608-KB009-medium_4166220739
photo credit: jenny downing via photopin cc
 

傷まない薬液による施術の効率化と髪ダメージの悪化

「短時間で効率良く少しでも多くの沢山の顧客様をこなしたい」

「出来れば手間が掛からずに短期間で髪を綺麗にする方法を知りたい」

最近のメディアの報道を眺めていると、簡単・便利・手間要らずなキーワードが流行っているように見受けられます。

美容技術も例外ではなく、初めて私のサロンにお越しいただいた顧客様からのお悩み相談に耳を傾けていますと、いかに効率的に髪型を作るか?という美容技術のシステム化や薬液の良し悪しばかりに囚われて、技術力の土台となる施術プロセス美しさの基本となる髪の健康を軽視しているように感じます。

家作りに例えるなら、外観ばかりを気にして基礎や柱の構造を疎かにし、チョットした刺激でも崩れやすい欠陥住宅を建てるようなもの。

どんなにハサミの使い方がカッコ良くて素敵な髪型に仕上がったとしても、とかし方が少しでも雑であればそれだけで髪は傷ついてしまいます。

また、髪が傷まないと謳われている薬剤であっても、化学薬品から出来ているという認識・毛髪に対する気遣いやお肌への配慮を少しでも欠いてしまえばたちまち刺激過剰となり、髪の弾力やツヤは失われ刺激に弱いお肌は肌荒れを起こしてしまうのです。

美容技術の約9割は薬剤以外の施術プロセスで成り立っています

どんなに髪に優しいパーマやヘアカラーの薬剤を使っていたいたとしても、髪が絡んでいても力を入れてガシガシとかす、ゆすぎのお湯の温度が熱すぎる、力任せにゴシゴシ洗うだけのシャンプー、施術時間の短縮化のために無理矢理加熱、アイロンやドライヤーの当てる角度や温度が不適切…等の、施術プロセスを軽視したが故に簡単に傷ついてしまう、乙女心みたいにデリケートな髪。

顧客様から大切なお金を頂く以上、傷つきやすい髪を痛めずに美しく仕上げるのが髪のプロである美容師の務め

私は髪の健康と自然な美しさ(素材美)を第1に考えています故、どんなに流行っている技術やどんなに有名メーカーの造った髪を傷めない薬液であろうと、髪の健康と自然な美しさを損なったり納得できる技術レベルに到達するまでは、顧客様には絶対提供いたしません。

「あなたの髪質が悪かったからパーマが上手くかからなかった」
「あなたの髪ダメージが酷かったからヘアカラーの色の入りが悪かった」は美容師側の良い訳です!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

CO010 何故いまPA++++なのか?紫外線ケア最前線の舞台裏

コスメショップの店員に、紫外線の防御力と持続力が高い紫外線防止用化粧品ばかり勧められるのですが、化粧品に弱い私にとっては肌荒れの不安が大きいです!

5月下旬に異例の早さで梅雨入り宣言が出された訳ですが、その後パタリと雨が止んでしまい、小雨の影響で今後の水不足の影響を考えると、食器洗い・洗濯・入浴などに使う水の節水や、断水に備えて飲み水の備蓄を考えておいた方が良いかもしれませんね。

 

紫外線ケア最前線の舞台裏

さて、前回は「肌荒れリスクが軽減する日焼け止め製品の選び方」で、生活スタイルによって肌に負担とならない日焼け止め製品を使い分ける事が大切と説明させていただきました。

今回は、紫外線ケア最前線の舞台裏をそっと覗いてみたいと思います。

 

紫外線防止用化粧品に表記されている「PA」「SPF」とは?

紫外線A波は、窓ガラスから通って室内や車内にも届き、お肌の真皮層にまで入り込んで弾力をうばいシミ・しわ・たるみを作り出してしまうと云われています。

紫外線B波は、A波の1000倍有害だと言われ、お肌の表面や角質層を炎症させたり細胞を傷つけ日焼けの原因となってしまい、日焼けによる免疫力の低下でウイルス感染・シミ・皮ふガンの原因にもなると云われています。

紫外線C波は、一番エネルギーは強いですが波長が短いため大気圏で吸収されて今の所ほとんど届いていませんが、南半球の一部の地域(オーストラリアなど)では多くなりつつあり、外出時にはサングラスや衣類での保護が義務づけられています。

【新規格の紫外線防止用化粧品の表記】
2013年1月1日以降に製造された紫外線防止用化粧品には、大量に浴びる事で光老化を招くと言われている、紫外線A波の防止を表す「PA」紫外線B波の防止を表す「SPF」のダブル表記が標準と改正されました。

130607-UV-Protect01
photo credit: おとなキレイ.com

紫外線のひとつであるUVA のみを防止するだけでは紫外線防止用化粧品とはなりえないため、上記の UVA 防止効果を記載する場合は、SPF(平成 23 年 10 月 5 日付 23 粧工連第 12 号「日本化粧品工業連合会 SPF 測定法 基準の改定について」の SPF 算出方法による)と合わせて記載しなければならない。
と改訂されています。(〜日本化粧品工業連合会 – 紫外線防止効果測定法基準の改定とそれに伴う「PA++++」表示の追加より参照〜)http://www.jcia.org/n/all_pdf/topinfo/JCIA_release20121114-UV-PF.pdf

 

何故いま、PA++++に強化された紫外線防止用化粧品なのか?

フロンガス等の有害物質の大量使用の影響からか、大気圏の中のオゾン層が破壊されて穴が空いてしまったことで、紫外線 A波(UV-A)・B波(UV-B)だけでなく南極に近いところなどは紫外線C波までもが地球に届く量が多くなりつつあります。

紫外線には、布団がフカフカになる日光消毒による殺菌作用というメリットがありますが、身体に浴び過ぎると免疫力の低下でシミや皮膚ガン等の病気を引き起こす原因になる確率も高くなってしまうなど、近年ではデメリットの方が高まっています。

2013年1月より認可された背景にある、環境破壊により降射量が増えて危険度が増した有害な紫外線からお肌を守るには、防御率と防御時間が強化された日焼け止め製品が必要になってきたのは、必然な流れと考えられます。

次回は、PA++++製品の特徴と、UVケアに於ける肌荒れリスクを減らす対策についてお届けいたします。

あなたは紫外線防止効果が高いほど肌荒れリスクも高くなる事をご存知でしょうか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より