その手触りでは髪の潤いは持続しない

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photo credit: wester via photopin cc

手触りの良さと髪の健康は比例しない!?

今から30年以上前、私が修行時代だった頃は「ツルツル・ピカピカ・サラサラ」が、手触りの良さの合言葉でした。

それが近年では、「サラふわ、ウルサラ、トゥルントゥルン」の言葉とともに、手触り感も比べものにならないくらい良くなりました。

しかし、どうでしょう?

その極潤と言われるほどに向上した手触りに感動を覚える反面、「髪のパサパサがひどくなった!」「ある日突然プチプチ切れる髪が増えた!」お悩み相談は、減るどころか倍増しています。

 

手触りが良くても健康ヘアにならない理由

なぜ手触りが良いのに健康な髪にならないのでしょうか?

髪に人一倍愛情を注いでいるあなたは疑問に思っていませんか?

答えは簡単です。リンス、コンディショナー、トリートメント、等の整髪料類が、髪の健康維持には必要とされていないのです。

肌についた擦り傷切り傷は、自然治癒力の力でかさぶたを作って自らの力で修復しているように、髪も皮脂によって内部の潤いを調節したり外部の刺激から守るように引き締め力(収れん)が備わっているため、皮脂以外の油脂分は必要としないのです。

一昔前の缶コーヒーには、スティックシュガーが10袋以上使われていたように、ノンシリコン系のコンディショナーやトリートメントには、髪にとっては毒となってしまう植物性の油脂分が大量に使われていると同時に、大量の洗浄成分が配合されています。

大量に配合され始めた毒となる植物性の油脂分と洗浄成分が、あなたのツルツルピカピカ髪からハリコシを奪ってバサバサプチプチ髪に変えてしまいます!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪が痩せる危険性|野菜をしっかり摂るだけでは健康になれない

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photo credit: Nancy D. Regan via photopin cc

甘いデザートやお肉料理は控えて野菜中心のメニューに変えたのに、疲れやすい体質になったような気がします!

甘いデザートやお肉料理はどうしても、太ってしまうのでは?という強迫観念が強いため、ダイエット中などは摂取する量を控えて、野菜中心のメニューに変えてしまうケースが多いようです。

しかし、ヘルシーで健康的だと考えられている野菜ですが、「摂り過ぎは太る」こともありますし「野菜中心では栄養不足」を招いてしまいますから、注意が必要なのです。

 

毛髪は口から摂った栄養分(食べ物)で出来ている

タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂質は、人間の体の健康維持に必要な5大栄養素と言われています。

反対に、摂り過ぎると身体を冷やす体質に変えて免疫力や抵抗力を低下させてしまうと言われているのが、「塩分」「糖分」「脂分」の三姉妹で、成人病にも大きく関与しています。

私は禁煙をしている時、菓子パン類を口にすることによって空腹を凌いでいたら、アッと言う間にお腹周りに肉は付いてしまうわ、チョット動いただけで息切れしやすくなってしまうわで、大変な目に会いました。近年では、小学生が成人病予備軍になったケースも有り、驚きを隠せません。

 

野菜中心では健康的とはいえない

いくらヘルシーと言われている野菜中心の食事でも、根菜類を多く食べる人は摂取エネルギーが高くなるため太ってしまいますし、葉物類を多く食べる人はビタミンやミネラルは補給されますがタンパク質や脂質等が不足しがち。

これでは健康的ではなく、偏った栄養バランスが招いた不健康な食事と言えます。当然、髪やお肌の基礎となるタンパク質が不足しているワケですから、髪のハリ・コシが不足したりお肌のシミやたるみが表面化して、見た目年齢も高くなってしまいます。

更に、タンパク質が不足したまま過ごしていると代謝機能が低下してエネルギー消費が少なくなり痩せにくい体質になってしまうだけでなく、脂質の不足はホルモンの製造にも響くため、髪やお肌の潤いは不足して痩せ始め、身体は将来的に更年期障害や生理不順を引き起こす可能性が高くなります。

どんなに効果効能に優れた食べ物でも、それ一つを摂っただけでは栄養バランスが悪いため健康にはなれないのです。

バランス良く栄養を摂取することで痩せやすい体質を作り、健康的で疲れにくい体を作ることに繋がるのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪が広がる悩みは、優れたカット技術で解消されると思っていませんか?

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photo credit: Cristiana Gasparotto via photopin cc

カット技術で頭を小さく見せることは出来ますが、髪の広がりは解消されません!

カットが上手い美容師さんが仕上げれば、横に広がって大きく見えてしまう頭をコンパクトに見せたり、美しい毛流れや根元の立ち上がりを付けることは可能です。

しかしながら「髪の広がり」は、カット技術だけでは解消できないのです。

 

髪が広がる原因とカット技術の役割

『カットの上手な美容師さんをお友達に紹介して頂いて、希望の髪型になるようにカットをしていただくのですが、最初の1週間はイイ感じにまとまっているのですが、2週間目くらいからだんだん広がりが気になりだしてきます。』

サロンにご来店になる顧客様からこのようなお話をお聞きします。カットが上手な美容師さんに頼めば「髪が広がる悩みも解消してくれるのでは?」と心の中では期待していただけにガッカリしてしまった…と。

これはカット技術に自信を持っている美容師さんほど、「優れたカット技術がアレば大抵の髪の悩みは解決できる」といった間違いを犯しやすいのです。

カット技術は、頭や顔形を考慮し、欲しい所は残し要らない所は削ったりしながら容姿にベストマッチするシルエットに整えるように形づけをしていく技術。

大きく見えてしまう頭をコンパクトに見せたり、美しい毛流れや根元の立ち上がりを付けることは可能ですが、広がりを解消するのはまったく別の手当てになります。

 

髪が広がってしまう原因

まずは、なぜ髪が広がってしまうのか?原因を知り、髪のコンディションを整える手当てを行えば確実に解消できるのです。

■(1)毛量を減らしすぎて軽くなり過ぎ、落ち着く重さが失われてしまった
■(2)潤いの元であるミネラル分(水分)が、強力な紫外線・粗悪なパーマやヘアカラーによって奪われた
■(3)潤いを支えている皮脂(スクワレン)が、強力な紫外線酸化や間違ったシャンプー法によって蒸発

これら上記の3つが、髪が広がってしまう原因となります。

 

髪のコンディションを整える手当て

髪は、重さ・ミネラル・皮脂の3つのバランスが崩れて乾燥したコンディションになってしまうと、広がりが起こり始めます。

下記に示したような、髪のコンディションを整える手当てを行うことで、乾燥した髪を潤いのあるコンディションへと変えていくのです。

(1)毛量を減らしすぎて軽くなり過ぎた箇所に適度な重さを与えていく手当て
(2)ハリ・コシの元となる、失われた16種類のミネラル分の補給
(3)16種類のミネラル分を維持して潤いを保つために必要な皮脂の還元

髪のコンディションを整える手当ては、髪型を整えるカット技術よりも大切です!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

ヘアカラーをする時、アトピー持ちの私では肌荒れしないか心配です

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photo credit: otonakirei.com

アトピーがあるからヘアカラーで肌荒れを起こすとは限りません!

ただ、肌荒れのリスクはアトピーを保持していない人に比べて、当然高くはなります。

重要なのは、あなたのアトピー症状が何に対してアレルギー反応を起こしているか?なのです。

 

合成品のカラーと植物性のカラーの安全性

美容の一般常識の中には「植物性のカラーは、合成品のカラーより安全」だと言われていますが、本当にそうでしょうか?

合成品のカラーは化学薬品を組み合わせて造られており、化学反応によって髪内部の組織に働きかけて色を付けていくメカニズムだから、確かに髪やお肌には負担が掛かります。

一方、植物性のカラーは、天然の植物の葉っぱや茎を原料にして素材そのものに備わっているチカラで髪内部の組織に色を付けていくから、当然髪やお肌にとっては負担が少なくてすみます。

 

植物や果物のアレルギーと植物性カラーの危険性

「花粉症」は植物の花粉に反応するアレルギーですから、植物のアレルギーに該当します。

「キウイフルーツ」に代表されるような酸味の強い果物や「そば」「小麦」などの特定の成分に反応するアレルギーも、植物のアレルギーのひとつとして該当します。

Q:もしあなたが、これらの植物や果物のアレルギーを抱えていたとしたらどうでしょうか?

A:植物性の原料に対するアレルギーを抱えている場合、安全だと言われている植物性のカラーであっても、肌荒れリスクはかなり高いと言えます。

 

まとめ:合成品のカラーと植物性のカラーの安全性

・アトピーを抱えていると肌荒れリスクは高くなるが、全てのヘアカラーが危険というわけではない。
・大切なのは、何に対してアレルギー反応が出ているのか?である。
・植物性のカラーは、植物性の原料に対するアレルギーを抱えている場合、肌荒れリスクは高くなる。
・アトピーの種類によっては、植物性よりも合成品のカラーが向いているケースも有る。

合成品や植物性のカラーを含め「100%安全なものはない!」という認識を持っていただくことを、お勧めいたします。

肌荒れリスクを減らすには、専門的な知識による的確な判断と髪を痛めない施術を提供している「髪の治療家」に相談することです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪と肌の乾燥が悪化|高齢者の四人に一人が無自覚の「かくれ脱水」に…

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photo credit: 中日新聞

私は大丈夫!と思っている人ほど危険度が高いのです!

毎日キチンと手当しているのに、髪やお肌がなぜか乾燥してしまう?

同様に、思ったほど汗をかいていないのに、貧血みたいにフラフラしてしまう?

要するに、自分の体なのに正しい判断ができないほど、知らず知らずのうちに疲弊しきってしまっているということです。

 

高齢者の四人に一人が無自覚「かくれ脱水」に要注意

このニュースは本日、2014年7月8日の朝刊に掲載されており、髪と肌の乾燥の悪化だけで済めば良いのですが、

熱中症や脱水症状で命を落としてしまう方がまだまだ多いことから、この機会に取り上げさせて頂きました。

 

普段は、体の中に熱がたまってくると、汗腺を開いて汗をかくことで熱を外に逃して体温調節してくれています。

しかし、体の中の水分が汗を出すばかりに使われて補給されない、いわゆる脱水状態(身体の機能を保つための水分と塩分が不足している状態)が続くと体が危険を感知し、それ以上水分が失われないように発汗をストップ。

その結果、体温が下がらず熱中症になってしまいます。

 

髪と肌の潤い調節と脱水症状

毛穴から出る前の髪の毛や皮下組織で作られ表皮に上がってくるまでのお肌は、身体の中に蓄えている約70%の生体水から水分をワケていただき、最適な水分量(髪:11〜13%、お肌:13〜16%)をキープしています。

毛穴から出て成人になった髪や表皮に上がってきたお肌は、大気中の空気を取り入れることで空気に含まれている水蒸気(湿気)によって、潤いを最適な状態に保とうとしています。ですから、空気の乾燥する湿気の少ない冬場は潤いが不足、紫外線の降射量が増える夏場は強力な太陽と紫外線の熱により水分が蒸発するため、乾燥しやすいのです。

ただし、年令を重ねるほど体内に蓄えている水分量も少なくなるため、髪やお肌の細胞の潤いも低下しパサつきやシワといった症状が目立ってくるのです。

 

かくれ脱水チェックシート(第1段階)

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photo credit: 中日新聞

高齢者はもともと水分も少なく、飲食量も少なめでのどの渇きも感じにくく、脱水症状に陥りやすいのでより一層の注意が必要になるあなたのために、新聞記事にも掲載されていた「かくれ脱水チェックシート」を表示させて頂きました。

もし、1つでも当てはまった場合、かくれ脱水の恐れありだそうです。

・皮膚がカサつくようになった。皮膚にツヤがなく乾燥している。ポロポロと皮膚が落ちる
・口の中が粘着くようになった。食べ物がパサつく。つばが少なくて、ゴクンと飲み込めないことがある。
・便秘になったか、酷くなった。下剤を使う頻度が増えた。
・前より皮膚のハリがない。手の甲をつまみ上げて離した後に、つまんだ痕が3秒以上残る。
・足のスネにむくみが出るようになった。靴下のゴムの痕が脱いだ後に10分以上残る。

脱水症状の予防は、喉の渇きを感じなくても細めに水分・塩分補給を行うことです!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

温野菜や湯引きにして食中毒のリスクを減らす、2014年第27週のまとめ

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photo credit: ilmungo via photopin cc

髪がうねってツヤ感が失われ、整髪料をタップリ付けても広がりが収まりません!

7月に入り、梅雨も本格化の兆しが見られ、湿気がだいぶ高くなってきました。その反面、髪の毛は湿気と強力な紫外線のダブルパンチをまともに受け、

キューティクルが悲鳴を上げてしまって「ツヤがない」「横に大きく膨らんでしまう」お悩みを多く聞きました。

 

2014年第27週のまとめ記事

7月に入ってからの暑さは、湿度と気温の急上昇のダブル攻撃で、O-157等の食中毒の菌も急激な繁殖期を迎えていますから、これからの季節「ナマ物は要注意及び禁物」です。

大さじ1杯のお酢を入れて沸騰させたお湯の中に、食材(お刺身類・生野菜)を20〜30秒くぐらせて菌類を殺菌し、

温野菜や湯引きにして召し上がることで、食中毒のリスクを減らすことができます。ぜひ一度お試しあれ♪

それでは、今週アップしたエントリー記事を一気読みしましょう♪

 

月間の人気記事アクセスランキング

■ 2014年6月の人気記事アクセスランキング TOP5と仕事やプライベートに於ける行動記録について
発表!2014年6月度の人気記事アクセスランキング・TOP5

 

食物の美チカラ

■ 疲労回復・夏バテ予防に大活躍!今年収穫した梅を漬けて作った梅エキス100%ジュースの、作業工程について
疲労回復・夏バテ予防に大活躍!梅エキス100%ジュース 早くも完成!

 

健康美容コラム

■ 髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する理由では、表面の手触りの良さで髪の健康具合を図ろうとするヘアケアは危険、パサつきや切れ毛が酷くなって初めて中身の傷みが進行していることに気づくのです。
髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する

 

今週の気になったニュース

■ 抜け毛の増加と体のダルさが半端ない!あなたの症状の原因は?では、2014年7月1日、中日新聞の朝刊に掲載されていた、髪も体も元気がなくなる甲状腺機能障害、バセドー病と橋本病について
抜け毛の増加と体のダルさが半端ない!あなたの症状の原因は?

 

健康美容的思考

■ 髪のダイエットで髪の不調を整えようでは、髪の不調を整える「髪のダイエット」と題して、トリートメントを繰り返すとパサつきが切れ毛に、外から与えるのではなく内側の余分なモノを取り除く手当てについて
髪のダイエットで髪の不調を整えよう

 

髪・肌・身体のお悩みQ&A

■ 無添加化粧品の安心安全をテーマに、無添加化粧品と合成化粧品の安全安心、無添加と合成品の本当の意味、効果効能を強調する製品には特に注意が必要です。
無添加の化粧品なら髪やお肌に安心安全なのでしょうか?

エアコンの使い過ぎ当たり過ぎは、使用料金と胃腸の疲労感のリスクが高まりますから注意しましょう!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

無添加の化粧品なら髪やお肌に安心安全なのでしょうか?

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photo credit: Alex Dram via photopin cc

あなたがどの様な体質か?によって安心安全度合いは変わってきます。

無添加と合成品の化粧品でしたら、「余分な添加物を加えていない」「より自然な状態に近い」無添加化粧品のほうが、髪やお肌にとって安全ではないのでしょうか。

これは、サロンにご来店くださる顧客様より頂く質問の中でも特に多いものなので、今回こうしてブログで取り上げさせて頂きました。

 

無添加化粧品と合成化粧品の安全安心

無添加だから安全性が高い!合成品だから肌への刺激が強い!との解釈は、あまりにもメーカー寄りで少々胆略的すぎると思います。

むしろ、無添加製品の方が肌荒れが表面化した場合、症状が長期化しやすい傾向にあることをご存知でしょうか。

 

無添加と合成品の本当の意味

昨今では自然回帰への考え方から、できる限り自然に近い状態のままパッケージングした、身体にとって優しく負担が少ない、

「無添加製品」や「オーガニック製品」への関心が非常に高まりを見せています。

忘れてならないのは、バイオの力と自然の力を融合してパッケージングした、体質を問わずにより多くの人に安定的に力を発揮する「合成製品」もまだまだ健在です。(大量生産するには安定性が高くうってつけの製品です。)

一方で、美白化粧品による白斑問題に代表されるように、効果効能への期待ばかりが先に立ち安全性への認識不足から肌荒れを起こして、

心と体が傷ついてしまうケースが跡を絶ちません。

 

効果効能を強調する製品には特に注意を

2015年10月より消費税のアップが控えているなど、今後はますます財布の紐はかたくなることが予想されます。

そんな時代には、雑誌やTVCMを通して「商品の効果を強調」したり「指定成分無添加」「自然由来の貴重な成分をタップリ使用」など、

自然由来や無添加による安全性を、大々的にアピールする美容製品が増えてきます。

アトピー・更年期障害・甲状腺障害・女性ホルモンの減少、自律神経失調症…等を抱えている、外部からの刺激に敏感になっている、

免疫力・抵抗力の低下しているあなたは、特に注意が必要です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪のダイエットで髪の不調を整えよう

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photo credit: Charlotte Astrid via photopin cc

パサつきを解消できないと切れ毛へと進行します!

髪の不調と言っても、人それぞれ不調の基準が違いますから一概には言えませんが、私の髪の不調の定義は、少しでも「パサつき(水分の不足からくる乾燥状態)」を感じた状態にあれば、髪の不調として捉えます。(身体で例えるなら喉の渇きを訴えた状態)

 

髪の不調を整える「髪のダイエット」

たかが「パサつき」でしょ?と甘く見て何も対処をしないこの行為は、髪の不調を長引かせてしまう一番大きな特徴で。ある日突然、大量の「切れ毛」に見舞われてしまう恐れもあります。

身体で例えるなら、喉の渇きを訴えているのにそのまま放置してしまって「熱中症」や「脱水症状」に進行してしまうケース。

軽い段階で改善するか悪い方へ進行するかは、最初の手当てで約9割が決まってしまうのです。

 

トリートメントを繰り返すとパサつきが切れ毛に

一般的な美容院や美容サロンでは、トリートメントや洗い流さないトリートメントでの栄養補給や傷んだタンパク質の補修補正の手当を行って「髪のパサつき」をケアします。

しかしながら、このトリートメントを繰り返すケアが、「パサつき」を「切れ毛」へと進行させている事実に、殆どの方が気づいていません。ある日突然大量の切れ毛に見舞われて初めて疑い始めるのです。

 

外から与えるのではなく内側の余分なモノを取り除く

体内の至る所に老廃物が溜まり始めると、体が不調を訴え始めるように、人間の髪も内側に老廃物(酸化物や油脂分…等)が溜まり始めることで本来の水分・脂分のバランスを取る機能が失われて、パサつきなどの不調のサインが出始めます。

パサつき等の不調を緩和するには、外側から与えるのではなく内側の余分な老廃物(酸化物や油脂分…等)を取り除く手当「髪のダイエット」が必要になります。

ツヤ髪への第一歩は「トリートメントが髪を美しくする!間違った美容の常識を捨てる」ことから始まります♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

抜け毛の増加と体のダルさが半端ない!あなたの症状の原因は?

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抜け毛が増えたからと言って、原因が精神的ストレスとは限りません!

抜け毛が急に増え始めた!というと、美容師をはじめ多くの人は精神的ストレスが大きかったのでは?と真っ先に考えを巡らせます。

しかし、症状が抜け毛と体のダルさとのセットの場合、考えられるのは甲状腺ホルモンの分泌障害かもしれません。

 

髪も体も元気がなくなる甲状腺機能障害

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7月1日の朝刊に、今回の記事は掲載されていました。

これだけ大きく取り上げられるということは、抜け毛、身体のダルさ、体温が低い、むくみ、手足がしびれる…等、

甲状腺の機能障害の特徴的な症状を感じている潜在的患者数が相当数いることが考えられます。

 

特徴は虚脱感・体のダルさ・抜け毛

サッカー日本代表の本田圭佑選手も、甲状腺の機能障害ではないか?といった報道も見られましたが、本人が首の手術痕について一切口にしないので、真相は藪の中。

私のサロンの顧客様の中にも、1日の仕事が終わり一旦軽く座り込むつもりが、なかなか立てなくなるなど「体のダルさが半端ない!」と感じている、30代の方もいらっしゃいます。

甲状腺の機能障害は、甲状腺ホルモンの分泌量が多すぎるケース(バセドー病)と少なすぎる(橋本病)ケースの2タイプにわかれます。

ただ、最近では全世界で治療法が確立され始めており、飲み薬等で甲状腺ホルモンの分泌量をコントロールしながら手当てにじっくり取り組んでいく気持ちが大切です。

もし、タイトルにあるような「抜け毛の急激な増加と体のダルさ」がセットで起こっている場合は、甲状腺障害が潜んでいると見てほぼ間違いないでしょう。

ココではさらりと軽くご紹介しておりますが、分泌バランスを整えるのは時間を掛けてじっくり取り組む必要があります。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する

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photo credit: UrbaneWomenMag via photopin cc

どうしても表面が綺麗になると、中身も綺麗になったと思ってしまいますが…?

それを口にすれば、体型が劇的に良くなる食材は無いように、ただ付けて数分時間を置くだけで、劇的に髪の健康が回復する整髪料はありません。

あなたの髪が健康になったと感じている状態は実は、中身がどんどん傷みが悪化している事実を、表面的な手触りの良さでカモフラージュしているだけなのです。

 

髪の傷みを簡単に解決しようとする程、傷みはさらに悪化する理由

髪の傷みを簡単に解決しようとすればする程、そのしっぺ返しは短期間の内にやってきます。

美容院などでパーマやヘアカラーの後に、サロン専用の高級トリートメントをしても1〜2週間ほどを境にどんどん効果が薄れていくのは、

パーマやヘアカラーでの傷みを目立たなくしていたトリートメントの油脂膜が少しずつ剥がれて、本来の傷んだ状態が現れはじめているからです。

 

傷みの悪化を示す状態とは

もしあなたが自宅でのお手入れで、下記のような不満を感じているのであれば

「昨日までと同じ様にお手入れしているのに広がってしまう」

「パサつくのでトリートメントの量を増やしたら今度はプチプチ切れ始めた」

「シャンプー後はツルツルの手触りなのに乾かすとバサバサ」

あなたの髪内部は確実に傷みが悪化している状態と言えます。

直ちに今お使いの整髪料を変えることをお勧めいたします!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より