パサつき(乾燥)ケア戦線に異常アリ!?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

オイル(油脂分)補給の間違いが、ゴワゴワバサバサな髪を生んでいる?

毛先の乾燥が気になるからと、ご家庭でこの様なパサつきケアを実践されているお話を良く耳にします。

「自然由来の植物性オイル(油脂分)なら髪や頭皮にも優しく、お肌への負担も少なそうで安全だと思い、3年以上使い続けています。」

結論を先に申しますと、上記のお手入れ法では髪のパサつきを悪化させてしまうのです。

 

自然由来の益と害

私たち人間は、自然由来と聞くとツイツイ「体に良い有益なもの」といったイメージを持ってしまいますが、

中には「体に悪さをする有害なもの」もあるということを、きちんと認識すべきです。

 

動物性と植物性の相性

私たち人間は動物に分類されていますが、牛、豚、鶏といった動物のお肉だけでなく、ほうれん草、小松菜、モロヘイヤの他にも山で取れる山菜類なども口から摂取して身体の各器官の栄養にしたり、生きるためのエネルギー源としています。

ですから、私たち人間の体から分泌されている汗や皮脂は当然「動物性」ということになります。

そこへ、自然由来で髪や頭皮にも優しくお肌への負担も少なく安全といわれている「植物性オイル(油脂分)」を塗ったとして、果たして馴染んでくれるでしょうか?

答えは、NOです。

自然由来のどんなに高品質なオイルでも「植物性オイル(油脂分)」と「動物性オイル(油脂分)」では分子構造が根本的に違うため馴染まないのです。

そして、いったん髪に付いた植物性オイルは、紫外線を浴びると酸化してミネラル分(水分)の蒸発を引き起こし、

使えば使うほどゴワゴワバサバサな手触りへと変わってしまいます!

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

お肌の乾燥対策に必須の、保水力や保湿成分って何なの?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

どんなに高い保湿成分配合の化粧品であっても、お肌は枯れる?手触りは硬くガサガサ?

30度を超える酷暑や70%近い湿度によって毛穴が開きっぱなしになり、汗や脂が大量に分泌されて肌表面のベタつきが四六時中気になっていた夏も終りが近づいて来ています。

これから訪れる秋から冬にかけて一番重要になってくるのが、如何に水分の蒸発を防いで潤いを維持していくか?の「乾燥対策」です。

 

お肌の乾燥から守る、保水力・保湿成分

6月から8月にかけての3ヶ月間、私たちのお肌は毎日のように「強力な紫外線」と戦っていたこともあり、

これから迎える秋の季節には肌は疲労から保水力(お肌や毛穴を引き締め分泌された皮脂による表皮の皮膜で水分の蒸発を防ぐ力)が低下して乾燥症状を起こし、シミやくすみが徐々に表面化してくることが考えられます。

 

お肌を活かすも殺すも“ミネラル(水分)”次第

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photo credit: おとなキレイ.com

自然由来の「保湿成分」がタップリ配合されている高品質な化粧品で毎日お手入れしているのに、

何故、私のお肌はカサカサしたままなの?

テレビCMではアレだけ艶肌になるのに、ホント不思議ですよね。

私も、今の医療系美容理論やスキンケアプロダクツと出逢う前までは、保湿成分のトリックに振り回されていた一人です。

「保湿成分」がその潜在能力を100%発揮する環境には、タップリのミネラル分(16種類が揃っていたら最高)は無くてはならない存在なのです。

この「保湿成分」の細胞がミネラル分(水分)の一つ一つの細胞に皮膜を張ることで、ミネラル分(水分)の蒸発を防ぐ働きを持っています。なかでも、ミネラル分の保持率が最高ランクにあるヒアルロン酸は、1グラムで6リットルものミネラル分(水分)を保持する力を備えています。

言い換えれば、お肌の内部にミネラル分(水分)がタップリ無いと、いくら「保湿成分」高配合の化粧品で保湿を試みても、「その素晴らしい潜在能力は発揮されない!宝の持ち腐れ状態」と言えます。

肌の乾燥対策に重要なのは保湿成分ではなく、タンパク質の元となる16種類のミネラル分なのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

抜け毛対策とストレス、抜け毛対策で一番初めに取り組まなくてはならない最重要課題とは?

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

抜け毛症状がなかなか改善に向かわない方々の共通点は、不安要素にとらわれてしまう所にあります。

「もしこのまま抜け毛の増加が止まらずに薄毛になってしまったら?」

抜け毛増加に関する未来への不安ばかりを考えていては治るものも治らなくなり回復が遅くなるばかり、

ですから一刻も早く不安を勇気に変えてくれる専門家からのアドバイスが必要になるのです。

 

抜け毛の傾向と対策

ここ5年ほどの抜け毛の傾向を追ってみると、以前のように季節的な要素やヘアケアの様な外的要因よりもむしろ

「ストレス」や「将来の不安」…等、メンタルなどの内面的要因が関係しているケースが増加傾向にあります。

 

テレビコマーシャルは間違いだらけ

一方でテレビコマーシャルなどの影響からか、育毛剤や薬用トニックを使用すれば簡単に抜け毛は改善していくのでは?と思っている方が多いのも事実です。

目安としては、育毛剤や薬用トニック類を使用し始めてから、1〜2週間使い続けても何ら変化が見られない場合は使用を中止することをお勧めいたします。

 

ストレスを甘く見すぎていませんか

精神的なストレスが引き起こす「抜け毛」は、本人にあまり自覚がない故、症状の発見や回復を遅くしてしまっており、
気がついた時には症状が悪化気味のケースが近年増加傾向にあります。

中でもSNSを通した希薄なコミュニケーションによる疲労、職場の人間関係のストレスは身体の疲労を増大させ、
知らず知らずのうちに抵抗力や免疫力を低下させてしまうだけでなく、

毎日生まれ変わっている細胞が不健康な状態で生まれてくる確率を高めてしまいます。

ですから、抜け毛対策で一番初めに取り組まなくてはならない手当ては、育毛剤や薬用トニックを使う事ではなく、

「栄養バランスの整った食事」「夜中の12時前の睡眠」の生活習慣が精神的ストレスを軽減させて健康な細胞を生み、抜け毛症状の悪化を予防するための最重要課題となります。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

頭皮のカユミ、シャンプーを変えただけでは治まらない

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

頭皮のカユミを1日でも早く治したくて、美容師さんに勧められた刺激の少ないアミノ酸系タイプやノンシリコンタイプのシャンプーに変えました。

それから1週間ほど使い続けているのに、カユミは治まるどころか、どんどん酷くなってしまい、もうどうしていいかわかりません。

 

頭皮のカユミは何処からやってくる?

9月に入って、季節がすっかり秋めいたから、頭皮のカユミの相談が増え始めたわけではありません。

1年を通してみてみても、8月と2月辺りがカユミ相談が一番多い月となります。(ちなみに2014年8月は16件の問い合わせと相談をいただき、今までで最高に多い月となりました。)

そして、このエントリーの冒頭のような相談を受ける度、美容メーカーや美容師さんたちは、本当に髪と頭皮の健康を考えているのか?

疑問を抱いてしまうのは偶然このエントリーに出会って読み進めているあなたや、エントリーを執筆した私だけではないと思います。

 

頭皮のカユミとシャンプー法

頭皮のカユミを抑えるのに、「アミノ酸系タイプ」や「ノンシリコンタイプ」等のシャンプー剤の種類にこだわっても、あまり意味がありません

必要最小限の「洗浄力」がアレばOKだからです。

それよりも「シャンプー剤をタップリ使用して」「ゴシゴシ強い力で洗う」シャンプー法で、症状を悪化させているケースが跡を絶たないのです。

それは何故でしょうか?

■ テレビコマーシャルでひっきりなしに流れているシャンプー法は正しいと、知らず知らずのうちに脳裏に刷り込まれている

■ まだまだ多くの美容院で当たり前のように行われている間違ったシャンプー法が、正しい手当てとして指導されている

頭皮のカユミを訴える原因の約8割は上記の2つが関わっており、頭皮と毛穴環境のミネラルとオイルバランスを著しく乱していることによるものと断定できます。

 

頭皮のカユミが強く感じる2大要素

頭皮のカユミと言うと、とかく「毛穴周りや頭皮が汚れているから」と考えがちですが、実は「ミネラルと皮脂のバランスの乱れ」の2大要因が最近の研究で明らかになっています。

まずはご家庭でのシャンプー法を、「シャンプー剤をタップリ使用して」「ゴシゴシ強い力で洗う」から「シャンプー剤の使用量を500円硬貨くらいに抑えて」「指の腹を使って毛の生え方に逆らうように洗う」ことを心掛け、髪本来の「潤い」と「ツヤ」を再生させましょう。

シャンプー後の「手触りがツルツル」で「良い香りがする」シャンプー剤には要注意です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

追伸:本当はもっと短期間で終わらせようと考えておりましたが、気がついたら前回の更新から約2ヶ月という長い休暇をいただいてしまいました。σ(^_^;)

本日より、また新たなスタートを切りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。