毎日しっかり洗髪しているのに「頭皮がベタベタして痒い」と感じているのなら、あなたのシャンプー法は間違っています!
美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】も本日で第3回目。
前回は「抜け毛・細毛になる毛穴と健康な毛穴の違いをご存知ですか?」というテーマで、抜け毛や細毛に繋がってしまう毛穴の状態について、お送りいたしました。
今回は、ハリとツヤのある毛髪を育てる、トリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」と題して「毛穴に起こる障害とケア」についてお届けいたします。
目次
目次:美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】
(1)10年後のおとなキレイを叶える“未来志向型ケア”(目的)
(2)抜け毛・細毛になる毛穴と健康な毛穴の違いをご存知ですか?(現状把握)
(3)ハリとツヤのある毛髪を育てるトリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」(原因と対策)
トリートメントでは改善しない毛穴の症状とその対策
一般的に「頭皮のベタつきやカユミ」を感じるのは、10代〜20代といった年齢が若い方や季節的には夏場が多いと考えられていますが、近年では年齢や季節に於けるボーダーラインは殆ど無くなって来ています。
そして、夜型の生活サイクル・睡眠不足などの生活習慣の乱れ、不規則な食事時間・栄養の偏った食べ物などの食生活の乱れ等が発症の主な原因と言われていますが、私はサロンに寄せられる相談の多さから「間違ったヘアケア法」が、頭皮のベタつきやカユミを発症する1番の要因と考えています。
また、身体の冷えや免疫力の低下による「カビなどの真菌類による疾患」も、ここ1〜2年の間で増加傾向にあります。もしかしたらこの記事をご覧になっているあなたの毛穴も症状が進行中かもしれませんので、ぜひ一度、毛穴や頭皮の状態をチェックしてみることをお勧めいたします。
頭皮の色が青白い「健康な毛穴」
毛穴周りに皮脂やフケも無く、くぼみがしっかり見えています。
ピンクがかった赤味や炎症が見られる「過敏気味な毛穴」
原因1:日焼け、強いストレス、睡眠不足、肉体疲労、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、真菌類(トンズラス菌)
原因2:赤味や炎症があって痒みが無い場合〜整髪料に配合の防腐剤(メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン)
対策:37〜38度のぬるま湯でゆすぐ、シャンプー時はゴシゴシ擦らない、ミネラル分をタップリ補給、スクワランオイルで保湿
乾燥したフケが頭皮や毛穴周りに残っている「乾燥した毛穴」
原因:ゆすぎ不足、脱脂力の強いシャンプー剤、整髪料の残りカス、皮脂の分泌低下、水分(ミネラル)不足、角化変性異常、自律神経の乱れ、
対策:37〜38度のぬるま湯で3〜5分掛けてしっかりゆすぐ、皮脂分泌を正常にする毛穴ケアと洗髪、たっぷりのミネラルとスクワランで保湿
大量の皮脂が毛穴を塞いでいる「脂過剰(脂漏性)の毛穴」
原因:油脂分の摂取が多い食事、ゆすぎ不足、脱脂力の強いシャンプー剤、整髪料の残りカス、皮脂の分泌過剰、自律神経の乱れ、癜風菌、真菌類
対策:進行すると抜け毛や細毛となる可能性が大きいので、早急に皮膚科で真菌類が影響していないか診断を受ける。次に、37〜38度のぬるま湯で3〜5分掛けてしっかりゆすぎ、皮脂分泌を正常にする毛穴ケアと洗髪もしくは、真菌類を殺菌するソープで洗髪、自律神経の乱れを整える頭皮ケア、ミネラル分をたっぷり補給。
毛穴に起こる障害とケアでの要点
• 起床や食事の時間を決め、夜中の12時を過ぎない就寝などの、規則正しい生活習慣を心掛ける
• 香り・泡立ちの良い脱脂力の強いシャンプー剤は、皮脂の分泌(バランス)を乱す
• ベタつきや痒みが1週間以上続く場合は、皮膚科で真菌類が影響していないか診察を受ける。
「食事・睡眠・運動・正しいヘアケア」どれか1つ掛けても毛穴や頭皮の状態を悪化させてしまいます。少しでも不安を感じたら出来るだけ早く、皮膚科医や知識が豊富な髪の専門家に相談することが、症状の悪化を防ぐ早期解決に繋がります。
あなたは毛穴の赤味や頭皮のカユミ痛みを感じても、まだシャンプーだけで良いとお考えですか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より