7R-03-03 頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下

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朝、カーラーで巻いてセットしてから出掛けても、昼過ぎには頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまうの?

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photo credit: Canon in 2D via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】も本日で第4回目。

前回はハリとツヤのある毛髪を育てるトリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」というテーマで、毛穴を老化させてしまう原因とその対策について、お送りいたしました。

今回は、「頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下」について解説させていただきます。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】

(1)10年後のおとなキレイを叶える“未来志向型ケア”(目的)
(2)抜け毛・細毛になる毛穴と健康な毛穴の違いをご存知ですか?(現状把握)
(3)ハリとツヤのある毛髪を育てるトリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」(原因と対策)
(4)頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下(弾力と筋力)
(5)近頃、毛量が減ったと感じ始めたときの毛穴事情(毛穴の大きさと深さ)
(6)健やかな毛穴を育てるために必要なバランス調整(代謝とバランス調整)

 

頭頂部の根元がペシャンとなってしまうのは髪の弾力と毛穴を支える筋力の低下

ボリュームを少しでも長く持たせようと「カーラーで巻いてセットしてスプレーで固めて」から出掛けているのに、半日も経たずに頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう?

パーマを掛けたばかりの時はボリュームがしっかり出るけど、「一ヶ月もしないうちに段々ボリュームの持ちが悪く」なってしまう?

50代と言う年齢を考えればしょうがないかもしれないけど、もう少し根元がしっかり立ち上がってボリュームが長持ちする様にならないでしょうか?

 

毛髪も身体と同様に“筋肉”によって根元の立ち上がりを支えている

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photo credit: おとなキレイ.com

女性の場合は、40代後半から50代に掛けて迎える閉経を境に、女性ホルモンのバランスが変わることで人それぞれ体質に変化が訪れます。中でも、女性ホルモンの影響を受けやすい頭頂部の毛髪は、ハリ・コシといった弾力が少しずつ衰えて「髪型の持ちが悪く」なってきます。

更に、頭頂部の毛髪を“ピン”と立ち上げる力が弱くなってボリュームが長続きしにくくなり、すぐにペシャンとしてしまうのは、毛穴を支えている「立毛筋」(上記写真の赤い筋)と呼ばれている筋肉の力が衰えてくるためで、毛髪の弾力の衰えだけでは無いのです。

 

毛髪の弾力と毛穴を支える筋力が衰えてしまうヘアケアと生活習慣

毛髪の弾力と毛穴を支える筋力を維持するためには、毛穴に溜まった老廃物、皮脂、シャンプーやトリートメントなどの整髪料類をキチンと取り除いて清潔にし、髪の製造工場(毛根)で髪の卵を製造するためのエネルギーとなる「空気」の循環を促してあげることが大切です。

もし、洗浄力と香料が強いシャンプー類/髪型をキープするスプレーをはじめとする整髪料類を使用したヘアケアや自然乾燥を繰り返している、香辛料や塩分や油脂分の多い・緑黄色野菜の不足した栄養バランスの偏った食事、夜中の12時を過ぎる夜型生活・睡眠不足や過度のストレス・多量の飲酒や喫煙といった乱れた生活習慣を送っているあなたは、毛髪の弾力や毛穴の筋力の老化を早めてしまいますから、注意が必要です。

最後に復習の意味も兼ねて、頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下の要点を簡単にまとめておきます。

【毛髪の弾力や毛穴の筋力の老化を早めてしまう要点】

「ヘアケア」
• 洗浄力と香料が強いシャンプー類の使用
• 髪型をキープするスプレーをはじめとする整髪料類を使用
• 扇風機でのドライまたは自然乾燥

「生活習慣」
• 香辛料や塩分や油脂分の多い食事
• 緑黄色野菜の不足した栄養バランスの偏った食事
• 夜中の12時を過ぎる夜型生活
• 睡眠不足
• 過度のストレス
• 多量の飲酒
• 喫煙

あなたはハリ・コシ(弾力)を強化すれば根元が立ち上がると思っていませんか?

次回は「毛量が減ったと感じ始めたときの毛穴事情」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より