分け目の部分の毛の量が少なくなってきて、頭皮が透けて見えるように感じるのは気のせいかしら?
美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】も本日で第5回目。
前回は「頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下」というテーマで、根元の立ち上がりに不可欠な毛髪の弾力と毛穴を支える筋力の低下について、お送りいたしました。
今回は、「毛量が減ってきたと感じ始めたときの毛穴事情」について解説させていただきます。
目次/美人髪を育てる7つのレシピ【毛穴ケア編】
(1)10年後のおとなキレイを叶える“未来志向型ケア”(目的)
(2)抜け毛・細毛になる毛穴と健康な毛穴の違いをご存知ですか?(現状把握)
(3)ハリとツヤのある毛髪を育てるトリートメントより大切な「毛穴のアンチエイジング」(原因と対策)
(4)頭頂部の髪がぺしゃんこになってしまう“弾力”と“筋力”の低下(弾力と筋力)
(5)近頃、毛量が減ったと感じ始めたときの毛穴事情(毛穴の大きさと深さ)
(6)健やかな毛穴を育てるために必要なバランス調整(代謝とバランス調整)
目次
毛量が減ってきたと感じ始めたときの毛穴事情
仕上がった髪型を鏡でチェックしていたら「以前より、分け目の部分の髪の毛が細く量が少なくなった?」「頭皮が透けて見えるように感じるのは気のせい?」
信じたくはないけど、ここ最近分け目がクッキリ見えるし、ボリュームの持ちも悪くなってきたから、「やっぱり髪が細くなってきたのかな?」
毛穴の広さと深さは確保されていますか
毛髪の太さは、「毛穴の大きさ(広さ)と深さ」に比例すると言われています。 たとえ洗浄力の強いシャンプー剤を使ったとしても、毛穴の奥の汚れや老廃物は落とせないため、毛穴専用のケアが必要となるのです。
毛穴の大きさ(広さ)と深さがしっかり確保できていれば毛髪は太く、反対に、上記の図の様に角栓や脂栓等の汚れや老廃物がたまって小さく浅い毛穴の場合は細い毛髪となります。たとえ毛髪が子供から大人への成長過程や大人の成毛となってからでも、太くもなり細くもなってしまうなど、毛髪の太さは毛穴の状態に左右されるのです。シャンプー剤を変える云々よりも先ず毛穴状態のチェックを行ないましょう。
毛髪の細さや量の少なさを自覚し始める前に毛穴チェック
ある日突然、毛髪が細くなることは先ず有り得ません! 数ヶ月〜数年前から様々な事情が重なり、毛髪が細くなる兆候が始まっていたものと思われます。そのペースは亀の歩のようにジワリジワリとゆっくりしたスピードで徐々に進行して行くため気が付きにくく、毛髪の細さや量の少なさを自覚し始めた時にはかなり進行しているのです。
では、毛量が減ってきたと感じ始めたときの毛穴や毛髪がどの様な状態となっているかは、上記の図をご覧ください。
毛穴の表面まで皮脂や老廃物が盛り上がって、太い毛髪の中に細い毛髪が混ざっているのがおわかり頂けますでしょうか。 この状態の毛穴が多く毛穴と毛穴の間隔が広いほど「毛量が少なく頭皮が透けて見える」と感じてしまうのです。 ですから、2〜4週間に一度は髪の専門家に毛穴の状態をチェックして頂くことをお勧めいたします。
毛量が減ってきたと感じ始めたときの毛穴事情での要点
• 毛髪の太さは、毛穴の大きさ(広さ)と深さに比例する
• 毛穴の大きさ(広さ)と深さがしっかり確保できている毛髪は太い
• 角栓や脂栓等の汚れや老廃物がたまって小さく浅い毛穴の毛髪は細い
• 成長過程や大人の成毛となってからでも、太くもなり細くもなってしまう
• 2〜4週間に一度は、髪の専門家に毛穴の状態をチェックして頂く
あなたは毛が細くなったら育毛剤を付ければ解決できると考えていませんか?
次回は「健やかな毛穴を育てるために必要なバランス調整」について、お届けする予定です。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より