7R-04-03 ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー

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このシャンプーを使い始めた頃は“凄くツルツル”して気持ち良かったのに、1ヶ月経った今では“ゴワゴワバサバサ”な手触りに…?

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photo credit: Tania Ho via photopin cc

早いもので、美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】も本日で第4回目。

前回は毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方をテーマに、シャンプーの理想的な洗う回数と洗い方について、お送りいたしました。

今回は、「シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下

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photo credit: おとなキレイ.com
 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下

「シャンプー後の手触りがツルツルのAタイプ♪」と「シャンプー後の手触りがキシキシのBタイプ♪」
髪が傷まないシャンプー剤はどちらだと思いますか?

たぶん殆どの方が「Aタイプ」と答えるでしょう。しかし残念なことに、髪の痛みが少ない(傷めない)のは「Bタイプ」のシャンプー剤なのです。

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photo credit: おとなキレイ.com
 

手触りが良いほど髪内部にコレステロールが増加

美容師さんや美容家の間では、シャンプー時に於ける「キシキシ=髪の傷み」として扱われていますが、実はこの現象は髪の傷みではなく、毛髪内部のミネラルやオイル分をキープするためにキューティクル自らの力で引き締めて守っている「引き締め力(素髪力)」から成る自然治癒力で、毛髪が生きている証しでもあり、乾かすと自然に解れてサラサラな髪へと戻る「天使のシャンプー」と言えます

一方、ツルツルの手触り感を演出しているのは、» ノンシリコン整髪料が、毛髪の隠れ脂肪を招いてしまうなんて…? でも触れている通り、洗浄成分で皮脂分が奪われてゴワついた髪を一時的に整えるために配合されている、保湿成分や油脂成分の油膜加工によるもの。

洗浄成分によって開いたキューティクルの隙間から毛髪内部へと入ってしまった場合、お腹周りに付いたタプタプ揺れる皮下脂肪(コレステロール)と同様に、不純物化したコレステロールとしてシャンプーする度にどんどん蓄積されてしまいます

 

油脂成分は紫外線酸化の副作用で髪のハリコシを奪う

髪内部に蓄積され続けた不純物化したコレステロール(保湿成分や油脂成分)は、毛髪内部のタンパク質やキューティクルの隙間に吸着し、降射量が増え続けて強力になった紫外線を浴びることで紫外線酸化によってタンパク質やキューティクルが傷つくため、使い続けるごとに少しずつハリコシや保湿力が低下していき、乾かした時ゴワゴワな手触りになり広がってまとまらなくなっていく「悪魔のようなシャンプー」なのです

 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下のまとめ


• シャンプー後の「キシキシ=毛髪が生きている証し」
• シャンプー後の「ツルツル=保湿成分や油脂成分の油膜加工」
• 髪内部に蓄積され続けた不純物化したコレステロール(保湿成分や油脂成分)は、ハリコシや保湿力の低下を招いて乾かした時ゴワゴワな手触りになる

手触りの良いシャンプー剤は髪を肥満体質に変えてしまうことを、あなたはご存知でしょうか?

次回は「シャンプー剤の泡立ちとシャンプー後の頭皮のベタつき」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より