タップリの泡でスッキリ感を求めるほど髪の寿命は縮まります。
美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】も本日で第5回目。
前回は「ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー」というテーマで、シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下について、お送りいたしました。
今回は、「シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつき」についてお届けいたします。
目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】
(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)
(7)間違いだらけのシャンプー剤選び!髪ダメージを回避するシャンプー剤を選ぶ「3つのポイント」(シャンプー編のまとめ)
目次
シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつきの三角関係
「タップリの泡が立たなきゃシャンプーじゃない!」
幼い頃より、繰り返し放映されるTVCMのようなシャンプー法で洗う習慣を繰り返しているあなたにとっては、シャンプー剤は「泡立ちの良いもの」と思い込んでいるかもしれません。
しかしながら、健康な髪を育てる育毛に於いては、「泡立ちの良い=洗浄力の強いシャンプー剤」は必要としません。むしろ、ほんの少しの洗浄力で良いくらいです。
強力な洗浄成分は皮脂分泌を過剰気味にする
洗浄力の強いシャンプー剤で毎日洗髪していると、頭皮の潤いに必要な「皮脂」まで奪われ皮脂膜で保護されていたミネラル分が蒸発してしまうため、司令室(自律神経)から失われた皮脂を補いなさいと命令が出され、毛穴の中の皮脂腺から皮脂がジュワッと分泌され乾燥した頭皮に潤いを与えます。
そして、必要以上に皮脂を取り続けるシャンプー習慣を繰り返していると、皮脂分泌が過剰気味の体質へと変わっていき、絶えず「頭皮がベタつき気味」になってしまいます。
強力な洗浄成分は毛髪の最適なミネラルバランスを狂わせる
毛髪は、内部の水分(ミネラル)量を11〜13%の最適な状態をキープする様に、皮脂腺から分泌された皮脂で水分(ミネラル)の蒸発を防いでいます。
もし、毛髪にタップリの泡を付けて力を入れてゴシゴシ擦る様に洗う習慣を繰り返していると、強力な洗浄成分で毛髪の潤いに欠かせない皮脂が大量に奪われてミネラル分が蒸発してしまい、どんどん「髪はパサついて」しまいます。
「泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うシャンプー法」では、頭皮と毛髪の老化を早めてしまうのです。
シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつきのまとめ
• 必要以上に皮脂を取り続けるシャンプー習慣は、絶えず「頭皮がベタつき気味」になる
• 毛髪にタップリの泡を付けてゴシゴシ擦る様に洗う習慣は、どんどん「髪がパサついて」しまう
• 泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ擦るシャンプー法は、頭皮と毛髪の老化を早めてしまう
あなたはまだタップリの泡で洗うシャンプー習慣で髪老化を進行させますか?
次回は「香りと髪痩せ」について、お届けする予定です。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より