
こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。
私がゆすぎ(すすぎ)の際、一番気をつけている事は「地肌に爪が当たっていないかどうか?」
前回お届けしたゆすぎ(すすぎ)に最適な温度と同様に、地肌に爪が当たる間違った指の使い方でお肌を傷つけ、炎症を起こして荒れたり、薬剤がシミる…等、身体の健康に悪影響を及ぼしてしまうケースがとても多いのです。
そこで第4回目となる今回は【ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作】をテーマに
「指の腹と指先の違い?」
「髪の生え方を知ろう!」
「大切なのは“チカラ”ではなく“動かし方”」
について、お届けしたいと思います。
目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】
(1)ゆすぎ(すすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)
それは“指の腹”ではなく“指先”です!
あなたはゆすぎ(すすぎ)をしていて、頭皮を爪で引っ掻いた経験がありませんか?

もし上記の写真のような指の使い方(意外と男性の方に多い)に心当たりがあるのなら、残念ながらそれは“指の腹”ではなく、爪が当たりやすい“指先”。
ストレスが溜まってムシャクシャしていると、無意識のうちにツイやってしまいがちですが、いくら指先に力を入れても毛の厚みが壁となり、地肌や毛穴に指が届いていないゆすぎ(すすぎ)パターンなのです。
では、指の腹はどの部分を差すのでしょうか?

◯で囲んである部分、指紋が渦を巻いている箇所が指の腹にあたります。
よほど爪を長く伸ばすか、付け爪をしていない限りは、地肌に爪が当たることは無いといえます。
髪が生えている向きをご存知ですか?
ゆすぎ(すすぎ)をする時、意外に意識されていないのが「髪の生えている向き」。
つむじのある位置や巻き方によって毛の流れ方は人それぞれ違いますが、髪の生えている向きはほぼ同じです。

この髪の生えている向きに逆らうように指を動かすだけで、地肌に掛かる負担が“えっ、こんな弱くて良いの?”というくらい軽くなり、毛穴周りの汚れもキチンと落ちるようになります。
汚れ落ちは“指のチカラ”ではなく“動かし方”で変わる!
髪の生えている向きが理解できたら次は、「指の当て方と動かし方」
(1)下記の写真のように、バレーボールのトスする時のように指を軽く広げ、ボールを包み込むような感じで軽く曲げながら額(おでこ)に添えます。

(2)そのままつむじに向かって、髪の生え際までスライドさせていきます。

(3)次に、生え際からつむじ方向に髪の生えている向きに逆らうように1センチ程押し出したら、元の同じ位置に戻すように細かくスライドさせてみてください。
どうですか、ザラザラした感触を感じませんか?
この感触が、髪の根元や毛穴に当たっている証しです。
この様に、指を地肌に軽く押し当てながらスライドさせて髪の根元や毛穴にしっかり当たっている実感があれば、無闇に強い力を入れなくても、頭皮や毛穴の汚れをキチンと落とすことができます。
これが“指の腹で洗う”と言うことなのです。
次回は、この指の腹を使った洗い方で髪全体をゆすぐ(すすぐ)手順と、シャワーを使う際の注意点をお届けしたいと思います。
最後に、今回の「ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作」についての要点を簡単にまとめておきます。
【ゆすぎ(すすぎ)に使う指の部位と動作で大切なこと】
•指の腹を使えば爪は当たらない
•髪の生え方を知ればチカラは必要ない
• バレーボールのトスする感じで、指は軽く曲げ広げて添える
• 指の腹で小刻みにスライドさせると髪の根元のザラザラを感じる
あなたのそのゆすぎ(すすぎ)、地肌を傷つけていませんか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より