前回は「ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?」をテーマに、間違った指の使い方がお肌を傷つけてしまう症例についてお送りいたしましたが、その他にも、シャワーの当て方が悪かったり指の動かし方が不十分な為に地肌に皮脂やシャンプー剤などの汚れが残り、頭皮の炎症やカユミを引き起こして髪老化を早めてしまうケースも相次いでいます。
そこで、第5回目の今回は【ゆすぎ(すすぎ)時のシャワーの当て方と手順】をテーマに
「シャワー・指・頭の三角関係」
「汚れの残りやすい場所を知ろう!」
「最適なフィニッシュ(終わる)ポイントとは?」
について、お届けしたいと思います。
目次/美人髪を育てる7つのレシピ【すすぎ編】
(1)すすぎ(ゆすぎ)は何のためにするの…?(目的or用途)
(2)ゆすぎ(すすぎ)に必要な時間はどの位なの?(時間)
(3)ゆすぎ(すすぎ)に最適な温度は何度くらいなの?(温度)
(4)ゆすぎ(すすぎ)は指のどの部分を使えば良いの?(指の使用部位)
(5)ゆすぎ(すすぎ)に正しい手順ってあるんですか?(シャワーの当て方と手順)
(6)ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?(後処理)
シャワー・指・頭の関係は三位一体
美容室などのサロン施術ではでは両手がフルに使えるため、片手でシャワーを持ち空いた手で地肌や髪を充分ゆすぐ(すすぐ)ことが可能ですが、あなたがご家庭で同じような施術出来るか?といえば、かなり無理があると言えますから、
サロンにお越しいただいた顧客様には、下記のような方法をお勧めしています。
(1)両手を自由に使えるように、シャワーヘッドはホルダーに固定。
(2)シャワーは、真上からですと毛髪の厚みで頭皮に届くまでに水圧が弱くなるため、斜め上から当てる。
(3)シャワーと手指は、洗いたい箇所に対して常に同じ位置にくるように、頭を動かして微調整。
汚れの残りやすい場所 TOP3 はココだ!
自分ではしっかり洗えている?と思っていても、髪と頭皮の診断をさせて頂くと、頭皮や髪の根元部分に皮脂や整髪料の汚れが残っているケースがとても多く、
(1)額の生え際(2)耳上の生え際(3)襟足は、汚れの残りやすい場所 TOP3となっていますから、特に念入りにゆすぎ(すすぎ)を行ないましょう。
どこから始め、どこでフィニッシュするか?
あなたは、ゆすぎ(すすぎ)を始める時と終わる時の場所はバラバラではありませんか?
これでは難解通り洗ったのか、途中でわからなくなってしまいがちですので、「終わり良ければ全て良し」の諺にもあるように、シャンプー後のゆすぎ(すすぎ)もどこで終わるか?がポイントで、あなた独自の始まりと終わりの場所を決めておくとベターです。(同じ場所であれば BEST)
ちなみに私は、額の生え際の中心からスタートし、右横、左横、後頭部中心、後頭部右側、後頭部左側、額の生え際の中心でフィニッシュ、という様に同じリズムと手順で、充分ゆすぎ(すすぎ)を行なったと感じるまで(2〜5分くらい)繰り返しております。
次回は、「ゆすぎ(すすぎ)後の処理で決まる!髪が早く乾くお手入れ法とは?」について、お届けいたします。
最後に復習の意味も兼ねて、「ゆすぎ(すすぎ)時の正しいシャワーの当て方」での要点を簡単にまとめておきます。
【「ゆすぎ(すすぎ)時の正しいシャワーの当て方」のまとめ】
• 両手を自由に使えるように、シャワーヘッドはホルダーに固定!
• シャワーは、真上からですと毛髪の厚みで頭皮に届くまでに水圧が弱くなるため、斜め上から当てる!
• シャワーと手指は、洗いたい箇所に対して常に同じ位置にくるように、頭を動かして微調整!
• (1)額の生え際(2)耳上の生え際(3)襟足は、汚れの残りやすい場所 TOP3!
• 始まりと終わりの場所は、同じであれば BEST!
あなたのゆすぎ(すすぎ)方は髪老化を早めるパターンになっていませんか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より