KB003 トリートメントしているのに乾燥のリバウンド? バサバサゴワゴワ髪に悩む30代以上のあなたへ

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photo credit: net_efekt via photopin cc

残念ながら、トリートメントでは水分バランスは整いません!

こんな事を言ってしまうと

「TVCMのモデルの様な髪に仕上がると信じていたのに?」

「今までの努力は何だったの?」

とお叱りを受けるかもしれませんが、これは事実です。

人間の毛髪にはこの世に生まれた時から、独自に水分バランスを整える機能が備わっているのです。

 

毛髪の潤い調節のメカニズムと乾燥のリバウンドとなる要因

あなたは美容院などでこんなアドバイスを受けたことはありませんか?

「このトリートメントを使うと◯◯成分の働きで髪の中の水分を調節してくれます」

「仕上げにこの整髪料を使うと髪型が長持ちして乾燥から守ってくれます」

「発売になったばかりの新製品、ツヤとツルツルの手触りが今までの2倍長持ちするんですよ」

美容師さんのアドバイス通りにご家庭での乾燥ケアをすると、一旦は良くなったように感じるも、2週間程すると薬の効果が切れたみたいに元の状態に逆戻り。

使う量を増やしても相変わらずで新しい商品にチェンジしたら、何故か最初の頃より症状が悪くなっているみたい。

実は、傷ついて乾燥した髪を、トリートメントや整髪料を使用して補修補正しようとすればする程、髪の乾燥具合いは酷くなってしまうのです。

 

髪の潤いの源は美容成分ではなく空気中の水蒸気

では、何故トリートメントを始めとする整髪料では、乾燥のリバンドを繰り返してしまうのでしょうか?

疑問に思っているあなたは、下の図をご覧ください。

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photo credit: おとなキレイ.com

体内に備わっている約70%の体液と皮脂腺より分泌される皮脂を元に、髪の製造工場(毛母)で生まれた髪の卵は、食物からの栄養分を取り入れながら毛穴の中で成長。

毛穴から伸び出ると、キューティクルを開閉させて空気中の空気を取り入れてタンパク質や潤い(水分)を維持する毛髪の呼吸運動(自然治癒力)を始めます。

この呼吸運動(自然治癒力)が正常に働いている健康な状態では、濡れている時は引き締まる(収斂)作用でキシみ、乾いていく過程で解れてサラサラとした手触りになりますが、ほんの少量でも汚れや異質物が付着するだけで、乾くとゴワゴワで硬い手触りに。

あなたが髪の傷みを改善してくれると信じて止まない整髪料類は、本来の呼吸運動(自然治癒力)を奪って毛髪が悲鳴を上げてしまう異質物だったのです。

少し長くなってしまいましたので、この続きは「毛髪の乾燥悪化の3大要因と潤い力をサポートする生活の知恵」にてお届けいたします。

あなたは汚れや異質物が髪を傷つけるサインを感じていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より