KB004 ヘアカラーCMのツヤツヤ感と美しさの未来予想図!?

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photo credit: Henna Sooq via photopin cc

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

普段私は殆どテレビを観ることはなく、夕食後に身体を休めている時などにぼんやり眺める程度。とは言っても、職業柄か美容関係のCMが始まると、目を凝らして見入ってしまいます…。

そんな中、ここ1〜2年ほどで特に気になっているのが「ホームカラーに関するCMの変化」

良〜く観察されている方は既にお気づきかと思いますが、
あなたはいかがでしょうか?

最近のホームカラーのCMには、メーカーによって多少の表現の差はありますが、必ず下記の様なメッセージ(フリップ)が差し込まれているのが確認できると思います。

「ご使用の際には使用説明書にしたがい、毎回必ず染毛の48時間前にパッチテスト(皮膚アレルギー試験)をして下さい。」

このメッセージを、ただフ〜ンと受け流してしまうか?、裏側に隠された背景を読み取るか?によって、後々大きな差となって現れてきます。

 

身体の抵抗力の減少とアレルギー発症率の上昇

厚生労働省が平成23年に行った調査の報告書によると、約6000万人の方が何らかのアレルギー疾患を抱えている、とのデータが出ています。

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photo credit: 厚生労働省

しかも、これだけ多くの方々がアレルギー症状を発症していると言うことは、裏を返せば私たちの身体の抵抗力がそれだけ弱くなっている事を意味します。アレルギーは花粉症の様にある日突然発症しますから、明日はもしかしたらあなたかもしれません

そして、ヘアカラー剤の多くは化学薬品から出来ている事から、抵抗力が弱くなっている私たちの身体では、カラー剤の化学薬品に拒否反応(アレルギー)を起こす確立が非常に高く、ヘアカラーをお洒落やファッションとして捉えている美容界に於いても例外ではなく、かなり危険と言わざるを得ない!と言う事です。

そこで先程のメッセージに戻りますと、メーカー側がTVCMを通じてこの様なメッセージを流すと言う背景には、ホームカラー剤の使用による皮膚疾患を訴える方が相当数いる事が推測できます。そしてこれが最も重要なのですが、「私たち消費者がパッチテストを行なわなかったり使用説明書の手順通りに髪を染めなかった場合、メーカー側には損害に対する責任を負う義務は発生しない」ことを謳っているのです。

おとなキレイを叶えるためには、どんなに素敵なヘアスタイルやどんなに高品質な化粧品よりも、まずは「身体の健康と製品の安全性」があってこそです。くれぐれもお洒落なイメージ広告にはご注意ください。

あなたは髪を染める時、パッチテストをなさっていますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より