昔から「髪は健康のバロメータ」と言われている様に、生活習慣の乱れや身体の不調は髪の生育不良に直結します。
ツヤと潤いが失われて不健康な髪が育ってしまう「10の習慣」
毎日欠かさずトリートメントをしているのに、髪は乾燥してバサバサ状態。どうしたら、この髪の傷みが良くなるの?とお悩みのあなた。
確かに、毎日のヘアケアも大切ですが、生活習慣の乱れや身体に不調を抱えていては、髪の生育不良として跳ね返ってきます。傷みのない美しい毛髪は「規則正しい生活習慣」や「身体の健康」という土台があってこそなのです。
この機会に、あなたの習慣を振り返ってみてはいかがでしょうか?
(1)就寝は夜の12時以降で、夜中に何度も目が覚めてしまう?
髪や身体の60兆にも及ぶ細胞は「22時〜2時のゴールデンタイム」に作られます。この時間に身体が安息状態に無いと、不健康な細胞が育ってしまいますから、遅くても夜の12時までには灯りを暗くして目を閉じて横になりましょう。
(2)セット力のある整髪料で髪型をキープしている?
顔周りに細くプチプチ切れている髪がありませんか。整髪料のノリ成分がキューティクルを覆って髪の呼吸を奪って窒息状態を招き、弾力が低下した細く切れやすい毛髪しか育たなくなってしまいます。
(3)ついつい眠気に負けて、朝シャンをしている?
あまり頻繁にあるようですと、抜けやすい髪質やベタついた細い毛質の髪が育ってしまう恐れがあります。
(4)野菜が嫌いであまり口にしない?
髪だけでなくお肌や身体の老化が早まる恐れがあります。野菜に含まれる植物繊維は、老化の元の活性酸素や老廃物をお掃除してくれたり胃腸の働きを整えてくれます。ビタミン・ミネラル分は、ツヤと弾力を育てるためには欠かせない大切な栄養分だからです。
(5)エアコンの効いた中にいる時間が長い?
エアコンの風は、髪・肌・身体の水分を奪って乾燥体質へと変えてしまいます。冷房による冷えは血流の滞りを引き起こし、髪の製造工場(毛母)への栄養の供給量も減るため、ハリコシの低下した髪が育ってしまいますから、身体を冷えから守る対策を行ないましょう。(平熱が35度台のあなたは要注意です)
(6)髪を乾かさずに自然乾燥のまま寝ている?
自然乾燥は、ドライヤーの熱より髪を傷めます。さらに、摩擦による「髪の縮れ」や「キューティクルのささくれ」を誘発して、パサついた広がりやすい毛質へと変えてしまいます。
(7)痛み止めや血圧調整剤を常用している?
長期の薬物使用は腎臓や心臓に過度の負担をかけるため、髪や身体のホルモンバランスの調整役でもある自律神経も疲労の蓄積から乱れをきたして皮脂の分泌が過剰気味になり、身体や頭皮はベタつき体質へと変わってしまいます。 細毛や猫毛なども、長期の薬物使用が一因となるケースが多々あります。
(8)過度の食事制限をするダイエットをしている?
過度の食事制限による急激な体重低下は、身体だけでなく毛髪の栄養不足も招いて不健康な「抜けやすい髪の細胞」を育ててしまいます。医師の指導のもと、栄養バランスを考えた食事で時間を掛けてダイエットに取り組みましょう。
(9)洗い過ぎは良くないと思い、洗髪しない日がある?
顔は毎日洗うのに、ナゼ頭皮は毎日では洗い過ぎなのでしょう、同じ1枚の皮膚なのにおかしいと思いませんか? 皮脂や老廃物の蓄積は、頭皮に赤味や炎症が起きやすい過敏気味の肌質へと変えてしまいます。ミネラルと皮脂分のバランスをキープしてくれるシャンプーを使い、その日の汚れはその日の内にキチンと落としましょう。
(10)塩味が効いた食物を好んで食べている?
熱中症予防には塩分は必要ですが、摂り過ぎは良くありません。過剰な塩分を処理するために腎臓に負担が掛かるだけでなく大量のミネラル分が消費されたり血管に負荷が掛かるなどして、身体は脂漏体質に変わってしまい、頭皮はベタベタなのに髪は硬くゴワゴワで枝毛・切れ毛が頻繁に起こる傷つきやすい髪が育ってしまいます。(1日の塩分摂取量は、6〜9グラムが適量。日本人の食事摂取基準より)
あなたの生活習慣はいかがでしたか? もし、3つ以上該当していたら要注意です。
生活習慣の乱れや身体の不調は自律神経と栄養のアンバランスに繋がり、弾力と水分保持力の低下を招き「ツヤと潤いの無い」毛髪を育ててしまいますから、一日も早く変えましょう。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
今回のエントリーでの参照サイト
■ 2010年度版〜日本人の食事摂取基準について(厚生労働省)