KB020 トリートメントより大切な、髪年齢の若さ維持の肝腎要

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シルクの様なしなやかな髪は健康な身体から

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トリートメントよりも大切な健康な身体づくり

既にご存知かもしれませんが、私たちの髪は19種類のアミノ酸と16種類のミネラルを中心とした栄養が元になって造られています。

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photo credit: おとなキレイ.com

ですから「ビタミン」「ミネラル」「タンパク質」「炭水化物」「脂肪」のバランスの取れた安全で質の高い栄養をきちんと摂取し、胃や腸・肝臓・腎臓をはじめ毛細血管に至るまで、それぞれの器官を身体の内側から強化していけば自然と身体の隅々にまで、それぞれの細胞に必要な栄養素がきちんと送り届けられるようになります。

そして、当然の事なのですが、栄養の保管庫(毛根)にも髪造りに必要なそれぞれの栄養素が送り届けられます。その結果、髪の製造工場(毛母細胞)では太毛でハリのある元気な髪質の髪を作り育てて生えさせる事が出来るのです。

これらの事からも分るように、髪質のよい、シルクの様なしなやかな髪はまさに健康な身体から。

 

髪年齢の若さを維持する「肝・腎・要」

昔から中国では「髪は腎の華である」という言葉があります。中国の医学では「腎」は腎臓をはじめ、泌尿器や生殖器系・ホルモン系・骨・骨髄・脳髄まで広く関係する臓器グループであるとされ、いわば五臓六腑の基礎をなす作用があるとされています。

この「腎」の働きが衰えた状態を「腎虚」といい様々な老化現象が現れます。その中でも特に花(華)のように目立つ髪に例えるなら、抜け毛や細毛・薄毛・白髪といった老化現象があげられます。

また、髪は血餘(けつよ)とも言われ、血液の一部と考えられています。そしてこの血液に一番関係の深い内臓が「肝」だとされています。

「肝」は血液の貯蔵庫であると同時に、血行を促して全身の新陳代謝を活発にします。つまり「肝」と「腎」が活発に働くようになれば栄養をたっぷりと抱えたキレイな血液が身体の隅々に迄くまなく供給され、太くハリのある元気な髪を育てることにつながります。

しかし、逆を言えば、私たちの身体に太くハリのある健康な髪を育てるためには、まず、髪の毛の事と同時に健康で元気な身体を造らなければならないということです。

昔から諺で「肝腎要」という言葉がありますが、これは人間の身体の中で、我々の生命活動に特に重要なまさに“要”の役割を果たしているのが、「肝臓」と「腎臓」であることに由来していると言われています。

暑い日が続いているからと、ビールや塩分の摂り過ぎで肝と腎が弱っていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より