KB021 放置すると髪老化へと進行する「4つの危険なシグナル」

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「髪が痩せた」「薄くなった」など自覚症状を感じてから慌ててお手入れを始めては手遅れのケースも…。

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photo credit: . SantiMB . via photopin cc
 

髪老化へと進行する「4つの危険なシグナル」

あなたの体質や症状に合っていない間違ったお手入れは、かえって抜け毛や細毛・薄毛を進行させてしまい逆効果。しかし、殆どの場合必ず何らかの前兆、つまり危険信号が現れているはずです。

その時を見逃さずに早目に適切なケアを行う、原因に合ったお手入れをする事によって無駄な時間やお金をかけることなく、ハリとツヤのある健康な髪を育てることができるのです。

 

1.抜け毛が増えた

まだ、たくさんの寿命を残していて成長期にある髪や、新生毛として新しく生えてきたばかりの髪が、何らかの異常によって抜けていることが考えられます。

毛髪が生えてから寿命が来て抜けるまでの「ヘアサイクル(発毛周期)」が乱れてしまっているため、放置したまま適切なお手入れをしないとほとんどの場合、薄毛へと進行してしまいます。

 

2.フケの量が増えた、頭皮がかゆくなってきた

フケは、頭皮の真皮層で生まれる新しい皮膚細胞に押し上げられた古い表皮(皮膚細胞)が角質化して剥がれ落ちたものです。通常は、この細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでのサイクルは28日間なのですが、ホルモンの分泌異常や栄養バランスの乱れなどにより短い間隔になってしまいフケが増加します。

もし大量のフケが、毛穴から分泌される皮脂などと一緒になって、髪が生えてくる出口である毛穴を塞いでしまうと、毛穴が狭くなり太い髪が育たなくなります。そして、いつの間にか1本1本の髪がやせ衰え、細く軟らかくハリのない猫毛やうぶ毛のように細く短い毛になってしまうのです。

 

3.頭皮がベタつくようになった

頭皮がベタつくようになってきたのは、皮脂腺から分泌されている過剰な皮脂が要因です。但し、いくら洗浄力の強いシャンプー剤をタップリ使って洗っても落とし切れず、ベタつきが悪化してしまいますから、皮脂分を浮かせる専用のケアが必要と言えます。

過剰に分泌された皮脂をそのまま放置していると毛根にまで作用して、成長期にある毛髪を本来の時期より早く休止期にしてしまい、本来の寿命より早く抜け落ちてしまいます。

 

4.髪が細く、ハリがなくなってきた

油脂分が大量に含まれている整髪料類を長期間にわたって使用し続けた結果、髪内部のタンパク質を覆った油脂分や老廃物が紫外線酸化で侵され、弾力や毛髪の引き締め力(自然治癒力)が失われて、次第に痩せ細ったうねりやすい髪質へと変わってしまいます。

また、男性3年~5年・女性4年~6年という髪としての本来の寿命を迎える事なく早く抜けていってしまうため、髪の製造工場(毛根)での製造が追いつかずに猫毛やうぶ毛のような細く短い弾力のない毛髪しか造れなくなってしまうのです。

 

上記の様な症状が現れてきた時は、あわてて自己流の手当てで対処するのではなく、現在の髪の状態とそこに至るまでのプロセスを、髪のプロにきちんと診断して頂くことが大切です。

髪は毎日抜け、毎日生えています。一日でも早くあなたの症状や体質に合った正しいお手入れを実践してください。

あなたは自己流の手当てで髪老化を進行させていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より