KB023 抜け毛の増加や細毛は、寝つきが悪い・眠れない・眠っても夜中に目が覚めてしまう睡眠不足の人ほどリスクが高くなる

お肌や毛髪の潤いを取り戻そうと「高級な化粧品やヘアケア剤」を使ったり、疲れた身体の元気を取り戻そうと「サプリメント」を飲んだりしても、たったひとつの生活習慣の乱れで「細胞は老化」してしまいます。

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身体にとって良くないことは頭では理解しているのに、なかなか変えられない「睡眠」。特に、家事や仕事が忙しくて日々の雑務や業務に忙殺されてしまい気が付いたらアッという間に1日が過ぎているあなたにとっては、振り返る精神的な余裕すらないのかもしれませんが、そうこうしている内に確実に身体はいうことを利かなくなっていきますから、出来る限り早く手を打つに越したことはありません。

 

抜け毛・細毛の予防やお肌・身体の若さ維持に重要となる「睡眠時間」

あなたは1日何時間睡眠を取っていますか?

あなたの脳が9割変わる!超「朝活」法」に、下記の様なデータが紹介されています。

2002年には、アメリカの精神医学者で睡眠研究者のクリプケ(Kripke)医学博士らが、「睡眠時間と死亡率の関係」について、30〜102歳までの100万人以上の男女について大規模な調査を行い、発表しました。その結果、「6時間半以上7時間半未満の睡眠の人、つまり7時間睡眠の人が最も死亡率が低い

さらに2010年8月には、「1日9時間以上の睡眠では心臓血管系の病気(心筋梗塞、狭心症、高血圧など)と脳卒中のリスクは、1.5倍に増えた」さらに、「最もリスクが高いのは、60歳以下で睡眠時間が5時間以下だった成人で、7時間睡眠に比べてそのリスクが3倍以上になる」というショッキングな研究結果も報告されています。

トータル6時間半より少ない睡眠時間で1日の活動量を増やしても、死亡率・心臓血管系の病気(心筋梗塞、狭心症、高血圧など)、脳卒中・糖尿病・肥満になるリスクが増大し、結果的に病気で早死にする可能性が高まり、長い目で見て決して「お得」ではないということが科学的に立証されたということです。

人間の毛髪やお肌をはじめとする身体の細胞は、胃腸から吸収され血管を通して運ばれるタンパク質・ビタミン・ミネラルや分泌されたホルモンなどの栄養を元に自律神経の指令の元、夜の10時〜夜中の2時に作られています。

もし、寝つきが悪い・眠れない・眠っても夜中に目が覚めてしまうといった理由から、1日トータルで6時間半より少ない睡眠時間では、血液の流れが滞って髪の製造工場(毛乳頭)に運ばれる栄養が減少してしまい、抜け毛の増加や細毛のリスクが高くなることが、上記のデータから推測できます。

日々の睡眠は、心身の疲れを癒すだけでなく、育毛のための環境整備に於いても、1番重要なウェートを占めるのです。

あなたは「抜け毛・細毛・肥満」リスクが増大する睡眠時間ではありませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

参考書籍

タイトルは朝活になっていますが、脳科学のデータを参考にした健康法や、生活習慣改善のアドバイス等も役立つ1冊です。