KB026 秋口に感じる頭皮のかゆみは“スカッ”とする爽快感溢れるトニックの使い過ぎが原因?

毎日シャンプーしているのに、朝起きると頭皮が痒くてポリポリ掻いてしまう。

頭が痒くなるのは汚れがしっかり落ちていないのかと思い、シャンプーで二度洗いしたり時間を掛けてゆすぎをしているのに、全然良くなりません。

 

秋口に感じる頭皮のかゆみを引き起こす原因

頭皮が痒くなるのは、頭皮や毛穴が汚れているケースだけではありません。

・心にストレスを抱えていたり身体に疲労がたまって、ホルモンバランスが乱れている
・皮脂の分泌が少なくて水分が蒸発しやすい状態にあり頭皮が乾燥している
・夏に比べて空気中の湿気が少なくなり潤いが保てなくなっている
・エアコンの効いている中に長時間いて潤いを奪われている

そして、髪の専門家でも見落としてしまい易いのが「清涼感や爽快感を感じるトニックの使い過ぎ」です。

 

頭皮のかゆみとアルコール

薬用トニックや育毛トニックと呼ばれている「養毛料」や「育毛剤」には、爽快感を出したり、養毛効果に必要な成分を混ぜ合わせるために、アルコールを使用している製品がたくさんあります。中には「アルコールフリータイプ」もありますが、最近の主流は「20%以上使用しているタイプ」が目立っています。

頭皮のかゆみにアルコールが関係している?なんて疑問符を抱いてしまう方も多いかと思いますが、その影響は大きいのです。

わかり易い例を挙げますと、病院などで注射を打つ前に脱脂綿でサッと拭いて消毒された時「スーッと」した経験がおありかと思いますが、その時に使用されているのがトニック等に配合されているタイプと同様のアルコールなのです。

アルコールの特徴は、蒸発する時に皮膚の水分を奪って温度を下げてしまう所にあります。ですから使用する量が多いほど“スカッ”とする爽快感が強く感じられる反面、水分や脂分も大量に奪われて頭皮の温度も低下してしまうのです。

あなたは夏場に清涼感を感じるトニック類を長期間使用していませんでしたか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より