体温が36度以下のあなたには是非オススメします♪
目次
髪やお肌の潤い力がアップする!入浴法にチャレンジ
あなたは、ヒートショックプロテイン(HSP)という言葉は聞いたことがありますか?
ヒートショックプロティン(HSP)とは、熱(ヒート)によるストレス(ショック)が身体に加わることによって体内で作られる量が増加する、傷んだ細胞を修復する働きを持つタンパク質(プロテイン)のことを意味しています。
また、免疫細胞の働きを強化したり、乳酸の発生を遅らせるなどの力も持っていますから、疲労が溜まった身体にとってはとてもありがたい存在。
このタンパク質(HSP)が増えることは、「カラダを元気にする」ことに直結し、肌や髪の元であるタンパク質も健康になりますから、潤いを保持する力や弾力にも好影響を与えてくれます。
ライフスタイルの変化で体温が下がり気味
いま何故ヒートショックプロテインが注目されているのか?と申しますと、デスクワーク中心の仕事、偏った食生活、運動不足、便利家電の増加…等の影響もあってか筋肉量が減り、戦後の60年間で私たちの体温は約一度下がってしまったと言われています。
健康と美容に理想的な体温が「36.5〜37.0」と言われている中、1950年頃の平均体温は36.8度だったものが、いま現在では35度台の方達が増え、中には34度台の方も…。これでは細胞を作るエネルギーとなる酵素の働きが悪くなるばかりでなく、癌やアレルギーなどの病気にかかりやすくなってしまいます。
低体温によるリスクと不調
私たち人間は、体温が1度下がると体の免疫力(ウィルス等と戦ってくれる力)が、約30%も低下してしまうことは、既にご存知の方も多いかと思います。
体温が低い状態が続くとこの他にも、肌や髪のトラブル、冷え性、肩こり頭痛、太りやすい、生理不順、更年期障害、便秘、下痢、ドライアイ、膀胱炎…など、あらゆる不調となって身体に表れてくるそうです。
これらのリスクを回避する、体温を上げるための3大要素が「運動」「睡眠」「入浴」と言われています。
この3つの言葉を目にしただけで「体温を上げるのってなんか面倒くさそう!」と呟いているあなたでも大丈夫です。
熱ストレスとヒートショックプロテイン
ヒートショックプロティン(HSP)は、身体に熱ストレスが加わることによって、体内で作られる量が増加します。
「熱によるストレス」というと、なんだかとても大変なことをしなければいけないような印象を受けてしまいますが、普段の生活のなかで簡単に増やすことができる方法がズバリ、「入浴」なのです。
お風呂に入って体温を上げて保温することで、ヒートショックプロテインが増加し免疫力もアップしてきます。
「いつもの入浴にひと工夫するだけで簡単に効果が認められる!」なら是非、挑戦してみたいと思いませんか?
ヒートショックプロテインを増やす正しい入浴法
ヒートショックプロテインは、体温が38度になると1.2~1.5倍に、38.5度になると1.8~2倍増えると報告されています。
しかし、もともと平熱が低い人が、いきなり38度まで体温を上げるのは難しいですし、身体にも余計な負担がかかってしまいます。まずは自分の平熱を知り、平熱プラス1.5度アップを目差しましょう。
【熱ストレスとヒートショックプロテイン(HSP)を増やす入浴法】
・入浴前には、たっぷり水分をとって脱水を防ぐ。
・自分の平熱から+1.5度を目安に
・お湯の温度は、40~42度くらいに設定。温度の上げすぎはNG。
・湯船に10分ほどつかる(自然に体温は1度ほど上昇)
・そしてこのままさらに10分ほど入浴すればOK。
体温が1.5度ほど高くなっていることを、舌の下に体温計を入れて計測・確認して終了。入浴後は、部屋を適温にし、身体を冷やさないことも大切です。
体温は自然に下がっていき、増加したHSPは1週間ほど体内でその力を発揮します。HSPのパワーがピークを迎えるのは、入浴から2日後といわれているので、「元気になりたい日」から逆算してこの入浴法を試してみるのもいいのでは?
ただし、冷た〜い炭酸飲料やアイスの誘惑には、くれぐれもガマンガマンですよ♪
毎日この温度の入浴では、ストレスを感じなくなってしまうからHSPを増やす入浴法は、週に2回の割合でOKです。
あなたも潤い力をUPする入浴法を試してみませんか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より