【真冬の脂・臭いトラブル】体に脂肪が付きやすい人は、髪にも脂肪が溜まりやすく臭いも強い

夏より冬のほうが頭の臭いとベタつきが悪化してしまう?

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photo credit: Waseef Akhtar via photopin cc

一般的には、暑い夏のほうが頭の臭いやベタつきを抱えている方が多いように感じますが、最近では気温が下がる冬にも、頭の臭いやベタつき症状で相談にお見えになる方が増えているのです。

 

真冬の脂・臭いトラブルを起こしやすい5つの要因

休止状態の多い汗腺:気温が低い冬には汗をかきにくいと思われがちですが、体温を保つために基礎代謝を上げているため、暖房やちょっとした運動でも汗が出やすくなっています。にも関わらず休止状態の汗腺が多いため負担が増して本来に働きが行われずミネラルの残った「ベタベタ汗」が排出されることとなり、蒸発しにくく皮膚に残留しやすいため臭いが強くなる要因となってしまうのです。

食習慣:冬場は、肉や乳製品等の動物性タンパクを使った脂っぽい料理や、年末年始の多量の飲酒や塩分の効いたおつまみが、体脂肪を増やしたり汗の匂いを強くしてしまいます。その他にも、高カロリー食品、ファーストフード、砂糖の添加されたジュース類の過剰摂取が挙げられます。また、肥満になる親と同じ食事と同じ生活習慣をさせられた子は、親と同じく肥満になる事が多いと言われています。

2011年の世界保健機関の報告では、野菜・果物だけでなく全粒穀物・豆類・ナッツの摂取量を増やし、脂肪や砂糖の摂取量を制限することが推奨されています。

職場と家庭で座りがちな生活:社会における交通手段が、徒歩や自転車から車・バイク・バス・電車・飛行機などへ機械化、家庭における洗濯・掃除・料理器具の発達により家事の省力化の進行。子供達も、徒歩通学や体育授業が少なくなってきた事による身体運動能力レベルが不足。世界的にも、肉体労働の減少の進行やレジャーとして体を動かす事が少なくなっているため、世界人口の少なくとも30%が運動不足の状態にあるそうです。

夜型生活と睡眠不足:夜中の12時過ぎまで活動する夜型の生活習慣は、睡眠不足を招いて飢餓信号を送るホルモン(グレリン)の分泌を増やし、食欲を抑制するレプチンを減少させてしまいます。さらに、体に太れとハッパをかけて脂質の合成を促進する、ストレス・ホルモン(コルチゾール)の分泌も増やします。

遺伝子による遺伝:「体は一定の体重を保とうとする機能」があり、その人にとって望ましい体重は遺伝子によって決定づけられるため、その人が太っていてもそれは「本人にとっては正常な状態となっている」そうだ。また、遺伝的要因については、20世紀終わりにレプチンというホルモンがエネルギーの消費増加と食物摂取量低下をもたらすという説が発表された後、肥満に関係した多くのホルモン様物質が発見されており、脂肪組織は単なるエネルギー貯蔵庫ではなく、内分泌器官と考えられるようになってきており、それらホルモン様物質の多くは炎症に関係している。

これらの要因が元で悪玉脂肪がたくさん作られ、チョットした刺激でベタベタ汗が大量に分泌され、体外に排出されることなく行き場を失ってしまった「脂」は皮脂腺からの皮脂分泌を過剰にし、「ベタベタ汗」は皮膚に留まって細菌類を増殖させてしまうため、頭や身体の臭いが強くなってしまうのです。

頭の臭いやベタつきの元は生産過剰気味な“脂”と“ベタベタ汗”です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より