「フケ」の増加に頭の「かゆみ」が加わったら分泌異常やバランスの乱れが考えられます

軽く考えていると将来髪が細くなり始める可能性が高まります!

見た目は急には変わりませんが、毛穴の中では髪実に衰えは始まっており、少しずつ頭頂部のボリュームが失われていくのです。

 

フケとかゆみの症状は抜け毛や細毛の危険性を知らせるサイン

「急にフケが増えた」「頭皮がかゆくなってきた」症状は、その多くが抜け毛や細毛の前触れと考えられます。

何故なら、フケは頭皮の皮下組織で生まれた新しい皮膚細胞が一番表面の角質層に押し上げられ、古い皮膚細胞が徐々に角質化して剥がれ落ちたものです。

健康な状態ですと、この新しい皮膚細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでのサイクルは大体28日間なのですが、ホルモンの分泌異常や栄養バランスの乱れなどにより短い間隔でドンドン角質化が進んで剥がれ落ちてしまうため、フケ(角質)が増加してしまうのです。

そして、フケが頭皮や毛穴を覆うようになると新陳代謝がうまく行われなくなり、皮脂の分泌バランスが乱れて乾燥したりベタついたりして痒みが出てくるのです。

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【太さが変わってきた毛髪】
photo credit: おとなキレイ向上委員会

髪を「植物」に例えるなら、頭皮や毛穴は毛髪を育てる大地に当ります。新陳代謝や皮脂の分泌が乱れた状態では、健康な髪を生えさせることも育てることも出来なくなってしまいます。

その「大地」が植物を育てるのにふさわしい正常な状態にお手入れされていなければ、その「植物」は十分に成長できず太くハリのある健康な毛髪は生えてきません。

また、フケが毛穴から分泌される皮脂などと一緒になって、毛髪が生えて来る際の出口である毛穴を塞いでしまうと毛穴が狭くなって太い毛髪が育たなくなり、いつの間にか1本1本がやせ衰えて細く軟らかくハリのない猫毛や、うぶ毛のように極端に細く短い毛になってしまいます。

あなたの毛穴から生えている毛髪は太い毛と細い毛が混じっていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より