いくらシャンプー剤やトリートメントを変えても「頭皮は脂でベタベタ」で、「髪はペシャンコでカサカサ」のまま!?

35歳を過ぎたあたりから、何となく髪に元気がなくなってきているな?と感じてはいたのですが、仕事や子育てに追われて中々自分のことを考える余裕もないまま40代に突入。
頭頂部やつむじ周りの毛量の少なさに将来の不安を感じ、美容雑誌やドラッグストアーで紹介されているシャンプーやトリートメントなどの整髪料類を色々試してみるものの、「頭皮のベタベタ」「髪のペシャンコやカサカサ」症状は改善する兆しが全然見えず、どうすれば良いのやら途方に暮れています。
髪と頭皮のコンディションと髪型のバリエーション
一般的に、ペシャンコ髪や乾燥によるカサカサ症状は、加齢による新陳代謝の衰えやストレスが主な原因と言われ、ボリュームや動きが不足するため髪型のバリエーションも少なくなってしまうと言われていますが、サロンで行っている「髪と頭皮の健康診断」の結果を参照させていただくと、約8割のケースは間違った“シャンプー法”や“トリートメント術”による髪のコンディションの悪化だとわかりました。
しっかり洗おうとするからベタつく
「頭皮をしっかり洗うことが大切」という意識付けがシャンプー本来の意図とはどんどん違った方向に進めてしまい、シャンプー剤をタップリ使い強い力でのゴシゴシ洗いを繰り返した結果、皮脂分泌は過剰気味になった反面水分量は不足する一方で、髪のハリ・コシは低下しボリュームが不足する事態を招いてしまったのです。
シャンプー本来の目的は、適度なマッサージと熱でしなやかな頭皮を育て、皮脂の分泌バランスを正常な状態に整え、健やかな髪が成長する環境を整えることにあります。
ツルツルの手触りは髪にとっては不要の産物
昨今のノンシリコンブームを支えているヘアケア製品は、手触りとツヤを向上させる油脂分の配合を増加させたことにより汚れを落とす洗浄剤も増量させて仕上がりの軽さのバランスの最適化を図り、ふんわり軽い仕上がりを実現しています。
しかし、シャンプー後のお流し時やダメージ補修と称したトリートメントの施術後のトゥルトゥル・ツルツルの手触りは「髪の傷みがクリアになった証」との間違ったヘアケアの常識が、髪ダメージや髪痩せを悪化させていることに早く気づくべきです。髪本来のハリ・コシ・ツヤは、濡れるとキュキュッと締まり乾くとパラパラッとほぐれる「引き締め力(収斂)」で支えられており、美容成分や油脂成分によるトゥルトゥル・ツルツルの手触りは、髪にとっては不要の産物でダメージを悪化させ、ペタッと重く乾きにくい髪質に変えてしまうのです。
あなたの髪にハリ・コシ・ツヤを蘇らせたいのなら、トリートメントの使用を止めなさい♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より