その植物由来成分を髪につけるのはチョット待った!
「この整髪料類には天然植物由来の高級美容成分が配合されている」と聞いたあなたは、身体に優しく髪やお肌にも安全で如何にも綺麗になりそうなイメージを抱いてしまうのではないでしょうか。
しかし、チョット待って下さい。天然の植物由来の成分だからといって全てが髪の健康に役立つと考えるのは大きな間違いで、髪にとっては毒となってしまうモノもあるのです。
植物成分が持っている力を発揮する本当の場所
私たち人間の毛穴から伸びている成人した髪の毛は、その髪質や髪形を維持していくためには「空気」「皮脂」「ミネラル」の3つの栄養素が必要といわれてます。なかでも「空気」は特に大切とされていて、真空状態の中に人間の髪を置いておくだけで、形が維持できなくなりボロボロに崩れてしまうそうです。
近年、天然の植物由来の油脂を主成分として作られているオイルベースの整髪料類が少しずつ登場し始めましたが、ツルツルの手触り感やピカピカの髪ツヤは2週間ほどの賞味(持続)期間を経過するとともに、だんだん硬くゴワゴワな手触りへと変化してしまいます。
動物に馴染むのは動物性のオイルのみ
ノンシリコンの整髪料が主流になってきた2010年以降は、椿油、オリーブ油、アルガンオイル、といった植物性オイルを用いた保湿ケアがヘアケア市場を占めるようになりました。
しかし、あなたは「人間は動物という事実」を忘れてはいませんか?そして、お肌や髪は「皮脂(スクワレン)」という動物性オイルで、ミネラル分の蒸発を防いで潤いをキープしています。
だとしたら何故、人間の髪やお肌を動物性のオイルで保湿ケアしないのでしょうか?動物性のオイルは“ベタつく”イメージが強いため敬遠されるのでしょうか?
植物成分の力は胃腸で発揮されて初めて栄養になる
人間の毛髪やお肌に、椿油、オリーブ油、アルガンオイル、といった植物性オイルを用いた保湿ケアを行うと、もともと身体の中に存在しない成分ですからお肌や髪にとっては「毒」とみなされ老廃物となり、紫外線酸化によってお肌や髪の細胞が傷つけられてしまいますから、使用を続けていくと乾燥が悪化してパサパサゴワゴワな硬い手触りに…。
ですから本当の所、植物成分は食べ物として取り入れて胃腸で消化吸収し血管を通して身体中に供給されて初めて、細胞を成長させるためのエネルギーや各器官を維持していくための栄養分として役に立っているのです。
植物成分は食物として胃腸から取り入れると髪・肌・身体のアンチエイジングとして力を発揮します♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より