ヘアカラーの色持ち力の低下を起こす、ヘアアイロンで仕上げる艶感

髪のうねりをしっかり伸ばしたくて、毎日アイロンで仕上げています!

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photo credit: elixir b via photopin cc

クルクルドライヤーだけでは、髪のうねりがしっかり伸びてくれないので、毎日ヘアアイロンを使って髪のうねりをしっかり伸ばし、ツヤツヤに仕上げています。ただ、美容院でヘアカラーをして頂いても、ここ3回ほど1ヶ月持たずに色が落ちてしまう事が続いています。

 

ヘアカラーの色持ちとヘアアイロンの熱ダメージ

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photo credit: おとなキレイ向上委員会

美容院でヘアカラーをして頂く時は、施術後に必ず色持ちとコンディションが良くなるトリートメントをプラスしています。ですが、ここの所、色持ちはそれほど良くなっているとは感じられません。

以前は2ヶ月ほど色が持続していたのですが、ここの所シャンプーする度にどんどん色が剥がれていき、1ヶ月も持たずにキラキラ光って金髪っぽくなってしまいます。

 

色味成分は何処に定着しナゼ剥がれていくのか

キューティクルの隙間から髪の内部へと入ったヘアカラーの色味成分は、タンパク質に密着します。

ただ、栄養不足で育った髪や強力な紫外線を浴びた髪はタンパク質の密度が低く、色味成分の吸着可能な面積が少なくなるため、いくらたくさん色味成分が入っても、タンパク質層に吸着できなかった色味成分はフラフラ浮遊しているだけですので、シャンプー剤の洗浄成分とともに外部に流れでてしまうのです。

 

高温の熱は毛髪の何を破壊するのか

ヘアアイロンを始めとする「熱(高温)」は、髪のキューティクルから中心部にまで直に熱が伝わるため、60度以上の高温の熱によって水分やミネラル分が蒸発し、タンパク質が少しずつ破壊されて骨粗しょう症のような「溝」や「空洞」ができてしまいます。

ヘアカラーの施術前に、この「溝」や「空洞」を埋めておかないと、どんなに毛髪保護成分が入った刺激のマイルドなカラー剤を使用しても、色の定着がうまく機能せずに色持ちも悪くなってしまいます。

 

ヘアカラーの色持ちが低下する原因のまとめ

■ 強力な紫外線を大量に浴びた
■ ヘアアイロンやホットカーラーの高温火傷
■ 洗浄剤が大量に入った泡立ちが良すぎるシャンプー剤
■ 天然の植物由来の濃密な油脂成分による油膜に弾かれる
■ パーマやヘアカラー等の薬剤や整髪料類によるタンパク質の破壊工作

これらが髪内部のタンパク質を、骨粗しょう症のような空洞化に変えてしまい髪密度が低くなるため、色味成分の定着率が悪くなって色の持ちも低下してしまいます。

ヘアカラーの色持ちを良くしたいとお考えなら、高温を伴うアイロン仕上げの艶感を求める仕上げ施術は極力控えることです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より