髪・肌・身体の中枢を支えるミネラル

“殻”や“タンパク合成”を影から支えています!

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photo credit: Curious Expeditions via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【ミネラルバランス編】本日は第2回目。

前回は毛髪の“ツヤ”と“潤い”に欠かせないミネラルはどんな物なの?というエントリーで、ミネラルの由来や種類について、お送りいたしました。

今回は、「髪・肌・身体の中枢を支えるミネラル」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【ミネラルバランス編】

(1)毛髪の“ツヤ”と“潤い”に欠かせないミネラルはどんな物なの?(ミネラルの由来や種類)
(2)髪・肌・身体の中枢を支えるミネラル(人間細胞の中心金属イオン)

 

髪・肌・身体の中枢を支えるミネラル

毛髪というと、主成分である「タンパク質」が一番大切に思われがちですが、ツヤと潤いを影から支えている「ミネラル」も無くてはならない存在です。

 

カルシウム

カルシウム(Ca)は、卵で例えるなら“殻”に当たる部分で、「骨・歯・神経・筋肉といった人間の生命を司る中枢部の働きを調節」しています。

もし、体内のカルシウム(Ca)が不足気味になった場合、骨粗しょう症、不眠、過敏、頻脈、といった症状や病気を引き起こしてしまいます。

カルシウム(Ca)を多く含む食材:カブ、キャベツ、トマト、人参、大豆、ゴマ、バナナ、ぶどう、みかん、イワシ、カレイ、シラス、黒砂糖、ハチミツ、ココア、チョコレート、ヨーグルト、豆腐、海藻類

 

マグネシウム

マグネシウム(Mg)は、卵で例えるなら黄身または遺伝因子(ミトコンドリア)を包み込んでいる皮膜を安定させており、タンパクの合成や鎮静作用など、細胞を生むエネルギー源の役割を兼ね備えています。

もし、体内のマグネシウム(Mg)が不足気味になった場合、精神の不安定、心臓発作、などの症状を引き起こしてしまいます。

マグネシウム(Mg)を多く含む食材:大根、ほうれん草、セロリ、レタス、玄米、胚芽、牛乳、チーズ、海藻類

 

体の中枢を支えるミネラルのまとめ

• カルシウム(Ca)は、骨・歯・神経・筋肉の働きを調節
• 体内のカルシウム(Ca)が不足すると、骨粗しょう症、不眠、過敏、頻脈などを引き起こす
• マグネシウム(Mg)は、タンパクの合成や鎮静作用
• 体内のマグネシウム(Mg)が不足すると、精神の不安定、心臓発作などの症状を引き起こす

適度な日光浴(紫外線から合成するプロビタミンD)もカルシウムの安定供給には必要です♪

次回は「動植物の生体生理に重要なミネラル」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

関連書籍のご紹介

 

毛髪の“ツヤ”と“潤い”に欠かせないミネラルはどんな物なの?

髪がパサついているあなたに必要なのは「ミネラル」です!

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photo credit: Sean Rogers1 via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【ミネラルバランス編】本日より第1回目がスタート。

第1回目の今回は、「ミネラルの由来や種類」についてお届けいたします。

 

毛髪の“ツヤ”と“潤い”に欠かせないミネラルについて

これは既にご存じの方も多いかと思いますが、私たちが健康な毛髪を育て維持していくためには「19種類のアミノ酸」と「16種類のミネラル」が必要なのです。中でも「16種類のミネラル分」は、毛髪の艶と潤いには欠かすことの出来ない成分で、オイル分よりも重要になってきます。

ミネラルの重要性についてはメディアを通して多くの情報を目にいたしますが、ミネラル自体はどんなものなのかはあまり語られていないようでしたので、少し調べてみました。

ミネラル (mineral) という言葉は、mine (鉱山・鉱石など) に由来しています。地球上に存在する118種類の元素のうち一般的な有機物に含まれる4元素、炭素(C)、水素(H)、窒素(N)、酸素(O)のように、糖質、脂質、蛋白質、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられているものを除いた114種類の元素をミネラルと呼び、栄養学では無機質とほぼ同意で使われています。

ミネラルは生体組織の構成や、生理機能の維持・調節に必要な微量栄養素です。人間の体では作ることができないため、食物などから摂取する必要がありますが、それぞれのバランスが大切です。多すぎても少なすぎても病気の原因となり、健康の保持・増進には好ましくありません。

日本では13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められています。

参考文献:ミネラル(Wikipedia)、ミネラルについて(国立健康・栄養研究所)

 

必須ミネラルの種類

私たち人間の体内に存在するミネラルの中で、栄養素として欠かせないことが確定しているものを必須ミネラルといい、現在16種類。この必須ミネラルのうち、1日の摂取量が概ね100mg以上のものを主要ミネラル(マクロ元素)、100 mg未満のものを微量元素と分類することもあります。

■ 主要ミネラル

ナトリウム・マグネシウム・リン・硫黄・塩素・カリウム・カルシウム

■ 微量元素

クロム・マンガン・鉄・コバルト・銅・亜鉛・セレン・モリブデン・ヨウ素

必須ミネラルの種類は上記の通りで、今後の研究で必須性が証明されて増えていく可能性があります。

 

ミネラルのまとめ

• ミネラル (mineral) という言葉は、mine(鉱山・鉱石など)より由来
• 現在では、114種類の元素をミネラルと呼ばれている
• 16種類のミネラル分は、毛髪の艶と潤いには欠かすことの出来ない成分
• ミネラル分は、オイル分よりも重要
• ミネラル分の摂取はそれぞれのバランスが大切で、多すぎても少なすぎても病気の原因となる

あなたの毛髪はミネラル分で潤っている?、保湿成分で枯れている?

次回は「ミネラル個々の働き」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より