7R-04-05 シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく

今まで使っていたシャンプーは私好みの香りではなかったから、今回は新しく発売になったこちらのタイプを使ってみようかしら?

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photo credit: Eneas via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】いよいよ第6回目となる本日が最終回。

前回は泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?というテーマで、シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつきについて、お送りいたしました。

今回は、「シャンプー剤の香りと髪痩せ」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプー剤の香りと髪痩せの関係性

10代〜20代前半の方達の間では、整髪料選びには「香り」を最も重要視すると言われていますが、年齢を重ね髪ダメージが深刻になってくるにつれて「香り」よりも「効果・効能」へと関心が移っていきます。

「髪のダメージを改善して健康な毛髪を育てたい」と考えた時、毛穴から伸びた人間の毛髪は、「空気」「皮脂」「水分(ミネラル)」の三大要素によって健康な状態を維持されており、コレ以外のものが毛髪内部に補われても全て異質物として扱われ、老廃物として蓄積されてヘアダメージの原因となってしまうことから、私のサロンでは様々な試行錯誤を経て最終的には整髪料類に香りは不必要との結論に達しました。

しかしながら、「香りが全く無い」というのも何か物足りなさを感じてしまうのも事実。昨今の私たちの日常生活にあっては、心と身体をリラックスさせたり疲れを癒したりするケースでの活用をはじめ、香りによって色々なものを感じたり判断したりする機会が多いからです。

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photo credit: おとなキレイ向上委員会
 

香料の使用用途の変化

整髪料類に配合されている香料は、原材料に使用されている様々な薬品類の臭いを打ち消す目的で添加されていたものが、今現在では製品のイメージ向上やリラックス効果で使用されるようになり、香りひとつでメーカー名が判別できたり製品の売上が変わってしまう程その用途は重要視されるようになってきました。

従来は原料が安価な化学的に合成して作られる人口香料が主流でしたが、身体への安全性を求める健康ブームが叫ばれ始めた現在に至っては、“天然性”や“植物由来”を謳った肌への刺激が少ないタイプの植物性香料へとシフトしている傾向にあります。

 

「香りの良さ」か「髪の健康」かの選択肢

加齢臭がメディアなどで盛んに報道されるようになってから「毛髪や頭皮の匂い」を気にする方々が増え、「毛髪や頭皮の気になる匂いを消臭したい」目的で香料の強いタイプを使用される方もいらっしゃいますが、嫌な臭いを香りの力で消臭しようとした時、臭い同士が混ざり合ってかえって悪臭となってしまうケースも多いですから注意が必要です。

さらに、近年流行の植物由来の油脂成分が配合されているシャンプーなどをお使いですと、洗浄成分によって毛髪内部へと誘導された高濃度の油脂成分と香料が老廃物として蓄積されることで、より強い紫外線酸化を引き起こして内部のタンパク質が著しく傷つき、月日が経つごとに空洞化が進んで痩せ細りプチプチ切れやすい毛質へと変わってしまいます

香りを優先するか?髪の健康を優先するか?は、あなた次第です。

 

シャンプー剤の香りと髪痩せの関係性のまとめ

• 香りは心身をリラックスさせたり疲れを癒したりする
• 現在は人口香料から植物性香料へとシフトしている
• 油脂成分と香料が毛髪内に同居すると紫外線酸化が強まり毛髪は痩せ細る

「香りの良さ」と「髪の健康」あなたはどちらを選択しますか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

香りと健康についての参考書籍

嗜好品にはどのような物資が含まれどのような作用を引き起こすのか、香りはどのように生じどのような働きをするのか、健康に良いのか悪いのか、科学研究での検証を基にまとめられています。

7R-04-04 泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はパサパサになる?

タップリの泡でスッキリ感を求めるほど髪の寿命は縮まります。

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photo credit: おとなキレイ.com

美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】も本日で第5回目。

前回はツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプーというテーマで、シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下について、お送りいたしました。

今回は、「シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつき」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)
(7)間違いだらけのシャンプー剤選び!髪ダメージを回避するシャンプー剤を選ぶ「3つのポイント」(シャンプー編のまとめ)

 

シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつきの三角関係

「タップリの泡が立たなきゃシャンプーじゃない!」

幼い頃より、繰り返し放映されるTVCMのようなシャンプー法で洗う習慣を繰り返しているあなたにとっては、シャンプー剤は「泡立ちの良いもの」と思い込んでいるかもしれません。

しかしながら、健康な髪を育てる育毛に於いては、「泡立ちの良い=洗浄力の強いシャンプー剤」は必要としません。むしろ、ほんの少しの洗浄力で良いくらいです。

 

強力な洗浄成分は皮脂分泌を過剰気味にする

洗浄力の強いシャンプー剤で毎日洗髪していると、頭皮の潤いに必要な「皮脂」まで奪われ皮脂膜で保護されていたミネラル分が蒸発してしまうため、司令室(自律神経)から失われた皮脂を補いなさいと命令が出され、毛穴の中の皮脂腺から皮脂がジュワッと分泌され乾燥した頭皮に潤いを与えます。

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photo credit: おとなキレイ.com

そして、必要以上に皮脂を取り続けるシャンプー習慣を繰り返していると、皮脂分泌が過剰気味の体質へと変わっていき、絶えず「頭皮がベタつき気味」になってしまいます。

 

強力な洗浄成分は毛髪の最適なミネラルバランスを狂わせる

毛髪は、内部の水分(ミネラル)量を11〜13%の最適な状態をキープする様に、皮脂腺から分泌された皮脂で水分(ミネラル)の蒸発を防いでいます。

もし、毛髪にタップリの泡を付けて力を入れてゴシゴシ擦る様に洗う習慣を繰り返していると、強力な洗浄成分で毛髪の潤いに欠かせない皮脂が大量に奪われてミネラル分が蒸発してしまい、どんどん「髪はパサついて」しまいます。

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photo credit: おとなキレイ.com

「泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うシャンプー法」では、頭皮と毛髪の老化を早めてしまうのです。

 

シャンプーの泡立ち・頭皮のベタつき・髪のパサつきのまとめ


• 必要以上に皮脂を取り続けるシャンプー習慣は、絶えず「頭皮がベタつき気味」になる
• 毛髪にタップリの泡を付けてゴシゴシ擦る様に洗う習慣は、どんどん「髪がパサついて」しまう
• 泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ擦るシャンプー法は、頭皮と毛髪の老化を早めてしまう

あなたはまだタップリの泡で洗うシャンプー習慣で髪老化を進行させますか?

次回は「香りと髪痩せ」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-04-03 ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー

このシャンプーを使い始めた頃は“凄くツルツル”して気持ち良かったのに、1ヶ月経った今では“ゴワゴワバサバサ”な手触りに…?

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photo credit: Tania Ho via photopin cc

早いもので、美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】も本日で第4回目。

前回は毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方をテーマに、シャンプーの理想的な洗う回数と洗い方について、お送りいたしました。

今回は、「シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下

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photo credit: おとなキレイ.com
 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下

「シャンプー後の手触りがツルツルのAタイプ♪」と「シャンプー後の手触りがキシキシのBタイプ♪」
髪が傷まないシャンプー剤はどちらだと思いますか?

たぶん殆どの方が「Aタイプ」と答えるでしょう。しかし残念なことに、髪の痛みが少ない(傷めない)のは「Bタイプ」のシャンプー剤なのです。

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photo credit: おとなキレイ.com
 

手触りが良いほど髪内部にコレステロールが増加

美容師さんや美容家の間では、シャンプー時に於ける「キシキシ=髪の傷み」として扱われていますが、実はこの現象は髪の傷みではなく、毛髪内部のミネラルやオイル分をキープするためにキューティクル自らの力で引き締めて守っている「引き締め力(素髪力)」から成る自然治癒力で、毛髪が生きている証しでもあり、乾かすと自然に解れてサラサラな髪へと戻る「天使のシャンプー」と言えます

一方、ツルツルの手触り感を演出しているのは、» ノンシリコン整髪料が、毛髪の隠れ脂肪を招いてしまうなんて…? でも触れている通り、洗浄成分で皮脂分が奪われてゴワついた髪を一時的に整えるために配合されている、保湿成分や油脂成分の油膜加工によるもの。

洗浄成分によって開いたキューティクルの隙間から毛髪内部へと入ってしまった場合、お腹周りに付いたタプタプ揺れる皮下脂肪(コレステロール)と同様に、不純物化したコレステロールとしてシャンプーする度にどんどん蓄積されてしまいます

 

油脂成分は紫外線酸化の副作用で髪のハリコシを奪う

髪内部に蓄積され続けた不純物化したコレステロール(保湿成分や油脂成分)は、毛髪内部のタンパク質やキューティクルの隙間に吸着し、降射量が増え続けて強力になった紫外線を浴びることで紫外線酸化によってタンパク質やキューティクルが傷つくため、使い続けるごとに少しずつハリコシや保湿力が低下していき、乾かした時ゴワゴワな手触りになり広がってまとまらなくなっていく「悪魔のようなシャンプー」なのです

 

シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下のまとめ


• シャンプー後の「キシキシ=毛髪が生きている証し」
• シャンプー後の「ツルツル=保湿成分や油脂成分の油膜加工」
• 髪内部に蓄積され続けた不純物化したコレステロール(保湿成分や油脂成分)は、ハリコシや保湿力の低下を招いて乾かした時ゴワゴワな手触りになる

手触りの良いシャンプー剤は髪を肥満体質に変えてしまうことを、あなたはご存知でしょうか?

次回は「シャンプー剤の泡立ちとシャンプー後の頭皮のベタつき」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-04-02 毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方

お顔は毎日洗顔しているのに、なぜ頭は毎日洗うと傷むのでしょうか?
同じ一枚の皮膚なのに、おかしいと思いませんか?

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photo credit: {Guerrilla Futures | Jason Tester} via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】本日は第3回目。

前回はシャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?というテーマで、意外に知られていないシャンプー本来の役割や目的について、お送りいたしました。

今回は、「シャンプーの理想的な洗う回数と洗い方」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方

昨今、メディアなどで「毎日シャンプーすると脂を取り過ぎてしまう」といった医療や美容関係の方の発言を良く目に耳にするのですが、だったら何故「洗浄力の弱いシャンプー剤が一般的にならない」のでしょうか?

答えは簡単です。私のサロンにご来店いただく顧客様に伺ってみても同じ様な答えが返ってきましたが、タップリ泡立つシャンプー剤に慣れてしまっている方達からしたら、泡立ちが少ない洗浄力の弱いシャンプー剤では、「洗った気がしない」「頭がスッキリしない」など物足りなさを感じてしまうから。

40代くらいから少しずつ皮脂(脂分)の分泌が少なくなっているにも関わらず、新陳代謝が活発な10〜20代の方達が使用する様な洗浄力の強い泡立ちの良いシャンプー剤で同じ様に洗髪しているから、潤いに必要な皮脂(脂分)まで奪われて頭皮にかゆみや炎症が出てしまうのです。

ですから、顔も洗える様な優しい洗浄力のシャンプー剤で「毎日(週7回)洗い」必要な皮脂分は残しながらその日の汚れはその日の内に落とすのが理想的だと言えます。

 

指の腹の正しい部位と正しい指の動かし方

あなたが理想的なシャンプーを手にしても、洗い方が間違っていては毛髪を殺してしまいますから、「指の腹の正しい部位」「正しい指の動かし方」を一緒に学んでいきましょう。

【シャンプー剤のつけ方】
シャンプー剤は手の平に適量を取り出し、頭皮に大きく円を描く様に軽く泡立てながら手の平で擦り込んでいきます。

【指の腹の正しい部位】

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photo credit: おとなキレイ.com

赤丸で囲んだ指紋の渦巻きの部分が指の腹です。バレーボールのトスの要領で、指を広げて軽く折り曲げます。

【頭頂部の洗い方】

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photo credit: おとなキレイ.com

1センチくらいの間隔で指を細かく前後に動かし、スライドさせた時に毛穴から生えている毛髪のザラザラ感を感じるくらいの強さで1センチくらいずつ、つむじ方向に向かって進めていきます。

【両サイドの洗い方】

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photo credit: おとなキレイ.com

1センチくらいの間隔で指を細かく上下に動かし、スライドさせた時に毛穴から生えている毛髪のザラザラ感を感じるくらいの強さで1センチくらいずつ、頭頂部方向に向かって進めていきます。

【後ろ側の洗い方】

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photo credit: おとなキレイ.com

1センチくらいの間隔で指を細かく上下に動かし、スライドさせた時に毛穴から生えている毛髪のザラザラ感を感じるくらいの強さで1センチくらいずつ、つむじ方向に向かって進めていきます。

 

髪を殺してしまう間違った洗い方

【指先でゴシゴシ力を入れて洗っている!】

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photo credit: おとなキレイ.com

※指先で力を入れてゴシゴシ洗ってしまっては、頭皮にかゆみや炎症が出てしまいます!

【毛髪をタップリの泡で覆ってしまっている!】

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photo credit: おとなキレイ.com

※髪の毛にまでタップリ泡を付けてしまっては、毛髪が死んでしまいます!

 

シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方のまとめ

• シャンプーの回数は「毎日(週7回)洗い」が理想的
• シャンプー剤は頭皮に大きく円を描く様に手の平で擦り込む
• 指の腹の正しい部位は、指紋の渦巻きの部分
• 頭頂部は前後、横と後ろは上下に細かく動かす
• 毛穴から生えている毛髪のザラザラ感を感じるくらいの強さ
• 1センチくらいの間隔で指を細かく前後に動かす
• 指先で力を入れてゴシゴシ洗うと、頭皮にかゆみや炎症が出る
• 毛髪をタップリの泡で覆って洗髪すると、毛髪が死んでしまう

あなたはお顔も洗えない様な危険なシャンプー剤で頭を洗っていませんか?

次回は「シャンプー後の手触り感と毛髪の弾力低下」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-04-01 シャンプーの皮脂汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?

確かに、皮脂を落とす事は健康な毛髪を育てる環境づくりには欠かせませんが、それだけがシャンプー本来の役割ではありません!

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photo credit: floridecires via photopin cc

美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】本日は第2回目。

前回はシャンプーの歴史と未来のトレンドというテーマで、シャンプーの歩んできた歴史と2013年後半から2014年にかけてのトレンドについて、お送りいたしました。

今回は、「シャンプーの持つ役割と目的」についてお届けいたします。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシミがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプーの持つ役割と目的

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photo credit: おとなキレイ.com

シャンプーは何のためにするのか?と言うと、あなたを含め多くの方は「頭皮や毛穴の皮脂や汚れを落とす」目的のために行なうものと、思われているのではないでしょうか。

実は、この皮脂や汚れを落とす以外に、もう一つ大きな目的があることはあまり知られていません。

 

シャンプーの起源は東南アジア〜南アジアに自生している花の名前

シャンプーに関する文献を調べてみたら、下記の様なことが書かれていました。

英語のShampooの語源はヒンドゥスターニー語の chāmpo に因むもので、1762年には使われていた。
ヒンドゥスターニー語の chāmpo は、ムガール帝国のビハール州周辺において行なわれていた香油を使った頭部(髪)マッサージの事を示していた。
この chāmpo は、東南アジアから南アジアにかけて自生し香料としても使われているキンコウボク(英語版)(Magnolia champaca)が起源とも考えられている。
この頭部マッサージの習慣は、18世紀には英領インドから英国に伝わり、1759年にビハール州出身のシェイク・ディーン・マホメットが、イギリス南部のリゾート地ブライトンの浴場ハンマームで頭部マッサージの提供を開始し、イギリス皇室にも認められるところとなった。

その後1860年ごろには、シャンプーが頭部マッサージから洗髪を意味するようになった。
(〜参照:Wikiペディア「シャンプー」より〜)

16世紀にはシャンプーは「頭部マッサージ」の事を示していて、その起源は香料として使われている「キンコウボク(英語読み)」という花の名前が由来だとされています。この文献を紐解いていくと、今現在エステサロンや美容サロン等で行なわれている「ヘッドスパ」の原型とも云える施術が、既にこの時代に行なわれていた事になります。

 

シャンプーの知られていないもう一つの目的

中国では古来より「毛髪は血余」とも呼ばれており、血の巡りを良くすることで黒々とした艶のある健康な髪が育まれると考えられており、マッサージとリラクゼーションにより血の巡りを良くする事で健康な髪を育む「ヘッドスパ」に相通じる施術が16世紀に「香油を使った頭部マッサージ」として行なわれていた事に驚きを隠せません。

健康な髪を育てる栄養分は、胃腸で消化吸収された「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」等が血液を通して髪の栄養分の保管庫(毛母)に運ばれています。もし、頭部の血流が悪くなれば、運ばれてくる栄養分が減って全体に行き渡りにくくなり、栄養不足を招いてしまいます。

シャンプーには、シャワーのお湯で温められた頭皮を「指の腹を浸かったマッサージによって血流を促す」という、もう一つの目的があるのです。

ですから、タップリ泡を立てて強い力で闇雲にゴシゴシシャンプーする様な洗い方では本来の目的から懸け離れ、地肌への刺激が強過ぎて炎症を起こしやすくなり、新しく生えてくる髪の健康を損ねる結果に陥ってしまうと言うことです。

 

シャンプーの持つ役割と目的のまとめ

• シャンプーの役割(目的)は「頭皮や毛穴に溜まった皮脂や汚れを落とす」ことです。

• シャンプーをする目的は「指の腹のマッサージで頭部の血流を促す」ことにあります。

• タップリの泡と強過ぎる力は、生えてくる髪の健康には御法度です。

あなたは“ただ気分をスッキリしたいだけ”のシャンプーをしていませんか?

次回は「シャンプーによる手触りと弾力低下」について、お届けする予定です。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より

 

7R-04-00 シャンプー剤の進化の歴史と未来のトレンド

いくらトレンドを追い掛けても配合成分の良さだけでは美しい髪は育ちません!

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photo credit: Vincent_AF via photopin cc

お待たせいたしました!

美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】本日よりスタートいたします。

記念すべき第1回目は、「シャンプー剤の進化の歴史と未来のトレンド」についてお届けさせていただきます。

 

目次/美人髪を育てる7つのレシピ【シャンプー編】

(1)シャンプーの歴史と未来のトレンド(歴史とトレンド)
(2)シャンプーの汚れを落とす以外の本当の目的をご存知ですか?(役割と目的)
(3)毎日シャンプーすると傷むって本当?シャンプーの理想的な洗う回数と正しい洗い方(洗う回数と洗い方)
(4)ツルツルがゴワゴワに変わる悪魔のシャンプー VS キシキシがサラサラに変わる天使のシャンプー(手触りと弾力低下)
(5)泡立ちの良いシャンプー剤でゴシゴシ洗うほど頭皮はベタつき髪はバサバサになる?(泡立ちとベタつき)
(6)シャンプー剤の良い香りは育毛に不要?香りの良さでシャンプー剤を選ぶほど髪はだんだん痩せていく?(香りと髪痩せ)

 

シャンプー剤の進化の歴史と未来のトレンド

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photo credit: おとなキレイ.com

2013年後半から2014年に掛けて流行るであろう「未来のトレンド」をお届けする前に、今までどんな経緯を辿って進化してきたのか?シャンプー剤の歴史について振り返ってみましょう。

 

日本での洗髪の習慣の始まりから現在までの歴史

日本では、洗髪の習慣は過去に遡る程頻度が少なく、日本髪が結われていた時代は1ヶ月に一度程度というのが一般的で、結う際に油で艶を付けるという考えから、洗髪によって髪を美しくするという概念は今ほど強くなく、ふのり、米ぬか、小麦粉などで髪の油分を取る洗い方が多く用いられていた。

洋髪が入ってきた時代、日本人の硬く太い髪を洋髪にするのは困難であり、髪に適度な油分を与えるシャンプーが好まれるようになって普及し始め、江戸時代に「洗い髪」が、町屋、ことに花柳界の女性の伊達な誇りとして流行したのが、洗髪の始まりとされています。(参照元:Wikiペディア〜日本での洗髪の歴史より)

20世紀に入り、海外との交流が盛んになってくるにつれて、シャンプー剤も様変わりをしていきます。

石けん:大正から昭和初期にかけて「白土・粉石けん」などを配合する髪洗いが流通。

固形シャンプー:固形のシャンプーが発売されるようになってシャンプーという言葉が一般化

シャンプー剤(界面活性剤):1932年に花王から「花王シャンプー」が発売され、1950年以降には石鹸から界面活性剤へと変わり「花王フェザーシャンプー」は約80%のシェア。

リンスインシャンプー:1980年代中盤から「朝シャン」が若い女性に流行し、1986年には資生堂から「モーニングフレッシュ」が発売。チャン♪リン♪シャン♪の合い言葉で一世を風靡したリンスインシャンプーシャンプードレッサーが登場。

シリコンシャンプー:リンスインシャンプーの後継者として、キューティクルの主成分であるケイ素に類似した人工化合物である「シリコーン」を配合し、キューティクルを保護しながら滑らかに洗い上げるシャンプー剤として、指通りの良さが支持され一大ブームに。

プロティンシャンプー:1990年代後半に入ると、ライオンや牛乳石鹸などから髪と同じ成分(アミノプロテイン)を補給しながら、髪と地肌を優しく洗い上げるプロテイン系のシャンプーが登場

オーガニックシャンプー:2000年代に入るとナチュラル思考の流行とともに、自然由来の植物(オーガニック)成分から作られたマイルドな洗浄成分で優しく洗い上げる自然派シャンプーが登場

ノンシリコンシャンプー:シリコーンの有害説が広がり始めた影響から、シリコーン無配合を謳い文句に植物油脂を大量に配合した「オイル配合なのにふわ軽な仕上がり」が絶大な支持を得て2012年後半より一大ムーブメントに発展。シリコーンの有無に関する優劣論争は今現在も継続中である。

 

シャンプー剤の未来のトレンドをチェック

2013年から2014年にかけて美容メーカーがこぞって仕掛け始めているのが下記の2タイプ。

オイルシャンプー:天然オーガニックの高級植物性油脂成分を贅沢に配合したしなやかで軽い手触りが特徴の「オイルシャンプー」。このシリーズでは、ラードの様に乾燥すると固まるタイプの油脂分を大量に配合、重くなりがちな仕上がりをカバーするよう洗浄剤を多めに使用しているため、使い続けるとバサバサゴワゴワ髪になってしまうデメリットが…。

ラウレスフリーシャンプー:汚れを落とす洗浄成分の中でも危険性を指摘されているラウリル硫酸ナトリウムの変わりに、カルボン酸やスルホン酸といった洗浄成分を使用し、植物由来成分や海洋成分の配合を高めて手触りを調節しているだけでコレといった特徴もなく、髪や肌への刺激に関してもさほど差が見られないと思われます。

一時的に手触りが良くなるため髪が健康になった感じはするが長続きせず、髪本来のツヤとハリ・コシを育てる主旨に於いては、上記の2タイプ共に不適格だと言わざるを得ません

 

シャンプーの歴史と未来のトレンドのまとめ

• シャンプーは、江戸時代に油分を与える所から始まり、石鹸、固形シャンプー、界面活性剤へと変化を遂げる。

• 20世紀に入るとシャンプーに求めるものは、キューティクルの保護から油脂分の大量配合による良質な手触り重視の傾向へ

• 2014年に掛けては、洗浄成分の目先を変えて天然オーガニックの高級植物性油脂成分を贅沢に配合を謳って入るが、毛髪の物理的ダメージは高まる傾向にあり、細毛・切れ毛は増加し続ける危険性大。

配合成分云々よりヘアサイクルを乱さないかどうか?が重要です!

次回はシャンプーの役割と目的について、お届けいたします。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より