CO008 敏感肌のあなたへ – UVファンデーションの規約改定に伴う見落としがちな注意点

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photo credit: Lynn Friedman via photopin cc

UV防止効果だけで選んだら肌が荒れた?

そろそろ1年で最も紫外線量が多いと言われる6月が近づき、あなたも紫外線対策を本格化しなければ?とお考えかと思います。

情報収集に余念がないあなたはもうご存知かと思いますが、今年の1月にUVファンデーションの規格が改定され、紫外線防止効果がより強力になった「PA++++(プラスフォー)」の発売が認可されました。

現在一般市場には、新しい企画に沿った各化粧品会社の商品がどんどん投入されておりますが、紫外線防止効果が高くなったからと言って安易に飛びつくと、「こんなハズではなかった?」と後悔する事になり兼ねません。

今回は、お化粧品に敏感なあなたにコレだけは知っておいて欲しい「UVファンデーションの規約改定に伴う見落としがちな注意点」についてお届けいたします。

 

紫外線防止効果向上に対する注意点

あなたは、UVファンデーションを選ぶとき、「紫外線防止効果の高さや時間」だけで選んでいませんか?

紫外線防止効果測定法基準の改定とそれに伴う「PA++++」表示の追加
*「PA」は Protection Grade of UVA の略語で、「紫外線 A 波(UVA:波長 320~400nm 程度)」の防止効果を表しています。PA は「PA+」、「PA++」、「PA+++」、「PA++++」の いずれかで表示され、基本的に「+」の数が多いほど UVA 防止効果が高いことを示しています。

■ PA+:UV-A防御効果がある
■ PA++:UV-A防御効果がかなりある
■ PA+++:UV-A防御効果が非常にある
■ PA++++:UV-A防御効果が極めて高い

(〜 日本化粧品工業連合会HP より参照〜)

ここに記載されているように、確かに紫外線防止効果は向上しているでしょうし、美容メーカーもセールストークで紫外線防止効果や時間を強調していますが、もし敏感肌のあなたが、この2つの基準だけでUVケア製品を選んでいるとしたら、肌荒れの確率が非常に高くなると言えます

なぜなら、防止効果や時間での選択は日本化粧品工業連合会の推奨している選び方ではないですし、何より「紫外線防止効果の向上=肌への密着度と負担が増して炎症を起こしやすくなる」と私は考えているからです。

現に、パーマやヘアカラーに対してヒリヒリする等の刺激を感じた経験をお持ちの顧客様から、紫外線防止効果の高いファンデーションを使用したら「赤くなってかゆみが出た」「ブツブツの湿疹が出来てしまった」等のお悩みをお聞きする機会が増えています。

この続きは、新規格のUVファンデーション等の日焼け止め製品は、どんな基準で選んだら良いの?にてお届けいたします。

あなたはUVケア製品を効果や時間だけで選んでいませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より