細毛・髪痩せと冷えで巡りの悪い身体の関係性

手先・足先・下腹が冷える人は、髪は痩せて細毛に身体は脂肪を蓄えて太る?

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近年、髪の健康状態を診断するために頭皮の温度を計らせていただくと、適正温度より一度低い34度台の方が増加傾向にあります。これらの方々に共通しているのが、体温が34〜35度台と低かったり、手先や足先などの冷えといった、身体の不調を抱えているケースが多いことです。

 

髪の太さとハリ・コシ維持は血流と体温を高めることから

手先・足先・下腹の冷えが気になる人や基礎体温の低い人は、血の巡りが悪いすなわち血流が滞り気味にあるため細胞の活性も低く、身体は脂肪を貯めこんでしまう傾向にあります。

さらに、からだを動かすことが少ない若しくは嫌いな方が多く、活動量も年齢を重ねると共に減少傾向にあり、疲労物質や老廃物の排出も悪くなるため、ますます巡りも悪くなり痩せにくくなってしまうのです。

一方、毛髪において栄養分は血液と一緒に毛細血管を通って「栄養の貯蔵庫(毛乳頭)」や「髪の製造工場(毛母)」に運ばれているのですが、血の巡りが悪く血流が滞り気味な方の場合、運ばれてくる栄養分が本来の量より少ないため毛先まで十分に行き渡らないだけでなく、栄養失調状態の髪の卵が生まれてしまい細く痩せた毛髪や弾力のない毛髪のまま成長してしまうため刺激に弱く、切れ毛となったりキューティクルがささくれたりしやすいのです。

毛髪は体の中のエネルギーを吸収して日々成長していますから、トリートメントを沢山つけたからといって健康な毛髪が育つという訳ではないのです。

まずは、軽い体操や散歩などで軽く汗をかくように体を動かして体温を上げる習慣を定着させましょう。運動が苦手な方は、38〜39度に設定したお風呂の中で、冷えやコリを感じる首や肩周辺や足首下の関節周りを軽く回しながら、20分くらいの時間を掛けてゆっくり解してあげましょう。

体温が36度以上に上がってくると血流もスムーズに流れるようになり、手先や足先の冷えや首や肩残りも緩和されて、体質の変化を感じるようになるハズです。

バランスのとれた栄養と良好な血の巡りが、ハリ・コシある髪を育てます♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より