抜け毛が多いだけではなく、体がダルい状態(倦怠感)が続いたりします!

抜け毛症状の原因で真っ先に思い浮かぶのが、皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まり。しかし、抜け毛増加の他に体の異常を感じているようでしたら、毛穴の詰まり以外の原因が考えられます。
ホルモンの分泌異常で起こる「抜け毛症状」
人間が健康でいられるために体の各器官に指令を伝達している自律神経は、毛髪の製造や成長にも重要な役割を担っていますが、もうひとつ、欠かすことの出来ない存在が「甲状腺」です。
代謝を高める重要な働きをしているホルモン
「甲状腺」は首の前部のやや下方にあり、チョウチョのような形をしている約15グラム程の小さな臓器。ここから分泌される「甲状腺ホルモン」は、体の新陳代謝を高める大切な働きをしているだけでなく、毛髪の健康維持にも欠かせません。
もし「甲状腺ホルモン」の分泌が異常になると、身体に様々な症状が現れます。代表的な病気が、分泌過剰で起こる「バセドー病」。眼球の突出・発刊・動機・手の震え・イライラ感・下痢・食欲が進んでも体重が減少、などの症状が見られます。
逆に、分泌低下で起こる「橋本病(慢性甲状腺炎)」。抜け毛の増加・むくみ・寒がり・肌の乾燥・脈拍の減少・便秘などの症状が見られます。
また非常に稀ですが、甲状腺に何らかの機能障害が起こった場合、毛髪だけでなく睫毛や眉毛といった体毛が全て抜け落ちてしまう「全身禿髪(とくはつ)」を発症するケースも有ります。
日本内科学会によりますと、成人における検診で、甲状腺機能異常をみとめる人は、男性で14,4%(7人に1人)、女性で24,7%(4人に1人)とされており、全体では、24,7%、つまり、5人に1人がなんらかの異常値をしめしているようです。
上記のような自覚症状が現れたり、首が腫れているかな?と感じる、、、
抜け毛の増加と体の倦怠感が続いているようでしたら、早めに医師の診断を受けましょう。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より