フケやベタつきの原因は、シャンプーや整髪料ばかりではありません。
昭和時代には「頭皮の乾燥によるフケ」が冬の定番の髪悩みでしたが、平成に入ってからは「頭皮のベタつき(脂性頭皮)」の悩みを抱える方が増えてきました。
脂性・フケ症を起こしやすい原因とは?
空気が乾燥している冬の時期は、お肌だけでなく頭皮も潤いを失いやすく、カサカサした白いフケが肩口に落ちている光景をよく目にしたものですが、近年は「頭皮のベタつき」のお悩みを抱えている方からの相談が、増加傾向にあります。
整髪料による脂性・フケ症
あなたが普段使用している整髪料のタイプによって、脂っぽくなりやすかったりカサカサしたフケとして残りやすいタイプが有ります。
髪を固めるタイプの整髪料は、髪型を維持するノリの成分がシャンプー剤を使っても落ちにくく髪の表面に残りやすいため、クシでとかすと白いフケ状の物がポロポロ落ちてくるケースが見られます。
髪を固めることなく、シットリ・サラッとした質感を強調した整髪料は、シャンプー前後のゆすぎ(すすぎ)がしっかり行えていない場合、美容成分や保湿成分が毛穴周りや頭皮に残ってしまい、ベタつきを起こしているケースが見られます。
飲食物による脂性・フケ症
「アルコールが好き・辛いものが好き・脂っこい物が好き・食べ物に好き嫌いがある」のような飲食物の嗜好に偏りがある習慣を長く続けていると、皮膚の角質変性に狂いが生じて「フケが大量に出る」、摂取量が多い刺激物が自律神経に角の刺激を与え続けることによりヘアサイクルが短くなったり、皮脂の分泌が増加してしまうなどの体質の変化を生み、フケや頭皮のベタつきに繋がっているケースが見られます。
脂性・フケ症に悩むあなたには、食事の際の塩分・脂分の使用量や摂取量を減らす、整髪料を使用した場合はブラッシングで汚れを浮かせておく、シャンプーよりもすすぎにしっかりと時間を掛けるようにする、この3つのお手入れが脂性・フケ症を改善する近道となります。
ハリ・コシのある髪を育てたいあなたは、頭皮・毛穴専用のお手入れもプラスいたしましょう♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より