美髪のために天然植物成分にこだわっていたのに、髪ダメージ悪化の原因だったとは…

天然由来の植物成分といえども、それが髪のためにならない場合があるのです

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あなたは「天然の植物由来成分から作られた整髪料だから安心できるし髪にも良いだろう」と考えていませんか?

確かに、合成品に比べたら植物成分を使用した整髪料のほうが安全かも知れませんが、必ずしも髪にとって良いことばかりとは限りません。

私たち人間の毛髪は、自然界の食物を身体の中に取り入れて合成された様々な栄養分を吸収することで、スクスクと元気に育っています。

しかしながら、天然由来の植物成分といえども、身体や毛髪内部で合成されない成分に関してはまったくもって役に立たず、老廃物と化してタンパク質やキューティクルを傷つけたりヘアサイクルを乱して成長を妨げたりしてしまうケースもあるのです。

なかでも、昔から食用・薬用・工業用・化粧品等に使用されてきた「椿油」、20世紀後半から注目され、食用油やスキンケアに使用されてきたモロッコ原産の「アルガン油」、近年リップクリーム・ハンドクリーム・シャンプー・石鹸など様々な化粧品に配合されている「シアバター」…等は、その高い保湿力から主に毛髪の乾燥防止目的に使用されて人気を博しております。

ただ本来、毛髪は皮脂及び16種のミネラル分によって保湿バランスが維持されており、ここに全くの異質物である植物由来の油脂成分が入り込んでしまった場合、表面的にはシットリサラサラな手触りに仕上がるのですが、繰り返し使い続けるうちに油脂成分が紫外線酸化を起こし老廃物へと変化してタンパク質やキューティクルを傷つけ、ゴワゴワバサバサな髪な手触りへと180度変わってしまい切れ毛(断毛)を引き起こすなど、髪ダメージ悪化の原因となってしまうケースが増加しています。

植物からの栄養は、食べて胃腸から吸収されてこそ、髪のエネルギーとして役立つのです♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より