ヘアカラーの染まり方と色持ち vs ノンシリコン整髪料

ノンシリコン整髪料を使い始めてからヘアカラーの色持ちが悪くなってきた!?

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photo credit: Sonick Photographie via photopin cc

シャンプーやトリートメントをノンシリコン系に変えただけで、ヘアカラーの染まり方や色の持ちに、正直そんなに影響があるとは考えもしなかったです。

 

ヘアカラーの染まり方・色持ち vs ノンシリコン整髪料

自然派志向ブームの高まりとともにその地位を一気に急上昇させてきた「ノンシリコン整髪料」。しかしそのブームとは裏腹に、未だかつて経験したことがないふわサラな手触り感がヘアカラーやパーマに異変を起こしつつあります。

 

高濃度の油脂成分がヘアカラーの色味の定着率を半減

ノンシリコン整髪料には、メーカーによって使用するものは異なりますが、ラードからバター系まで様々な油脂成分が配合されています。

これらの高濃度の油脂成分が、髪表面のキューティクルの隙間や髪内部のタンパク質層に少しでも纏わり付くと、その強力な油膜によって同じく油からできているヘアカラーの色味(色素)は弾かれてしまいます。

長期間使用することで高濃度の油脂成分がどんどん蓄積され続け、ヘアカラーの色味が弾かれてしまう量も増加するため、色の定着率を半減させてしまうのです。

 

増量された洗浄成分がヘアカラーの色味の持続力を低下

ノンシリコン整髪料の特徴として、高濃度の油脂成分の使用に伴い洗浄成分を増量することで、手触りの良さとふわサラ感のバランスを取っています。

確かにシリコン製品より手触りの良さは際立っておりますが、洗浄成分が増量されたことで汚れ落ちはとても良くなっている反面、潤いに必要なミネラルや皮脂分まで奪ってしまうため、使用する期間が長くなるにつれて毛先のパサつきが現れ始めます。

さらに、せっかく定着しかけていたヘアカラーの色味が大量の洗浄成分によって髪の外にどんどん流されてしまうため、「先日染めたばかりなのにもうこんなに色が落ちている」感想にも見られるように、色の持続率は低下してしまうのです。

ノンシリコン整髪料に変えたあなたの髪、ヘアカラーの色持ちが低下していませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より