頭皮が赤いのに痒みがない肌荒れと整髪料の安定性

お肌の健康よりも整髪料類の安定性を優先?

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photo credit: “KIUKO” via photopin cc

3月14日の本日は「ホワイトデー」でハナキンということですが、「バレンタインデー」に比べてメディアの扱い方が小さいためか、今ひとつ盛り上がりに欠けている気も無きにしもあらずですが、街中くらいは賑わいを見せて欲しいものですね。

私は?というと、本日は夜に勉強会があり、サロンの営業が終了後は直ぐに出掛けてしまうということで、昨日ひと足早めに奥さん・愛娘・母親にバレンタインのお返しに「目いっぱいの愛情を込めたケーキとクッキー」を渡しました。(多分喜んでくれるでしょう!(^_^;))

 

頭皮が赤いのに痒みがない肌荒れと整髪料の安定性

普通の肌荒れのケースですと、お肌が炎症を起こすと赤くなって痒みも伴うのですが、2012年頃から見られるようになった症状は「頭皮が赤いのに痒みが無い肌荒れ」

何にその原因が潜んでいるのか?しばらくは謎だったのですが、「パーマが掛からない」「ヘアカラーの染まりが悪い」苦情が美容院側から寄せられたことが切っ掛けで、パーマやヘアカラーに使用されている成分や整髪料類に配合されている成分を一つ一つ検証していったため特定するまでに少し時間を要しましたが、あるひとつの成分「イソチアゾリノン」に辿り着きました。

 

工業用殺菌剤が化粧品の防腐剤に化けた

元々は工業用殺菌剤として使用されていた「イソチアゾリノン」ですが、どのような経緯で化粧品使用に承認されたかは定かではありませんが、製品を安定させる「防腐剤」として整髪料類に配合している大手のメーカーが多数あるようです。

痒みが伴わないため頭皮が炎症を起こしている自覚がなく、赤味の症状が長期化してしまっているケースが目立っています。

 

使用中の整髪料類の成分表示と頭皮をチェック

まず最初に、あなたが今使用している整髪料類の容器に記されている使用成分の中に、「メチルイソチアゾリノン」「メチルクロロイソチアゾリノン」「オクチルイソチアゾリノン」「ジクロロオクチルイソチアゾリノン」「ベンズイソチアゾリノン」など、イソチアゾリノンが付いている成分がないかチェックしてみてください。

次にお手持ちの鏡で、頭皮や襟足に赤味が広がっていないかチェックしてください。

最後に、「パーマが掛かりにくくて取れやすくなった」「ヘアカラーが染まりにくく、色持ちが悪くなって早く落ちるようになった」、このような髪質の変化を感じていないかをチェックしてください。

これらがすべて当てはまるようでしたら、

「イソチアゾリノン」系の防腐剤による頭皮の炎症と髪のダメージになります。

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より