シミとUV対策 – 何故お肌にシミができるの?

そろそろ紫外線対策を始めましょう♪

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photo credit: Oliver Allen via photopin cc

いよいよ桜の木もピンク色の花で染まり始めてきました。そして、これから訪れる気温の上昇とともに、紫外線の降り注ぐ量も増加していきますから、UV対策をスタートさせましょう。

 

シミとUV対策

昨年は、こちらのエントリー美白へのレジスタンス – 美白ケアで“肌本来の保護機能”を無理やり変えようとした綻びでも述べていますが、美白化粧品に配合されていた特許成分による白斑問題で化粧品業界全体が大きく揺れた1年でしたが、その影響はまだまだ完全に拭い去ったとは言い切れず、これから本格化する「UV対策」にも細心の注意を払う必要があるかと思います。

そこで、既にご存じの方も多いかと思いますが、「何故お肌にシミができるのか?」「シミにはどんな役割があるのか?」についてお届けいたします。

 

何故お肌にシミができるの

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photo credit: ルグラン・ヘアクリニック

お肌は、顆粒層で一旦紫外線を受け止めた後、血管に送ってプロビタミンDをつくるために再利用される訳ですが、「火のない所には煙は立たず」の諺にもあるように、お肌の持つ機能に何も問題がなければシミなど出来ません。

ただし、これ以上紫外線の影響を受けたら許容量を超えて真皮層がダメージを受けそうで危険!と察知すると、メラニンという色素細胞を放出して表皮中に膜を張り、紫外線の影響が及ばない様に保護するメカニズムを保持しています。要するに「シミが出来ている部位は肌細胞が弱っている」と言えるのです。

 

シミにはどんな役割があるの

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photo credit: ルグラン・ヘアクリニック

一旦お肌が紫外線の影響を受けて「シミ作成の記憶」がインプットされてしまうと、「最初からシミが出来た肌細胞」が生まれてきます。もし、このシミだけを無理矢理取り除こうとした美白ケアをすると、シミで保護されていた下部の弱った肌組織が紫外線による刺激で破壊されてしまいます。

要するにシミには、紫外線による刺激が傷ついて弱ってしまった表皮細胞を通り抜けて、真皮層にまで被害が及ばない様にするための防御壁の役割を担っているのです。

但し、骨粗鬆症予防に1日15分程度紫外線を浴びることは必要です♪

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より