パサパサ・ゴワゴワ髪でまとまらない!?
サロンに初めてご来店頂いた顧客様には、今までどんなお手入れをしてきたのか?今の現状で一番解決してほしいお悩みは?等のアンケートや問診をお願いしています。
2013年の冬から2014年春にかけて特に多かったのは、髪がパサパサ・ゴワゴワで全然ツヤがないから、「ツヤと髪型のまとまり感を出すために、最近流行の濃密なオイルを付けて乾燥を防いでいます。」とのご回答。
髪の艶と潤いを影から支えている●●と皮脂(オイル)
2014年春より、いよいよ本格的にオイルシャンプーやオイルトリートメントといった、整髪料類が登場し始めました。天然由来の「濃密な油脂分」が1割から2割増で配合される様になり、ノンシリコン系の整髪料類より手触りの滑らかさが段違いで良くなっているようです。
しなやかな手触りと満たされない潤い
やはり、天然由来の「濃密な油脂分」を謳っているだけあって、お手入れした後の濡れている状態での手触りは「シットリしなやか」。しかし、1ヶ月ほど継続して使ってみたのですが「しなやかな手触りと潤い」は2週間位すると賞味期限が切れたかのようにパタッと感じなくなり、思いのほか短期間で満たされなくなってしまいました。
濃密な油脂分は紫外線に弱い?
そして、サロンにお越しいただいた2万人にも及ぶ顧客様の髪の毛をたくさん見させて頂いた中で感じたことは、2010年ころを境に髪の乾燥が急速に増加したせいで、UVファンデーションやUV整髪料類の紫外線防止効果がアップされました。
それと平行するように、風評被害が広がった「シリコン」に変わり、整髪料類に「濃密な油脂分(オイル)」が配合されるようになりました。その反動と言っては失礼かと思いますが、降射量が増加した強力な紫外線による酸化が進行し油脂皮膜を破壊。「シットリしなやか」な髪の艶と潤いを影から支えている「16種類のミネラル(水分)」が強力な日差しとともに蒸発してしまい、、、
「濃密な油脂分(オイル)」の配合量が増えるほど、パサパサ・ゴワゴワ髪でまとまらなくなります!
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より