いくらトリートメントに拘っても、髪という素材は輝きません!
私はサロン勤務時代、パーマやヘアカラーを施術する時、顧客様のお肌への刺激がどうしても改善できず、パーマやヘアカラーの新しい製品が出る度サンプルをいち早く手に入れて独自にテストを繰り返したり、美容成分が高配合のご自宅用の新しいトリートメントをお使い頂いても、なかなか自分が納得できるような髪が育たないため、何度も挫折を味わいました。
髪本来の素材美を生み育てているもの
そして、この「挫折」と「心の空虚感」を埋めてくれる出会いは、サロン勤務時代に大変お世話になった先輩美容師からの一本の電話によって、突然もたらされました。ただ、電話を受けた時は「正直そんなに役には立たないだろう?」と半信半疑だったことを付け加えておきます。
既存の常識は表面加工ばかりで本質に触れていない
先輩美容師のお誘いで受けた、パーマの臨店講習は今まで味わったことのない手触りと、聞いたこともない理論の数々で、「今まで汗水たらして学んできたことは何だったの?」というくらいそれはもう衝撃的でした。
その講習の中で、私に沢山の教えを説いてくれた講師の方はこう言いました。「既存の美容理論では、髪を表面加工するだけで本質的には問題点は改善されていません」。そう、一回や二回施術したところで、そんなに早く美しい髪に生まれ変わる結果は導き出せないということなのです。
美しい髪が育つ答えはあなたの身近にある
パーマの定着を左右するのも、ヘアカラーの色の発色や定着を支えているのも、「毛芽」という髪の卵を作るエネルギーになるのも、全て「大気中の空気」が源となっており、整髪料のトリートメントが美しい髪を育てている訳ではないのです。
その他にも、私たち人間が絶えず呼吸をしているのは、毎日夜の10時から夜中の2時のゴールデンタイムと呼ばれている四時間の間に、髪・肌・身体を全て新しい細胞に生まれ変えるためのエネルギーとして大気中の空気を取り込んでいます。そして、わずか5分間前後「空気」が体内に補給されない状態が続くだけで人間は死を迎えてしまうほど、大切なモノなのです!
「空気」は髪内部の保湿やタンパク質の修復を行い髪本来のハリ・コシや素材美を生み育てている、トリートメントより大切なモノなのです♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
髪を取り扱う際の教本代わりに
髪本来の美しさを育てる基本となった、髪の治療家が実践しているヘアケアの考え方や行い方についてご紹介しております。