BL002 深い心のヤミに一筋の光が射し込むと、美しさと強さは洗練されていく…

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photo credit: ストロベリーナイト

こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。

かつて、これ程までに女性が輝きドキドキさせてくれる刑事ものの映画は、私の記憶にはありません。

「そのぐらい、美しさと強さ、時折覗く刹那さは際立っていました!」

動物的ともいえる直感を頼りに、たとえ上司の命令と言えども怯むこと無く、純粋に真実のみを追究し続ける類い稀なる行動力を武器に、部下を纏め上げる姫川(竹内結子)。

彼女のストレート過ぎる行動の背後にうごめく、実社会でも問題視されている警察官僚の隠蔽体質を、事件に絡めながら世間に訴えかけているとも思える展開になっています。

しかし、私は警察官として絶対超えてはいけない一線を超えさせるまでに至った「姫川(竹内結子)のとてつもなく深い心の闇」を瞬時に見抜き受け止めようとする一人の容疑者(大沢たかお)と、心の動揺を隠せないまま上司である姫川(竹内結子)を部下として、一人の男として懸命に支えようとする菊田(西島秀俊)の三角関係を描いた淡く切ないラブストーリーではないかな?と、感じさせられました。

序盤は、キャリア組ヘの対抗心による強がりにか写らなかった一人の女としての強引さも、深い心の闇に「淡い恋心」という一筋の光が射し込んだ中盤からエンディングに近づくにつれ、美しさと強さがプラスされ、女性としての魅力がより洗練されていった姫川(竹内結子)に、完全にKOを食らってしまいました。

「たったワンシーンの為に50トンの水を使うほど拘った、劇中降り続く「雨のシーン」が美しくも儚い…。」

【ストロベリーナイト】
http://www.strawberrynight-movie.jp/index.html

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より