
昨夜見た時は、小豆大のピンク色の小さな蕾だったサロンに生けた桃の小枝、
僅か1日でこんな可憐な花が溢れ、寒さが厳しいながらも春の訪れを感じます。
こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。
私の幼少時代では、道端・川辺・小高い丘・山肌…など至る所に草花が咲き誇り、食卓を囲めばそこには季節ごとの旬な食物が並び、暦の上では四季折々の五穀豊穣を願った神事があり、普段の日常生活を通してごく当たり前の様に四季の移ろいを感じていたものです。
しかし、高度経済成長とともに生活環境もガラリと変わり、大量生産大量消費を支えるための技術革新が進み、いつでもどこでも欲しい物が手に入るような世の中になった反面、旬の境界線は無くなりつつあります。
「海の幸、山の幸、野菜、果物の旬がわからない」「季節感を感じる料理を、知らない・作らない・食べない」家庭が増え、中には「魚は切り身が泳いでいる」と思っている子供達がいるなどと、冗談では?と思えるような情報も耳にする…など、
古来より私たち日本人のDNAに脈々と流れ、日常会話の中で親から子供へと受け継がれてきた、短歌や俳句などに欠かせない季節感がだんだん薄れているとともに、季節の営みに対する愉しみや感動を見出す感性が失われている気がしてなりません。
日本の旬は、春”筍”・夏”鱧(はも)”・秋”松茸”・冬”大根”秋の旬は1位松茸、2位さんま、3位きのこ「食のプロに聞いた 日本の旬」アンケート結果発表旬の食材を楽しめる都市は、京都が1位に… | ニュースリリース | 日清製粉グループ
季節を問わずほとんどの食材がスーパーなどで簡単に手に入れることが可能となり、「旬の食材」という意識が薄れつつあります。
アンケート内でも72.6%の方が「旬そのものが希薄になりつつある」と回答。
一年を通して、見るモノ食するモノにこれだけ様々な表情を魅せてくれる、四季という素晴らしい移ろいを感じられるのは、世界中見渡しても日本だけです。
普段何気なく過ごしている日常の中に「チョットした旬や季節感を感じる心の美しさ」、これからも大切にして行きたいと思った次第です。
あなたは季節感を感じる心の美しさをお持ちですか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より