新幹線お掃除の天使は、心の美しさもピカイチだった!
この心温まる交流の記事を目にした時、思わず私の心にジワッと込み上げてくるものが…。
こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。
道端に捨てられた、たったひとつの小さなタバコの吸い殻や紙袋を切っ掛けに、「誰かが捨てたから私も許されるだろう!」的な人や環境に無配慮な心の連鎖を生み、ゴミ溜めと化していく光景を至る所で見掛けるようになった今の日本、中でも富士山の景観悪化は酷いのひと言に尽きます。
この様なマナーは本来、普段の家庭生活の中で親から子へと伝えられ育まれるものだと思うのですが、日々の暮らしにイッパイイッパイでその様な心の余裕が無いのかもしれません。
他人を思いやる“心”が人の“心”を動かす
経済成長ばかりを追い求めた反動からか心が荒み、日本人の美徳とされていた「他人を思いやる心」が急速に失われている現在、偶然にもこの様な記事に出逢えたことに、束の間の幸せを感じます。
「ごみひとつなく感激」 新幹線利用で毛呂山・川角中にお礼の手紙
「思い出に残るイベントにするため、マナーを守ることを目標にした。車両のごみは実行委が率先して片付け、周囲の生徒らも協力してくれた。自分たちで実行したことに感謝され、最高の思い出になった」とあるように、普段の学校生活に於けるマナーの大切さをキチンと理解し、生徒自らが発案し実践した「来た時よりも美しく」する素直な行動力が、新幹線お掃除の天使の心に感動を与え、
「貴校に利用いただいた車両の清掃を担当した者です」と始まり、車両にごみがなかったことに触れ「貴校の普段の教育ならびに引率教員の方の行き届いた指導を、生徒の皆さまがよく理解され、大変きれいにご利用いただき、感激した」とつづられている。
さらに「おそらく生徒の皆さまが素晴らしい学園生活を送っておられるだろうこと。そして校長先生をはじめ諸先生方の行き届いた学生の皆さんに対する思いを深く感じながら楽しく清掃をさせていただきました。ひと言お礼を申し上げたく、筆を取りました」と、送付理由を記している。
封書には、「見ると幸せになれる」という都市伝説のある東海道新幹線の軌道を検査する車両「新幹線電気軌道総合試験車(愛称・ドクターイエロー)」の写真も同封されていた。
便せん2枚にも及ぶ感謝の手紙となって生徒達の元へ届けられた事に、お掃除のプロとしての誇りと美しく澄んだ心による気遣いにグッとくるものを感じ、やはり人間の心を動かし育てるものは優れた知識ではなく「他人を思いやる心を持って誠心誠意を尽くす、心の美しさと感謝の気持ち」にあるのだと、改めて気づかされました。
体罰問題で揺れる中学高校にあって、この様なエピソードはホント心温まります。
新幹線のお掃除天使からの思いがけないプレゼントに感動したこの生徒達が、これからどのような大人に育ってゆくのか?とても楽しみでもあります。
おとなキレイを磨く「心の美しさと感謝の気持ち」あなたは持ち続けていますか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
【新幹線お掃除の天使たちの知られざるエピソード満載のこの本は必見です!】