PE002 25年目で感じ始めた心地良い空気感

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photo credit: おとなキレイ.com

月日が経つのはホント早いもので、先日、結婚25周年(銀婚式)を迎えました♪

結婚当初は、互いの主張ばかりぶつけ合って喧嘩が絶えなかったことが、つい昨日のことのように感じます。

思い返せば1988年4月、結婚式という人生最大のイベントにて、花粉症による絶え間なく流れ落ちる鼻水をかんだティッシュの嵐で、ひな壇の上をデコレーションしてしまうという何ともバツの悪いセレモニーで二人の共同作業がスタート。(真っ赤な充血していた目は感動の涙ではなく、カユミで擦り過ぎた為…(:_;))

ハネムーン先でも、エッフェル塔をバックにしたフルコースディナーを、チョットした言葉の行き違いによる喧嘩でひと言も口をきくことなく黙々と料理を食べる私たち。

あわやこのまま成田離婚?という最悪のシナリオも頭を過りましたが、あまりの険悪さを見兼ねたツアーに同行の夫婦に喝を入れられ、素直に謝って事なきを得ました。

ハネムーンから帰国後も平穏な生活は長く続かず、結婚式から一ヶ月後には奥さんが妊娠によるツワリが始まったためピリピリムードは悪化の一途。

そんな私たち二人に転機が訪れたのは、89年に長男、91年に次男が生まれ、子育てに関わるようになってから。

とにかく自分のことを考える余裕のないほど子育てに追われ、目紛しい早さで時間が過ぎていきましたが、子供達の無邪気で純粋な心に触れるにつれ、少々のことでは気持ちが揺れ動くことは無くなり、瞬間湯沸かし器的な性格も次第に影を潜めるようになって行きました。

幼稚園、小学校、中学・高校と背丈や年齢が高くなるにつれ、責任感が増大していく親としてのプレッシャーから精神的なストレスに苛まれるようになり,思春期に道を外れそうになりかけた時に鉄拳制裁を下した自分に自己嫌悪に陥った反面、学校生活や日常生活を通して数え切れない程のハッピーを与えてくれ、未熟だった私たち二人を大人へと成長させてくれた長男次男も独り立ちし、今ではそれぞれの家庭を持つようになり、7月の終わりには長男夫婦に子供が生まれる予定。

お互い50歳を前にして、おじいちゃんおばあちゃんになってしまいますが、これからも仲良く食事や映画に出掛ける二人だけのかけがえのない時間は大切にしたいと思います。

友人知人(二人だけで出掛けるなんて有り得ない?)夫婦達から見ると、かなり異色な存在に写っているようですが…、私たちからすると、好きで結婚したのに「何で二人でお出掛けしない?」ことの方が不思議に感じてしまいます。

そして、25年間一緒に暮らした中で芽生え始めた「心地良い空気感」をフッと感じる様になったのは、お互いを理解しようと努めたご褒美かもしれません♪

 

さぁて、来年の結婚記念日にはどんなサプライズを用意しようかな?