こんにちは。
おとなキレイ向上委員会の田中です。
あなたは本や雑誌は本屋さんで購入する派ですか?
それとも、インターネットで購入する派ですか?
私は、後者のインターネットで購入する派で、主にAMAZONを利用して平均で3〜5冊、多いときで10冊ほどをまとめ買いしていますが。。。
先日、サロンの休日を利用して久しぶりに本屋さんに出掛けて来ました。
ファッション誌から始まり、ビジネス書、PC関連まで一通り眺めながら、以前から購入を考えていた3冊ほどの本を小脇に抱えながらレジに向かっている途中、ある1冊の本がフッと私の視界に…。
アート鑑賞で感性(インスピレーション)を高める
「TOKYO 美術館 最新2013-2014」えっ、こんな本があるの?、なんて少々吃驚しながらも中身も見ずに勢いで購入。
ここ2年ほどは東京へ行く機会は多かったのですが、セミナー参加が主な目的だったせいか自由時間もなく、暫く美術館に足を運んでいませんでした。(もしかしたら、知らず知らずのうちに私の中の感性が、バージョンアップに必要なアートを求めていたのかもしれません…。)
自宅に戻ってパラパラッと捲っていくと、東京都内だけでこんなにも沢山あるの?という位その数の多さに、羨ましさが込み上げてきます。(わが町浜松では、貧相な美術館がたったひとつだけしかなく、ホントに政令都市なの?と疑心暗鬼に…。)
この本に掲載されている110ヶ所は、明治時代の洋館をそのまま使用している所から近代建築までとにかく建物がお洒落なところが数多く紹介されていて、ずっと眺めていても飽きないため時間が経つのも何処かに飛んでしまいます。
サロンのオープン時に友人から貰ったピカソの絵が切っ掛けで、店内に絵を飾ったり美術館巡りをスタートした訳ですが、美容師としてのキャリアが浅かった頃はどちらかと言うと、技術力の向上一辺倒でした。
技術力の向上 vs 似合わせの感性
私は美容師の修業時代から、日々の営業やトレーニングだけでなく、休日に行なわれる講習会等には積極的に参加して美容技術の向上に努めていました。
しかし、サロンをオープンして3年ぐらいが経ったときでしょうか?、ただ技術力を向上させるだけで良いのか?皆がみんな同じ事を学んでいたのでは差別化に繋がらないのでは?もっと他にやるべきことがあるのではないか?と自問自答するように…。
確かに、美容師にとっては新しい髪型の勉強は必要かもしれません。技術力が優れている美容師さんはゴマンといますが、顧客様の個性を引き出せる美容師さんはごく少数。
そして、いくら流行の最新ヘアスタイルや技術を学んだとしても、ご来店いただいた顧客様にどうフィットさせ素敵な仕上がりにするか?は美容師側の感性次第なワケです。
顧客様ひとり一人の顔形や雰囲気に合わせ、いかに自然な美しさを引き出すか?この感覚的(感性)な部分に関しては教えられて伸びるものではなく、色々な物を見たり聞いたりしながら自らの中に取り入れてバージョンアップしていくしか近道はないのです。
そんな時に思い至ったのが美術館巡り。実際にこの目で様々なアートを鑑賞していくに従って、
「この色とこの色を組み合わせればもっと素敵なヘアカラーの仕上がりになるのではないか?」
「ここにもう少しエッセンスをプラスすれば、ヘアスタイルの仕上がりがグンと良くなるかも?」
「古典的な物でも、少しアレンジを加えれば今風になるかも?」
徐々にではありますが、私の中のインスピレーションの幅が広がって行くのが感じられ、それ以来、その年流行のヘアカタログを元にした技術力アップが2割に対して、美術館巡りや街中での人間ウォッチングやファッション誌による感性アップが8割といった、似合わせの感性に磨きをかけています。
ご来店いただいた顧客様から“ここのサロンに来ると何か違うよね♪”このひと言を掛けていただけるよう日々のトレーニングに全身全霊を傾けながら、今回購入した「TOKYO美術館」に掲載されている110の美術館、私の生きている間に是非全館制覇したいと思います。
美しいと感じる感性、あなたは養っていますか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
【東京都内の110の美術館の紹介だけでなく、注目の企画展から注目の作品、建築様式に至るまで、アートに触れる楽しさが網羅されています。】