MO015 手触りの良さばかりを求めると髪年齢は老化する?

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今日体験したパーマは手触りが凄くシットリしていて、髪が生き返った気がする!

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photo credit: Naomi King via photopin cc

確かにその時はツヤがあって手入れもしやすいかもしれません。しかし、果たしてその手触りがどのくらい持続するのでしょうか?

手触りが良くなれば“髪は傷んでいない”“少しずつ綺麗になっていくハズ”と思い込み、ついつい期待に胸を膨らませてしまいますが、残念ながらいくら手触りが良くなったとしても髪が自分の力で輝き始めない限り、健康な髪は実現しないのです。

 

手触りが良くても美しさが持続せず髪年齢が衰えてしまう理由

私も修業時代は、パーマやヘアカラーの施術時には「保護成分や保湿成分を薬液に調合」したり「持ちが良くなるトリートメントを施術後にプラス」「薬液の塗布の仕方や量を調節」「放置時間」「熱の温度」など、少しでも手触りの良い髪に仕上げるために様々な工夫をいたしましたが全て一過性の成果に終止し、パサついたゴワゴワな髪の再発を繰り返していました。

その後、マイサロンをオープンし「素髪力(自然治癒力)を回復する手当て」に出逢い、健康な髪が蘇る成果がきちっと出ている今だからこそ、手触りの良さを追求するだけではナゼ持続しないかが理解できます。

 

いま髪内部で何が起こりどんな状態になっているか? 本当に必要なものは何か?

私たち人間は、生きるためには無くてはならない空気中の空気を口から取り入れ、体内に蓄えている体重の約80%にも及ぶ生体水、体内から分泌される皮脂とホルモンの力を源として身体の細胞が作られていますが、体の1部である毛髪も全く同じで、これら以外の成分は自然由来でどんな高機能な成分といえど全て異質物と見なされ、髪を傷める老廃物となって最悪の場合空洞化を引き起こしてしまいます。

人間が高熱を出したりお腹を壊して下痢になったりするのは、症状の悪化を防ぐために自らの自然治癒力を働かせているものですが、医療の世界では解熱剤や整腸剤といった薬の力で症状を押さえ込む対症療法が一般的に行なわれ、長期間継続すると抵抗力や免疫力は次第に衰えて病気に立ち向かう体力は低下。

身体に病気や傷の悪化を防ごうとする自然治癒力がある様に、毛髪にもダメージの進行を防ごうとする自然治癒力があるのです。

しかし、現在美容界に於いて一般的に行なわれている、リンスやトリートメント等の整髪料を使用した「傷ついた所を補修して指通りを滑らかにする」手当ては、医療で行なわれている対症療法と同類といえ、一見すると快方に向かっていると思いがちですがいくら繰り返しても一過性の成果に終止して持続しないばかりか、毛髪に備わっている自然治癒力が次第にその力を奪われてツヤとハリは失われ、髪年齢は老化してしまうのです。

あなたは手触りを良くする対症療法を繰り返して髪年齢を老化させていませんか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より