毛髪のアンチエイジング〜“現状維持型”と“未来思考型”のダメージケア

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どちらを選択するかで、あなたの「10年後の髪の未来」は決まります。

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photo credit: niko si  via photopin cc

今から8年ほど前の2005年当時、私は髪のコンディションにある異変を感じ、このまま悪化し続けたら10年後には間違いなく「乾燥や細毛で悩む方が増加する」と考え、ヘッドスパを活用した育毛やダメージケアによるアンチエイジングの研究を、いち早く行ってきました。

 

ダメージケアに存在する“現状維持型”と“未来思考型”

2005年当時に感じた毛髪の異変は「本来、湿気が多くうるおいが満たされる時期に、乾燥の悪化が見られる」ほんの些細な出来事でしたが、生活環境の悪化が急速に進んでいると直ぐにピンときました。

1980年代に大きな話題となった「オゾン層の破壊」が進み、紫外線降射量が増えているのでは?という疑問が現実となっていたのです。

オゾン層に関する近年の動き・フロン規制以後
・1980年の南極オゾンホールは300万km²南極大陸比0.2倍程度であったが、2005年以後の現状では2500-3000万km²大陸比2.2倍程度に達している。
・1980年の世界のオゾン総量を基準に考えた場合、2005年以後の現状では-3%強となっている。(1992-2001のピーク時で-6%)

この出来事以降、それまで10月〜5月までの限られた期間で行っていた乾燥ケアが、1年中必要不可欠になっていったのです。

この生活環境の悪化による毛髪のコンディションの変化をいち早く知ることが出来たのは、トリートメントやセット剤に頼ることなく髪本来の自然治癒力を高めて傷みを癒やし、自らの力で天使の輪が輝くふんわりしなやかでハリ・コシのある毛髪が育つ“未来志向型”のヘアケアを実践してきたお陰と言えます。

もし、当時流行の補修・保湿成分高配合のトリートメントをはじめとする整髪料類(現在では天然由来の油脂成分高配合と謳われている)で髪の傷みを美容成分や配合成分などによる皮膜で覆い隠してしまう“現状維持型”の手当を行っていたとしたら、乾燥による髪のコンディション悪化は感じる事は出来なかったでしょう。

そして、現在に於いても流行が衰える気配の見えない、補修・保湿成分や天然由来の油脂成分高配合のトリートメントをはじめとする整髪料類は、皮膜や油膜で現状の髪ダメージは目立たなくなりますが、時間が経つごとに補修・保湿成分や天然由来の油脂成分が老廃物として蓄積されて毛髪を仮死状態に変えてしまうため、使い続けている限り地肌はベタベタ毛先はバサバサ状態が続き、次第に毛髪が細くなってしまうのです。

“現状維持型”と“未来思考型”どちらを実践するかによって、あなたの10年後の毛髪のコンディションは天と地ほどの差が付いてしまうでしょう。

あなたの行っているヘアケアは「現状維持型」ですか?「未来思考型」ですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より