まさかカユミの原因が、汗の中に繁殖した“カビ”だったなんて?

ここの所、猛暑日が続いたと思ったら局地的に大雨が降るなど、暑さと湿度で身体が疲れてお肌の抵抗力も衰え気味。
特に敏感肌やアトピー性の皮膚炎を抱えているあなたにとっては、体中から吹き出す汗によって起こるとされている“カユミ”と格闘しているのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎:肌のカビ+汗=かゆみ 広島大大学院グループが発表- 毎日jp(毎日新聞)
身体の自然治癒力やお肌の抵抗力の低下とカビの繁殖の関係性
2012年の春から夏にかけては頭皮をはじめとする上半身のみに発症する、カユミを殆ど感じないタイプの「新型水虫(トリコフィトン・トンズランス菌)」、2013年6月の初めに発表された「汗に住みつくカビ(マラセチアグロボーザ)」が原因で、汗をかくとアトピー性皮膚炎の炎症やカユミが悪化するとした記事には正直”またか”と驚かされました。
【アトピー性皮膚炎:肌のカビ+汗=かゆみ 広島大大学院グループが発表- 毎日jp(毎日新聞)】
汗がアレルギーを引き起こすことは分かっていたが、具体的にどの物質が原因かは分かっていなかった。研究グループが人間の汗に含まれる物質を分析したところ、かゆみを起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、カビの一種の「マラセチアグロボーザ」が作り出すたんぱく質が炎症に関わっていたことが分かった。このカビは、健康な人間の皮膚にも存在し、作り出されたたんぱく質は、ごく微量でもアレルギー反応を引き起こすという。
秀教授は「今後、たんぱく質だけを取り除く製品などを開発することで、患者のアトピー性皮膚炎を和らげることが期待できる」と話している。
私は、マラセチアグロボーザが作り出すたんぱく質だけを除去するような対処療法ではなく、元々備わっていた自然治癒力や免疫力の乱れたバランスを整える手当ての方が大切ではないか?と思います。
トリコフィトン・トンズランス菌とマラセチアグロボーザの2つはどちらも「真菌類のカビの一種」ですから、ふつうの石鹸やボディソープでは菌は死なないため、殺菌力があるタイプをチョイスする必要があります。(2012年に対応済み)

人間の皮膚は5層に分かれていて、17種類のミネラルでうるおいを、皮脂腺から分泌される皮脂によってミネラルが蒸発しないよう、保湿しながらバランスを取っています。
正常なお肌ですと、一番表面の角質層が、外部からの「ウィルスや細菌や摩擦」から守ってくれ、二番目の透明層(淡名層)が、余分な水や油を入れないようにする膜で、内部のミネラル分が蒸発しないように守っている場所です。(顔のお肌では有る所と無い所があります)
もし、お肌や身体の洗い方が雑だったり睡眠不足や夏バテでホルモンバランスの乱れで代謝が落ちてしまった…等の影響でお肌の抵抗力や自然治癒力が侵されてしまうと、ウィルスに感染しやすくなるばかりでなく、肌荒れも起こしやすくなり、生まれた肌も不健康なまま成長してしまいます。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より