毛乳頭細胞の培養・移植で「毛包」の再生に成功
今回のこの研究の成果は、脱毛症に悩んでいる方々にとって、明るい未来の灯火となるのではないでしょうか。
脱毛症の治療に未来への明るい希望を抱かせてくれる研究結果
【毛乳頭細胞で毛を再生=立体的な培養法工夫、移植で-脱毛症治療に期待・米英チーム】
毛髪を生み出す組織「毛包」の形成に主要な役割を果たす毛乳頭細胞を成人男性の脱毛症患者の後頭部から採取し、試験管内で立体的に培養した後でヒト皮膚組織に移植したところ毛が生えたと、米コロンビア大と英ダラム大の研究チームが発表した。論文は22日以降に米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
日本では東京理科大の辻孝教授らが昨年4月、毛乳頭細胞と毛包上皮の幹細胞を組み合わせて立体的に培養する方法で、毛包再生に成功したと発表した。コロンビア大などのチームは、毛乳頭細胞だけでも培養方法を工夫すれば毛包を再生でき、近い将来に臨床試験を始められる可能性があると説明している。(2013/10/22-02:07):時事通信
甲状腺ホルモンの分泌異常による「全身禿髪(とくはつ)」、過剰のストレスが原因と言われている「円形脱毛」、身体の機能障害等による「粃糠性脱毛」「びまん性脱毛」「脂漏性脱毛」…等、ひとえに脱毛症といってもその症状や原因は様々。
昨今の脱毛症治療では、ホルモン剤の投与や皮膚移植など副作用や苦痛を伴うケースが大半で実用レベルでは確実に成果を上げるには至っておらず普及には程遠いといえ、もし今回発表されたこの「毛乳頭細胞の培養・移植」の研究が進み、臨床試験で確実な成果を得られるようになれば、脱毛症治療や毛髪再生に未来への明るい希望が広がったと言えます。
この毛乳頭細胞の培養・移植研究が正しい方向に進むことを期待して止みません。
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より