タミフル効かないインフルエンザ 札幌警戒 効く吸入薬、幼児に不向き
2013年末から2014年初頭にかけて流行の兆しが見られていたインフルエンザですが、札幌で「抗インフルエンザ薬のタミフルとラピアクタが効きにくい耐性ウイルスが見つかった」ことを受けて警戒感が広がり、各家庭での予防対策が重要性を帯びています。
手洗い・うがい・マスク着用は家族だけでなく社会のためでもある
美しさ維持というと、とかく化粧品やサプリメントによるお手入ればかりを想像しがちですが、一番欠かせないのは「あなた自身の健康管理」。すなわち、様々な病気を未然に防ぐ日々の予防対策による“健康な体づくり”が、美しさを育てる基本になっているのは言うまでもありません。
今回、下記のようなニュースを目にすると、各家庭における予防対策が今後ますます重要になるのは明白です。
【タミフル効かないインフルエンザ 札幌警戒 効く吸入薬、幼児に不向き】
(01/08 06:00、01/08 10:33 更新:北海道新聞)
札幌市内の医療機関を昨年11~12月に受診したインフルエンザ患者6人から、抗インフルエンザ薬のタミフルとラピアクタが効きにくい耐性ウイルスが見つかった問題で、市民に7日、警戒感が広がった。札幌市中央区の円山ため小児科は7日、インフルエンザの予防接種に訪れる親子連れで混み合った。小学生の息子に付き添った同市中央区のパート女性(44)は「薬が効かないなんて不安」と表情を曇らせる。
息子は以前、インフルエンザにかかり、吸入薬のリレンザを服薬したが、「うまく吸えず効き目がなかった」という。抗インフルエンザ薬のリレンザとイナビルは、今回の耐性ウイルスにも効果があるとされる。ただ、どちらも粉末を専用の吸入器で吸い込むタイプ。確実に吸い込むのが難しく、一部の製薬会社は4歳以下の使用を勧めていない。
同小児科は4歳以下の患者には、基本的にタミフルの処方を続ける方針。耐性ウイルスは2009年に新型インフルエンザとして流行したH1N1型とされるが、多米淳院長は「H1N1型の患者すべてに、タミフルが効かないと決まったわけではない」と話す。
耐性ウイルスを確認した国立感染症研究所(東京)には、全国から耐性の可能性のある検体が送られており、まず札幌分から解析が進められたとみられる。札幌市保健所によると、同研究所は順次、全国の検体の解析を進める見通し。
道は「ウイルスが札幌市外にも広がっている可能性がある」と警戒。道立衛生研究所(札幌)は、日常的に行っている全道のインフルエンザ患者の検体検査で、耐性ウイルスが疑われる場合は国立感染症研究所に送り、詳しく解析する方針。さらに、道のHPを通じて、7日から医療機関に対し、耐性が疑われる場合にはリレンザなどの使用を考慮するよう呼び掛けを始めた。
◆札幌医大・藤井名誉 通常の予防法徹底を
6人から同様のウイルスが確認されたことは、ウイルスの感染力の強さをうかがわせる。札幌市内だけではなく、道内に感染が広がる可能性は十分あるだろう。
発熱など体調が思わしくないと感じたら、早期に医療機関を受診することが重要だ。
耐性ウイルスに対し、リレンザ、イナビルの効果は確認されている。だが、インフルエンザが重症化して肺炎を発症した場合などは、この二つの薬の効能は非常に低くなってしまう。受診遅れで重症化すると、影響が大きいことに留意してほしい。
耐性ウイルスとはいえ、通常のウイルスに比べて、症状が特段重篤になるとは言えない。いたずらに恐れる必要はない。予防法も手洗いやうがいの徹底、マスクの着用など通常と同じだ。
予防接種の効果も変わらないので、早めに接種した方がいい。
今後の生活環境の悪化を考えると、これからますます「抗耐性のウィルスは増える」ことが予想されますから、ウィルスに感染しない予防対策「各家庭でのウィルス殺菌できる予防法の備え」が、美と健康維持において最重要課題になってきます。
「わたしは人が集まる所には行かないから伝染らないだろう」「自分一人位うがい・手洗い・マスク着用を怠ったとしても被害が大きくなる訳でもないし」このように安易に考えているあなたが一番危険です。ウイルスの予防対策は、あなた自身や家族のためだけではなく、“社会全体のためでもある”ことを肝に銘じてほしい。
一人の軽率な行動が、感染を急速に拡大させる火種になってしまうのですから。
あなたの家庭ではインフルエンザウィルスを殺菌できる予防法を備えていますか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より