「トクホ飲料」を飲めば脂肪の吸収を抑えてくれるから、肉料理や揚げ物を少しくらい食べ過ぎても良いか!?

とかく人間は誘惑に弱い生き物で、「トクホ飲料」を飲めば脂肪の吸収を抑えてくれる!簡単・便利なものにはスグ飛びついてしまい、肉料理や揚げ物を少しくらい食べ過ぎても良いか!?と気が緩み後から後悔してしまう習慣があるようです。
ただ、私はこれまで「トクホ飲料」を飲んだことは1度もありません。その「トクホ飲料」1本を購入するお金ぶん、食事での摂取量を減らしたほうが余程健康のためになるのでは?と考えているからです。
トクホへの過信が健康を破綻に追い込む
「脂肪の吸収を抑える、糖の吸収を穏やかにする」確かに、「トクホ飲料」のCMで訴えている効果はとても魅力的ですが、その効果を過信しすぎたゆえに健康を害してしまっては、何のためのトクホなのでしょうか?
トクホの許可品目数は今年2月末時点で1101。11年末と比べ1割以上増加し、中でも血糖値や中性脂肪・体脂肪に関連した許可品目が大きく増えている。
再び盛り上がるトクホだが、問題点もある。国民生活センターに寄せられる消費者からの相談には、「『1年間飲んでいるのに血圧が下がらない』など、トクホの効果に関するものも多い」(相談情報部の伊藤汐里氏)。
「消費者がトクホをまだ正しく摂取できていない」と指摘するのは、国立健康・栄養研究所健康食品情報研究室の千葉剛室長だ。「商品のキャッチコピーに目を奪われ、摂取時に必要な量、摂取の仕方がよく見られていない傾向がある」(千葉氏)。
私たち人間が健康を維持していくためには、「食事」「運動」「睡眠」の3大要素が最も大切なわけで、どんなにトクホの効果が優れていたとしても、過信しすぎると健康破綻に追い込まれる恐れがあることから、サプリメントと同様にあくまで補助的な役割として考えていく必要があるのではないでしょうか。
医療費の抑制を目指すなら「病気にならないための予防学」
さらに今現在、国が考えている医療関係の政策は、健康被害の拡大が起こりそうなかなり危険なものといえます。
現在、保健効果をPRできる「機能性表示」が認められているのは、トクホとサプリメントなど栄養機能食品のみ。それを一般食品でも国の審査なしで表示できるようにする方向で、議論が進んでいる。早ければ14年度中にも実施する見通しだ。政府は規制緩和によって、健康食品市場を拡大し、医療費の抑制につなげようとしている。
一般食品でも機能性表示ができるようになれば、食品メーカーにとっては追い風になる。一方で、トクホと同じような効果を宣伝する商品が乱立し、消費者は正確に判断できなくなる可能性がある。
トクホ飲料の政策も含め「病気になってから、さぁどうしましょう?」みたいな対症療法的な考え方ではいつまで経っても医療費の抑制は夢物語になってしまう可能性は大だと、私は思います。
病気にならないためにはどんな食事や生活習慣がベストなのか?といった予防学が大切だと私は考えます!
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より
本日のエントリーの参照サイト
飲料メーカー続々参戦、過熱トクホに迫る試練 | 週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
健康への過信 – 効果効能に期待する余り、トクホ系飲料水を飲み過ぎていませんか? | おとなキレイ向上委員会
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