トマトが赤くなると医者が青くなる!
こんなコトワザもあるように、トマトは胃腸などの消化器官の働きを整える効用に優れ脂肪の消化を助ける作用もありますから、1日に1〜2個は食べたいところです。
そして、できる限り栄養価が高くおいしいトマトを食すためにも、選ぶ時のコツや長く楽しむための保存法を学ぶ必要があります。
トマトを19種食べ比べて学んだ大切なこと8選
昨日のエントリー » 便秘の改善に役立つトマトを19種食べ比べて学んだ大切なこと8選では、「トマトの基礎知識」「トマトの原産国と歴史」「トマトの旬」「トマトの主要産地(国内)」の4つについて紹介いたしました。
今回は残りの4つ、「トマトの栄養分」「トマトの分類」「トマトの選び方」「トマトの保存方法」についてお届けいたします。
トマトの栄養分
漢方の陰陽論では、「体を冷やす陰性食品」で利尿作用が強いので、食べ過ぎに注意。
体を温める「塩」をトマトジュースに加えたり、トマトに熱を加えて料理する工夫を。
クエン酸・リンゴ酸・酒石酸・コハク酸などの有機酸:胃液の分泌を促進して脂肪の消化を促す
ビタミンC:抗ガン作用、老化防止作用
ビタミンA:免疫力の向上
リコピン:トマトの赤色色素ベータカロテンよりも抗酸化作用が強く熱に強い。ガンや動脈硬化予防
ペクチン:水溶性食物繊維、血液中のコレステロール値を下げる
カリウム:高血圧予防、むくみ予防
トマトの分類
近年、生産農家の間では品種改良が積極的に行われており、現在は下記の6つに分けられています。
ファーストトマト:以前の高品質トマトの代表格、甘味がありゼリー部は少なく、果肉部分が多く肉質はしっかりタイプ
桃太郎:近年の中心的トマト、糖度も高く酸味のバランスも良い完熟トマトの代名詞
中玉(ミディ)トマト:最近出回り始めたタイプ、色も良くジューシーで食べきりサイズが人気です
ミニトマト:一口サイズのミニトマト、赤色のほかにも黄色やオレンジ色も発売中
調理用トマト:加熱処理をすると甘味と旨味が引き出される、肉質がしっかりしていて形が崩れにくい
加工用トマト:ジュース用に改良されたタイプ、果皮が割れにくくヘタが取れやすい、リコペン含有量が数倍高い
トマトの選び方
おいしいトマトを選ぶためには、6つのポイントがあります。
丸く、かたくしまっていて重たい
赤くツヤがあり、均等に色づいている
ヘタが緑色でピンとしている
ヘタ周辺がひび割れていない
とんがり部分に星状の筋が入っている(おいしい)
白い斑点(果点)がない
トマトの保存方法
トマトの原産は南米ですから、熱いところを好みます。冷やし過ぎは味が落ちますから要注意。
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に。(2〜3日まで)
青みの残っているものは常温において追熟
長期保存はそのまま冷凍する(取り出して水に浸けておくと皮がつるっとむける)
まだまだ日本では、トマトは付け合せに使用することが多いかと思います。が、おでんやお鍋にダシと一緒に煮込んだ料理は甘味と旨味がアップしてヘルシーで女性に人気があるそうです。
マイブームは、輪切りにしたトマトをオリーブオイルで炒め、ピザ用チーズを掛けて食べるメニューを良くやります。
これから夏本番に向けては、熱を入れて甘みを引き出す調理がオススメです♪
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より