QA005 パーマやヘアカラー時の鼻にツンとくる臭い、何とかなりませんか?

パーマやカラーの薬液の臭いで気分が悪くなってしまいます!

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パーマでウェーブやカールを楽しんだり、ヘアカラーで色を変えたり、色んなヘアスタイルを楽しみたいのですが、施術する時の薬液の臭いがどうしても鼻について我慢できず、施術の途中や終わった後に必ずといっていい程、気分が悪くなってしまいます。

 

イヤな臭いを香料で抑えるのではなく元から消臭しなければ解消しない

顧客様にとっては鼻につく嫌な臭いでも、2年、3年と同じ環境で施術を繰り返している美容師さんは臭いに慣れてしまうため、店内の臭いに対しても鈍感になってしまうのです。

 

薬剤の臭いと香料は同居している

パーマやヘアカラーなど、1剤と2剤を混合するタイプの多くは、香料を入れる事で薬剤のアンモニア臭を抑えるよう薬剤の中にあらかじめ同居させています。

一旦、薬剤が髪の中に入ると化学反応により臭いを抑えていた香料のカプセルが弾け、気体となって髪から空気中に放出された時に顧客様の鼻に刺激臭となって届くのです。

そして、体質的に香りに敏感なタイプの人ほどアンモニア臭を感じやすく、ごく少数ですが全く感じないタイプの方もいらっしゃいます。

 

パーマやヘアカラー直後よりご自宅でのシャンプー後の方が臭う

パーマやヘアカラー後には、リンスやトリートメントに配合されている香料が髪の中に入り、残留している薬剤の臭いを包み込んでくれます。

しかし、ご自宅でシャンプーすると主成分の洗浄剤が香料の膜を破り、薬剤の残留臭とともに髪の外に出てくるため、お湯の熱気に乗って“フワッ”と臭うのです。

そして、パーマやヘアカラーに使用する薬剤を有名メーカーや香りの良さで選び、消臭するための創意工夫をしていない美容院ほど、店内に入った瞬間、薬剤の嫌な臭いが充満

顧客様の安全・安心を第一に考えている美容院は、鼻につく嫌なアンモニア臭を解消するよう、施術前・中・後の3段階で薬剤の臭いの元を無効化するだけでなく、髪の中に残留しがちな薬剤を限りなくゼロに近づけるように創意工夫された、肌荒れを予防する手当てを実践しているものなのです。

施術中より自宅でのシャンプー後に臭いを強く感じるパーマやヘアカラー程、髪が傷んでいる事をご存知ですか?

おとなキレイ·サポーター 田中和義 より