「天然成分をタップリ使っているヘアカラー剤だから敏感な肌にも安心」は本当?
寒さが厳しくなり、空気の乾燥をひしひしと感じ始めるにつれ、「ヘアカラーによる肌荒れ」の相談が増加。
今週だけで既に、4人の方からの相談を受けました。
ヘアカラー剤による肌荒れを防ぐ「安全安心の条件」
ヘアカラー剤による肌荒れを防ぎたい!とお考えのあなたは、天然成分や植物成分をタップリ使っているヘアカラー剤なら安全と思っていませんか?
肌荒れ予防で大切なのは「使用する薬剤にどんな成分を使用しているか?」よりも、あなた自身が「どんな物質や成分に反応して肌荒れを起こしてしまうか?」といった肌荒れの背景を知ることにあります。
ヘナを始めとする植物性や天然成分のヘアカラーも100%安全ではない
「美容師さんにヘナだったら肌荒れしませんよ!と言われた」「天然成分をタップリ使っているヘアカラー剤だから敏感な肌にも安心」このような言葉を信じ、天然成分や植物成分をふんだんに使っているカラー剤で染めたにも関わらず、肌が赤くなったり湿疹やフケが出たり、お肌が炎症を起こしてしまうトラブルが跡を絶ちません。
言い換えれば、「植物性や天然成分のヘアカラーといえども100%安全な物は無い!」ということです。
このような肌荒れから防ぐためには、あなたが過去に「どのような成分に対して肌荒れやアレルギーの反応を示したか?」にあります。
もしあなたが、花粉症を抱えているのならば植物の成分(ヘナや草木染め)に反応する可能性があります。同様に、カラー剤の成分のジアミンによるアレルギーはアルカリカラーに反応する恐れが、タンパク質のアレルギーを抱えているのなら、タンパク質配合のカラートリートメントに反応する恐れがあるなど、あなた自身が「どんな物質や成分に反応して肌荒れを起こしてしまうか?」を知っておくことが大切です。
そして、ほんの少しなら大丈夫だろう?という安易な考えは、そば(ルチン)やエビ・カニ(キトサン)等で起こるアナフィラキシーショックと同様に、死を招く危険性もあるということを頭の片隅に入れておいてください。
あなたは100%安全とは言えない植物性や天然成分にこだわって、肌荒れの不安に苦しみますか?
おとなキレイ·サポーター 田中和義 より